不思議な虎模様

虎竹ランチボックス


この虎竹の模様はどうですろうか?不思議な事に、たった1.5キロくらいの間口のこの細長い虎竹の里でしか成育しない竹ながです。他の土地に植え替えても、この虎模様が出なくて、世界的植物学者の牧野富太郎博士を記念して作られた高知市五台山にある牧野植物園にも移植しちょりますが、なかなか美しい虎竹にはなってないのです。


何ちゃあない、自分らあは生まれた時から竹には模様があるものやと、ずっと思いよりました。けんど、同じ四角いランチボックスを作るとしても、なるほど...白竹で作るのと虎竹で作るのとでは出来映えが全然違うちや。いえいえ、どっちがエイという事ではないがです。これは、好みですきに、ただ、まったく違う表情になるというぜよ。竹の雰囲気で、まるで別の商品を見ゆうようですきに。


わざわざ海を越えて、イギリスからテレビ局が取材に来た言うても、


「ええっ?ABC?......ちがう。BBC...?」


「どっちも知らんちや」


「わしゃあ、RKC(高知放送)しか知らん」


と、言うて当時はピンと来なかったいうのが正直なところやったです。あれから20数年たってからです。ようやく、ああなるほどと思うようになったがです。ここ安和の虎竹の里にしかない不思議な竹やったら遠く外国からでもやって来てでも、一度見たいと言う気持ちは、こじゃんと分かるようになったがぜよ。


鰻漁

うなぎうけ


「鰻漁」など言うたら、びっくと大袈裟ですけんど、自分の小さい頃にはあぜ道の脇に流れる小さな小川にも鰻が結構おりました。だから、鰻の稚魚であるシラス鰻が激減しちゅう今から考えたら、まっこと、ちょっとした「漁」というほど鰻が捕れる事もあったがです。鰻はウケと呼ばれる竹製の筒にミミズなどエサを入れちょいて夕方に仕掛けに行くがです。よく観察して、ちょっと経験を積んだらどんな川にも、川底に鰻の通りそうな鰻の通り道がある事が分かります。


「ああ、この辺りやにゃあ...(ニヤリ)」


目星をつけたところにウケを沈めて流されないように石の重しをしたら完了。あとは、次の日の早朝が勝負ぜよ!沈めたウケを、ひとつ、ひとつ上げていくがですが、持ち上げて水をザザッーーーーーーーと流した瞬間に大漁か、そうでないかが分かります(^^)水が竹編みの隙間から流れ出た後にもズシリとした重さがあったら、大漁ぞね。多い時には1本のウケに10数匹も入っちゅう事もあったがやきに。


まっこと自分の小さい頃、鰻の捕り方を教えてくれるあたたかな大人達と豊かな自然に囲まれた宝石のような時間の思い出やにゃあ。今は使うこともない鰻筌(うなぎうけ)を大事に持っちゅうのも、この頃の事を、思い出したいからかも知れんちや。


大根ダイエット?

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大根足と言うのは聞いた事がありますけんど、大根ダイエット......?こりゃあ、あんまり聞いた事がないぜよ。けんど、美味しい大根おろしが出来る竹製鬼おろしを掲載して頂いた雑誌「生大根ダイエット」という本を読みよりましたら、大根のこじゃんと(とても)凄い効能があるようながです!


第一のポイントは大根を生で食べるいう事みたいぞね。なぜかというと、ダイエットに有効という栄養素は熱を加えると無くなってしまうそうながです。大根の辛み成分に含まれる「イソチオシアネート」は熱に弱く、すりおろしたり、細かく切り刻むことにより分解酵素ミロシナーゼとまざって生成されるそう。


つまり、大根おろしとして大根を食べるといのが、イソチオシアネートを摂取する最適の方法のようぞね。まっこと(本当に)考えた事もなかったですけんど、美味しくいただけてしかも、健康的にダイエット効果まであるしたらこりゃあ、鬼おろしでシャキシャキの大根おろしを色々な料理に応用して食べたいちや。雑誌「生大根ダイエット」には大根おろしを使う料理が何と100種類ものレシピも掲載されちゅう!ちょうど夏にむけてダイエットを考えられている方も多い時期。大根おろしを毎日のお料理に取り入れられたら、いかがですろうか?いやいや、昔から愛されちゅう食べ物というのは、やっぱりエイもんやと今回も改めて思うたがです。


