第10回世界竹会議(World Bamboo Congress)

潭陽の竹人形


さて、本日は世界竹博覧会で知り合った新しい友達を紹介しますぜよ(笑)。この竹人形君たちは会場脇に流れる河にかかった橋の上に、所々に、まるで会場への案内をしながら話しかけてくれるかのように立っているのです。まっこと潭陽(Damyang)の街の竹イベントはこのように楽しい竹で溢れています。そして、とにかく行政も市民も一緒になって、竹にこだわって街ぐるみでお客様をお迎えして下さる気持ちが伝わるのです。


第10回世界竹会議(World Bamboo Congress)


昨日から始まった世界竹博覧会(World Bamboo Fair)と同時開催されちょります。第10回世界竹会議(World Bamboo Congress)に出席させていただくために、街の中心地にあるDamYang Culture Centerにやって来ましたぜよ。


第10回世界竹会議(World Bamboo Congress)竹虎四代目


オープニングセレモニーの後には、世界各地から集まった講演者によって竹に関わる様々な事例報告や問題提起、研究成果などの発表が朝から夕方まで4日間ぶっ通しで行われるがぞね。最終日の見学