竹カトラリー

竹カトラリー


この竹カトラリーは、びっくと(少し)違いますぞね。肉厚で良質な竹を厳選して、薄く薄く竹表皮を剥いでできるだけ表皮に近い部分を使うて加工しているのです。どうしやろうか?竹は表皮に近いほど繊維がつんで強度があるのです。竹表皮を薄く剥ぐことを「磨き」と言うますが、この磨き工程が手間で熟練の職人さんしか出来ない手業でもあるがです。


竹カレースプーンを手にしてみます。おおっ!肉厚で持ちやすく、少し感動すら覚えるがです。お腹が減ってくる、カレーライスを食べたくなりますちや。手にもった感触が、またエイ。竹ならではの温もりと優しさを感じますし、口あたりが気持ちがエイ。家族で楽しく囲む食卓やったらやっぱりこんな品質でお届けしたいにゃあ。極上竹カトラリーには、こんな思いがこもっています。


竹編みの太陽

竹かご底編み


光輝く太陽を表しちゅうがやろうか?何か見方によったら、そんな風にも見える竹籠の底編み。まず、こうやって底の部分だけいくつも編み込んでおいてから、竹ひごを内側に立ち上げて深さのある水切りかごに仕上げていくがです。


ほんの数十年前までは、こんな竹製品が台所にはいっぱいあってから野菜であったり、食器であったりいろいろな水切りに使われて生活の一部やった竹かご。生活様式の変化や新素材の登場で急速に姿を消して、気が付いたらあれだけ沢山いたと思う職人さんも少なくなって、まっこと技の継承の糸というのはいちど切れてしもうたら難しいにゃあと思う事もあるがです。だから、もちろん明るい事ばっかりではありませんけんど、まあ、この職人さんの目の覚めるような竹編みの技、一度ご覧になっとうせ。



竹を編むことでも極めたら、こんなスピードで人を感動させるほど凄いがです。まだまだこんな職人さんが元気でおられる事を思うたら、あの竹籠の底編みがますます太陽の輝きのように見えてきましたぞね。


続・竹ビアグラスの職人技

竹ビアグラス職人


竹ビアグラスの仕上げ。「この竹グラスには、何を塗っていますか?」竹ビアグラスを手にしたお客様から聞かれる事があるがです。手触りはツルツル。持ってみて照明の具合によったら美しい光沢もある。なるほど、なにか塗料を使っていると思われるようです。けんど、実は竹ビアグラスは塗装なし。手削りのあと、まだ粗い竹表面を職人さんが丁寧に磨いて仕上げちゅうがです。


竹グラス用ペーパー


仕事ぶりを見よりましたら、いかにも簡単そうに竹をグラインダーに当てて磨いてますが、この磨きの機械へのあてがい方にも微妙な力加減があるようながです。そして、これも凄いがですが、機械の奥にはグラインダーに使うベルトが何本も用意されちょって、磨きの工程により付け替え、これだけ綺麗な竹ビアグラスが完成するのです。ベルトによっては触ってもザラザラ感がありません。最後はこんなベルトで竹をなぞるがやにゃあ......。竹を一番綺麗にみせてお客様のところに届けたいという職人の心意気を感じるちや。


竹ビアグラスの職人技

竹ビアグラス


暑くなってきたらビール!んな方も少なくないがではないですろうか?特に、今年も節電の夏と言われよります。抑えめのエアコンで汗を沢山かいてのどもカラカラになっちゅう。仕事が終わったら、さっそく一杯...グビッグビッと。さて、そんなあたなに。


竹のビアグラスをご存じですろうか?竹は皆様ご存じのように中が空洞になっちょって、そのままコップとして使う事ができますが、長くご愛用頂けるように炭化加工などして表皮を削り、形を整えていくがですが、なんとこの削り出し加工は全て熟練職人の手業ながです。高速回転する竹材にノミのような刃物をあてて、手の感触でひとつ、ひとつ加工していきます。


竹グラス


実は竹は丸くはありません。少し楕円形だったり微妙に違うがです。同じ大きさの竹もありません。硬さも違う。そんな自然素材を同じ均一の竹ビアグラスに加工するには、長年培った職人の手ほど正確なものはないがです。一個、又一個。出来上がる竹ビアグラスをみながらただ、ただ、見とれるばかりぜよ。


ああ、青春時代

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遠く広島から、しまなみ街道を通り、大きなバスでお越しいただいた皆様がおられましたぞね。一体どういう集まりの方々かといいますと、会社を定年退職されたり方やお家の仕事や農業をしながら空いた時間を見つけては手作りの品々を創作され、楽しまれている皆様やったがです。小さい頃には、野山で遊んだ体験を持たれる方ばかり、とうぜん手作りというたら加工しやくす身近な素材である竹は真っ先に思い浮かびます。そこで、竹細工を習いながらあれこれ作品作りをされている中で日本唯一の虎竹の事も知っていただくようになり、関心が高まって、こうしてわざわざ竹虎まで揃ってお越しいただいたのです。


工場見学をしていただき、虎竹はじめ黒竹などもご覧いただきましたが、やはりこんなに大量の竹にふれる機会というのは人生経験豊富な皆様であっても、ほとんど無いかと思われますきに。まっこと(本当に)ビックリされちょりました。けんど、竹の事になったらいろいろ質問いただくし、竹作家の作品をものすごく熱心に眺められゆうし、一人、一人の楽しそうな表情やしぐさを拝見させてもろうたら今が青春真っ盛りのようですちや。年齢と若さとは、関係ないがぞね。元気に働く竹虎の内職のおばあちゃんらあも皆さんイキイキしちょります。まっこと(本当に)ああ、青春時代ぜよ。

もちろん国産、竹虎の竹皮草履

竹皮スリッパ木型


竹皮草履はお値段的にも、こじゃんと(とても)お求めやすくしちょりますので、たまに海外で作られた物と間違える程なんですが、昔ながらの熟練の職人さんによる全て手作り、材料から何から全て国産の履き物なのです。ひとつの決まった型にプレスするのではなくひとつ、ひとつ竹皮草履職人の手業で形をととのえ、編み込み、仕上げていきますので多少大きさや形が違うことがあります。それぞれの職人によって手のクセもあり、同じ竹皮草履でも微妙に差があるのも手作りならではの事。


けれど、手編みで形を整えることによって、一番よいことは、その履き心地ぞね。型押ししないので竹皮編みの本来の足裏への刺激があり、一度履いたら止められない、病みつきと言われる竹虎の竹皮草履ならではの独特の感触の秘密はここにあるがです。


ただ、底付きの竹皮スリッパに仕上げる場合には、専用の木型で上から圧力をかけて形を整えることがあるのです。もちろん強力な機械などではなく、当然自動化されたものでもなく、女性の社員でも、ギュギュ......と、締められるほどのお手製の道具。この道具もネジ部分からハンドルから鉄工所のオジサンに頭を下げて、あれこれ相談しながら何度も失敗して今の形になったそんな思いのいっぱいある機械ぜよ。おっと、少し話しが横道にそれましたけんど、この機械に、はめ込んで軽く形を整えることにより、EVAスポンジが綺麗に貼り付けられるようになります。しかし、まあ、こうして改めて考えたら、まっこと(本当に)ローテク手仕事に次ぐ手仕事の連続ぞね。


日本一の竹楊枝

竹職人


この竹楊枝は違いますぞね。楊枝と一口に言いますが、よく市販されよります木製の楊枝と竹楊枝はあんまり一緒にして欲しくないと思うちゅうがです。竹は表皮に近い部分ほど繊維が細かくつんでいて強いのです。だから、竹楊枝は竹表皮部分を使います。簡単に先がつぶれたりしないので歯の間にスッと入って、とにかく使い勝手がエイ。


「これが、日本一だね。」


普通は寡黙な職人さんの言葉は重みがありますぞね。そして、驚くのは材料が沢山いることなんです。竹表皮部分だけを加工して厚い身の部分は使用していないので、「これだけの材料で、これしか出来ないの?」想像以上の竹材に、まっこと(本当に)ビックリ!けんど、こうやって竹材を使うことが竹林の保全にも役立ち、竹を手入れする職人さん、伐り出す職人さんの技の保全にもつながっているのです。


竹楊枝用金具


一定の幅に粗割した竹を、2本の細い竹ヒゴにしていくのがこの小さな穴の開いた金具。先端に2つの穴が開いてますがここを竹材が通ることにより、丸い竹ヒゴが作りだされれます。こうやって製造された竹楊枝を毎日のご家庭で、店舗でどんどん使うていただけるようになったらエイにゃあ。


竹の素晴らしいところですが、筍の季節になるとドンドンと生えてきてたった3ヶ月で親竹と同じ大きさに成長する竹なので、いくら、伐っても伐っても材料が枯渇するなどと言う心配は皆無ぞね。豊富にある竹資源をフルに活用して使いやすく、簡単に折れたりしない竹爪楊枝や竹串に製造していく。日本国中で竹林の活用が進まず、里山保全など荒廃竹林が問題となっている中で、ささやかではありますけんど、こんな竹の利用方法もあるのです。日本の爪楊枝が国産竹を使った竹楊枝に変わったら、出番の少ない竹たちにも笑顔が戻ってくらあせんろうか?


竹を信じちょります。

竹虎四代目


自分たちの笑顔はどこを向いちゅうろうか?ちゃんと届きよりますろうか?これから夏に向かって竹はますます皆様の生活のお役にたてる、活躍できる、一年の間でも一番のそんな季節になってきます。


竹虎では1985年から「21世紀は竹の時代」と言うてました。たった3ヶ月で親竹と同じ高さの見上げるような竹に成長することは、実は、虎竹に虎の模様が自然に着くことと同じようにずっと子供の時から当たり前やと、別に不思議にも思わず来ましたけんど、どうやら、そんなに早いスピードで大きくなる植物は他にないようです。


環境問題がますます叫ばれるようになってきて、継続利用することができる唯一の自然からの贈り物ではないろうか?そんな事に気づきはじめてから早くも30年近い月日が流れちょります。自分の力不足を毎日痛感しながら、もっと竹を通して笑顔が沢山生まれるように、自分のできることを力いっぱいに、竹のように真っ直ぐに、竹のようにしなやかに、竹が地下茎でそれぞれの竹とつながっているように、手をとりあって人」と「竹」で「笑」になる。竹を信じちょります。


親子三代の手提げかご

白竹八ツ目手提げかご


この白竹八ツ目手提げかごはモダンでもあり、懐かしくもあって、ご覧になられる方の見方によっては感じ方の色々とある手提げ籠かも知れませんぞね。白竹の美しいこの手提げを初めてご覧になられた若い方は、今までにない新鮮さを覚えられるのか「お洒落な竹籠ですね」と言われますし、また、当社の古くからの常連のお客様は「もう30年近く前に買って竹が飴色になってますよ」と言うてくれるがです。


古くて新しい手提げかご。親子二代に渡ってご愛用いただけますと言うてきましたが、いやいや、大事に使ってもらえたら親子三代、十分にお使いいただける丈夫さです。自分のおばあさんが買い物に持って行った手提げと思うたら、こりゃあ、もう愛着がわくどころではないですろう。長く長くご愛用いただける竹手提げだけに、完成度の高い竹籠を編み込める職人さんは少なくて、コツコツひとつづつ手作りでいつもお客様にはお待ちいただく事も多いのですが、お待ちいただくだけの事は絶対にある、価値のある日本の逸品やと思うちゅうがです。


洗濯籠として帰ってきた

竹籠


昨日はカマドの灰を畑にまくという話をしましたけんど、もともとは、この竹籠も小脇に抱えて畑の畝沿いに歩きながら肥料をまく時に使われよった物ながです。丸形でなくて楕円形というのも、小脇に抱えやすいように自然とこんな形になったがです。「こりゃあ、まっことちや」(ああ、本当だね)実際に小脇に持ってもらうと本当に納得なのです。持ちやすさが全然違う。これなら広い畑を長時間歩きながらでも、ずっと持って行けそうな感じです。


けんど、この楕円の形や優しいカーブの深さなど、こりゃあ、洗濯籠として脱衣場にあったら使い勝手も良さそうなし、何というたち竹がある生活で、潤いを感じてもらえるのではないやろうか?そう考えて洗濯かごとしてご提案させていただいちょります。そうそう、けんど、本来の使い方と現代の使い方とは結構違うちゅう竹籠や結構ありますぞね。


竹炭とガーデニング

竹炭園芸用


ガーデニングをやられている方はおられませんろうか?休日に土いじりも実はなかなか面白いものながです。プランターなど使うたら手軽に好きな花を咲かせてみたりできて、ベランダなど、ちょっとしたスペースでも楽しめるきエイがです。家庭菜園というたら少し広めの庭など必要かと思いよりましたら、いつかテレビで放映されていたのはマンションでプランターを使うてプチトマトやほうれん草でしたか野菜づくりをされて、そのまま自家栽培の野菜サラダを美味しくいただいてました。まっこと(本当に)色々な方がおられるのだなあと、感心して観たことやったです。


竹炭粒


さて、そこで竹炭園芸用の登場ながです。ええっ?竹炭なんかガーデニングや家庭菜園と何か関係あるの?そう思われる方も多いと思うがですが、実は土壌に対して10%程度の竹炭を混ぜることによって土質の向上ができるがです。ご存じのように、竹炭には電子顕微鏡にみないと分からないような小さい、小さい穴が無数にありますきに。土壌の通気性、水持ちが良くなると共に、竹炭のミネラル分が植物を元気にしてくれるがです。


そう言うたら小さい頃には近所の農家さんは、畑にカマドの灰などをまいていたのを思いだします。成長スピードの、こじゃんと早い生命力のたくましい竹が炭になって、今度は別の花や野菜の成長を助けるとは不思議なものやと思うちょります。


清々しいトイレ

白竹


美味しい料理でお客様をもてなすことに秀でた店舗は、トレイにもスキがないと思うがです。ここのトイレなども、まさにそう。入った瞬間に心が洗われると言うたら、少し大げさですけんど、ヒンヤリとした心地よい空気もさることながら一定間隔に割って壁に張りつめた美しい白竹が目にも鮮やかで、清潔感を、こじゃんと(とても)感じさせてくれよります。いやいやまっこと、清々しい気持ちになってくるがです。


壁に白竹をあしらい、手洗い場の流し部分には黒竹をスノコにして並べています。蛇口の水が飛び散らずに使い勝手がエイのです!こうやって竹をあちこちに設えるだけで、人里離れた庵であっても、大都会の高層ビルにあるお店であっても、同じような落ち着きとくつろぎを醸し出してくれますので、竹の持つ力というのは、いつもながら改めて凄いにゃあと感心してしまうちや。


雑誌「家庭画報」掲載いただきましたぞね

家庭画報


雑誌「家庭画報」さんは、まっこと凄い本ですちや。毎号本屋さんから届けもらっているのですが、写真から漂う上品な気品、美しさには毎回うっとりする程です。見ているだけでワクワク楽しくなってきますきに、大好きな本のひとつながですが、この夏も、この家庭画報さんのインテリアグッズ通販に竹虎のこだわり商品が数点掲載いただいちょります。


日本唯一の虎竹を使いました虎竹縁台、玄関が料亭のようになったとご感想もいただく黒竹玄関すのこ、国産天然竹皮で熟練職人が編み上げた竹皮スリッパなどなど、そして今回はじめて通販でご紹介させていただいたオブジェにもなりそうなデザインの虎竹スツール。自分たちが毎号楽しみにしちょります雑誌さんからこうやってお声をかけてもろうてお取り扱いいただけるのは、こじゃんと光栄な事ですろう。


けんど、雑誌に載せていただくと言う事は、こじゃんと嬉しい事ながですちや。虎竹の里には本屋さんはありませんけんど、全国どこに行っても本屋さんはありますので出かけたついでに書店で並んじゅう雑誌を見つけてはニヤニヤしゆうがです。知らない人が見たら気味ワルう思うかも知れませんぞね。


懐かしのラフォーレ琵琶湖

びわ湖放送


日本唯一の虎竹にはイギリスのBBC放送が取材に来ちょりましたが、日本のBBC放送というたら知っちょりますろうか?あんまりご存じないかも知れません滋賀のびわ湖放送ぞね!実は先日すこし訳があってこの、びわ湖放送に訳あってチラリと出演させてもろうちょりました。そもそも収録開始時間が夜遅い時間。田舎のワシらあは、そろそろお風呂に入って寝ようかにゃあ、というような時刻。リハーサルもしっかりあってから終了したら、真夜中とまではいきませんけんど、遅い時間となって慣れないスタジオで、こじゃんと(とても)疲れましたちや。毎回こうやって番組制作されゆうがですね。まっこと(本当に)お疲れ様です。


さて、そんな中で、なんと、ご一緒させてもろうたのはパネルを持ってPRに来られていた美しい琵琶湖湖畔にあるラフォーレ琵琶湖さんちや。ラフォーレ琵琶湖さんと言いますと、何を隠そう2001年の10月に大阪産業創造館さん主催の勉強会が開催された場所がここやったがです。そして、この勉強会で竹虎の大きな転機があったがやき、もう10数年前の事ですが忘れられない場所ながですぞね。


しかし、たまたま、又此処でお会いするという事は、近い将来、何かがあるかも知れんぜよ。そうそう、初めてお坊さんに間違えられたのもこのラフォーレ琵琶湖さんやったにゃあ。作務衣に坊主頭やきに仕方ないと言うたら仕方ないけんど、あの時にはビックリしたちや...。琵琶湖の美しい夕日の中を、気持ちのエイ秋風か頬を吹きぬけていった感触。今でもハッキリ覚えちょりますき不思議なものながです。


竹は山で想っている

白竹麻の葉脱衣かご


この白竹麻の葉脱衣かごは文字どおり白竹で編まれちょりますので、虎竹とは素材は違いますけんど同じ竹で作られた籠。そこで、竹林に持っていくと「こりゃあ、おまんらあ!何をキャーキャー騒ぎゆうぜよ!」こう一喝したくなるような気分ちや。どうしてち?周りの竹たちが大歓声で迎えてくれるような気がするがぞね。そりゃあ、そうですろう。1本の丸い竹が山の職人さんに伐採されて、製竹職人さんの手を経て美しい白竹となり、竹職人の匠の技によりひとつの「竹籠」という道具へと成長するがやき。


まっこと(本当に)竹林の竹たちの羨望の眼差しも分かりますちや。こりゃあ、大変身!大出世やきにゃあ!竹はこうやって、山で育ち、時がきたら人の役にたつ新しい人生を歩みたい。すべての竹林で、すべての竹がそう思うちゅうと思うがです。誰かの役に立ちたい。笑顔を見たい。それは、竹も人も同じぜよ。


続・竹の子笠

竹の子笠


ところで、この竹の子笠(まんじゅう笠)極細の竹ひごを使うちょります。細いだけでは無くて、長いこの長さがポイントぞね。長い竹ひごほど、材料取りが難しいがですきに。


竹ひご


こんな細さの竹ひごにするのに一体どうやるがやうろか?これを刃物で割っていくのか?まあ、いろいろ考えられるかと思いますけんど。実はコレ。


竹ひご抜き金具


鉄板に丸い穴がいっぱい開いちょりますけんど、この穴はそれぞれ大きさが違うていて、何度も通しているうちにだんだんと竹ヒゴが細くなるようになっちょります。竹の仕事ではたまに見ることがある道具ですが、こんなヒゴ抜きの道具も今となっては作る職人さんもいない貴重品かも知れませんぞね。


竹ひご


竹笠に使う竹ひごは、細くて、しかもかなり長いもの。それだけに、竹ヒゴ取りには技術も必要やし時間もかかります。何度も通して細く細く仕上げた竹ひごがあってこそこうやって独特の緻密な模様の竹笠が編み上がるがです。軽くて、丈夫。大事に使うたら50年以上も愛用できる。竹の子笠には職人の思いが、こじゃんと詰まっちょります。


竹の子笠

竹の子笠


竹虎本店にもずっと昔から置かれちゅう竹の逸品のひとつに竹の子笠があるがです。竹の子笠は文字通り竹の子の皮で作られる笠ですけんど、竹皮草履の竹皮と同じですが、先端に近い部分の色の美しい竹皮を選んで使われよります。


まんじゅう笠


丸みを帯びた独特の形から、まんじゅう笠とも呼ばれよって、坂本龍馬が脱藩の時にかぶっていたとも聞く伝統のある竹笠。今ではただ一人の職人となった宮崎さん、「昔は、このあたりで数百人も作り手がおったけんどねえ...」びっくと(少し)寂しそうに話しますけんど、お歳とは思えんくらい声は以前と全然変わらず元気そのものですちや。やっぱり手先を使いゆう竹職人さんは皆さんお若い!


竹の子笠製造


この竹の子笠作りの工程で何というたち時間のかかる作業はここぞね。笠表を細く細くとった竹ひごを、一針、一針縫いつけていく作業。この細やかな手仕事があってこそ、手にとった人が感動すら覚えるような美しい竹笠が生み出されるがです。こんな竹笠を十も二十も重ねて、自転車に載せて高知市内の雑貨屋さんに売りに行きよったという時代。今のようにテレビの時代劇やインテリアとして飾られるだけで無く、日々の実用品として竹笠がイキイキと活躍していた時代。ああ、想像しただけでワクワクしてくるぜよ。「タイムマシンがあったらにゃあ」伝統の逸品に出会うたびに思うがです。


ガーリックライス

ガーリックライス


ひとりで焼坂の山を登る。竹林の風にふかれに行く。眼下に緑の虎竹の里が広がっちゅう。竹を満載にしたトラックが竹虎の工場に入っていきゆう。小さいけんど、ハッキリと手に取るように分かる。この見晴らしのエイところで、須崎湾の遠く向こうまで眺めながら五月の新緑の香りを思いっきり深呼吸するがです。まっこと、何とも気持ちがエイがちがうちや!おっと、けんど何やらお腹がすいてきたぜよ。


さて、ひとりやし、気ままにドライブがてら行こうかにゃあ。フラリと出かけた鉄板焼きのお店があるがです。ここはお肉もさる事ながらガーリックライスが大好きながやきに、ご飯を念入りに良く炒めてから、丸く煎餅のような形にして店主が四等分してお茶碗に入れてくれるほどよくついたお焦げが、小さい頃近所のお客で叔母ちゃんが食べさせてくれた薪で炊くご飯を思い出させてくれて、こじゃんと懐かしい気分になるがです。


カウンターに腰掛けて一言もしゃべらない。こんな時間の話相手は、いつも決まっちゅう。こんな格好のエイ男になりたいにゃあ。こんなに竹に真っ直ぐになりたいぜよ。ずっと、ずっと憧れてきた、今でもずっと背中を追いかけゆう大好きやったおじいちゃん。竹虎二代目義治ぜよ。


竹虎会社説明会2012

竹虎会社説明


来年新しく社会人になる学生の皆さんに竹虎を知っていただきたくて、お越しいただいちょりました。遠く県外からもご参加いただいた方もおられて、ほんの数日前にお知らせしただけにしては、まっこと(本当に)嬉しいことに沢山の若い皆様にお集まりいただいたがです。


竹虎工場前


日本唯一の虎竹がこの狭い谷間でしか生育しない事を、やっぱり、ここに来てもろうて焼坂の山々をご覧いただきながら説明させてもらうと、この竹の不思議さ、自然の神秘、そして、自分たちが守ろうと思うちゅう原点を少しでも知っていただけるのではないかと思うがです。


竹虎工場


竹虎工場では、現場を全て取りしきる専務にも製造商品について少し話してもろうたがです。一生懸命に耳を傾ける学生のみなさんは、まっこと(本当に)素晴らしいぜよ。


竹虎店舗


工場でご覧いただいた100年以上前の煤竹が、こんな、お洒落な手提げバックに大変身しちょります。「値段はどれくらいやと思いますか?」いろいろお答えいただきましたけんど、最安値は「5000円!」実は20万円を超える逸品やきに、あまりの価格の違いに学生さんも苦笑いぞね。


竹虎店内


お店の中で、いろいろな竹製品、竹細工を見てもらう中で、若い方達も竹について興味がないという事ではなくて知らないだけやと言うことに改めて気づかされますぞね。日本人と竹との歴史は古く長いがです。今日来られちゅう学生さん一人一人の中にもきっと竹がおるろう。竹の話を楽しそうに聞いてくれるお顔を拝見しながら、そんな事を思いよったがです。


市場かごを長く長く愛用いただきたい

市場かご


この連休に車でお出かけされる方も多いですろう?高知にも都会の方から海へ山へ、南国土佐の大自然の憩いを求めて来られる車でいっぱいぞね。長距離走ったみなさんの休憩は、高速道路やったらサービスエリアやったり国道なら道の駅やったりするかと思うがですが、最近、この道の駅があちこちに出来て地域で出来た新鮮な野菜や果物、そして加工品など色々並べちょりますので見ているだけでも楽しいがです。ちょっとしたフリーマーケットと言うか、市場のような道の駅がふえて農家の人にとっても、訪れる観光の方にとってもこじゃんと、嬉しい交流の場やと思うちょります。


さて、そんな道の駅で先日も見かけたスズ竹市場かご。なるほど、野菜でも、果物、花、地元婦人会が作ったお寿司。あれこれ何でも入れられる大きさと丈夫さ。まっこと頼りになる竹籠ですろう。こんな場所でご愛用いただくにはうってつけやと思うたがですが、手提げ籠の場合、底の四隅が一番傷みやすい部分になっちょります。親から子へ譲れるほど長持ちして使うほどに飴色になって愛着の増す市場籠です。もし、この四隅が傷んだ場合には写真のように新しい竹で補修できますぞね。職人さんの手間も、こじゃんとかかりますのでそれほどお安くも出来ませんけんど、こうやって長く愛用した手提げ籠を修理しながらもっと長くお使いいただけるのが天然素材の竹のエイところ。こうやって少しだけ手を入れることによって、元々、環境に優しい竹が更にエコな商品になっていくがです。


コロンブスの竹籠

竹かご


「こんな形の竹籠を作ってください」


こう言われて見せていただいた竹籠は、普通のマダケで編まれた六ツ目編みの籠。底に丸みがありますけんど、別段どうという事もない普通の籠と思うちょりました。見本どおりに製作させていただくのに、お客様から色々と聞かせてもらいよったらなんとこの竹かごはモノ入れとして使うのではなくて、頭にかぶる為のものやったのです。


「えっ!?という事は逆さにして使うがですか?」


ああ、なるとほどそれで竹籠の底部分に丸みがあるがやにゃあ。川下りで船頭さんが頭にかぶったりしている竹笠を、この籠に縛り付けるのやそうです。そう言えば四万十川の屋形船でも確か船頭さんはかぶっちょった。しっかりと納得したものの、逆さに使うとは考えもしませんでしたちや。まっこと、コロンブスの竹籠ぜよ。


青竹柄杓のある蹲(つくばい)

つくばい


ついこの間まで寒い、寒い言いよったのに、早くも暑い、暑いと勝手な事ばっかり言いゆう虎竹の里ちや。特に今日あたりは真夏日になりそうぞね。昨日のように雨などふって、ムシムシと、まるで梅雨時を思わせるような湿気を感じたら、あの寒い早朝は上着もなくて、ブルブルと凍えそうになりよったのも忘れて、こう、キリリッと身の引き締まるようなあの冷たい空気が恋しゅうにさえ思えてくるきに不思議ぜよ。けんど、青竹の清々しさは、あの雪まじりの冷たい風に、こじゃんと(とても)映えちょったちや。


柄杓


よく見たら、青竹柄杓には氷柱が出来ちょりました。決して早朝という時間ではなかったのですが、山深い庭には朝日がそろそろ照りだそうかという頃。近くの池からは湯気のようにモヤがたちのぼりよりました。竹虎にも柄杓(ひしゃく)はあるがですが、青竹柄杓は色がすぐあせるので、あまり扱っちょりません。青々とした色合いは、まっこと(本当に)短い間だけやきに、だからこそ、薄い作務衣一枚でブルブル震えてはおりましたけんど、青竹で清々しい気持ちになった素晴らしい朝やったちや。


マイ竹籠?

竹かご


「お待ちしておりましたっ!」


琵琶湖のホテルに着くなり背広の二人組に連れていかれたのは、なんと葬祭会場!?この時は、お坊さんと間違えられちょったがです。山深い所にあるお蕎麦屋さんから出てきたら、知らないお客様に声をかけられます。「予約の時間より早く着いてんけど、よろしいか?」ワシは蕎麦屋の主人ではありません。けんど、とりあえず「いらっしゃいませ。お待ちしてました、お入り下さい。」と言うちょきました。


国道脇にある焼き鳥屋台の横で人を待ちよったら、○○食鶏と書かれた軽トラックが停まりました。降りてきたドライバーが「今日は何キロいきましょう?」おまん、はじめて配達に来た人ですか?そして、つい先日は県内の道の駅でパンを買いよりましたら、「ああっ!あなた、あなた!知っちょります!」まあ、高知県では竹虎の事を知っていただく方もおりますきに「いつもお世話になっちょります。竹虎です。と言おうとしたら「あの山の上の修験僧の人や!」(修験僧..................そんな人がおるの!?)


しかも、完全に決めつけられちゅう。ここで「いやいや暑くなってきたので修行も辛いぞね」とでも言うたらよかったけんど、突然の事ですきに自分も目をパチクリ、パチクリしよりましたら「ええっ!?あの僧やないが?瓜二つやちや」まっこと(本当に)そんなに似ちゅうがやったら会うてみたいぜよ。


けんど、こんな風に間違えられんためには、いっつも竹籠竹ざるでも持ち歩いたほうがエイろうか?マイ箸ならぬ、マイ竹籠......!!!エイかも知れんちや。


凛とした竹小物入れ

白竹小物入れ


凛とした雰囲気を醸し出しちゅう竹の小物入れながです。使われている白竹、籐も厳選された、まっこと(本当に)綺麗な材料を、熟練の職人さんが丁寧に丁寧に竹ヒゴにして編み上げちゅう。一目見ただけで、ずっと心に残る言うのは人も竹も同じですろう?


作り手の技術の高さはもちろんですけんど、竹に対する深い愛情や尊敬の心まで伝わってきそうちや。フタ付きの小物入れとして作られちょりますが、ここに、この竹があるだけでゆったりとした豊かな気持ちになってくる。雑音が消える。まるで時間がとまるよう。片手で持てるほどの小さな竹籠で、こんなに雄大な自然を感じ、おおらかな安らぎを覚えさせてくれるち。まっこと(本当に)竹の力は底が知れんと思うがです。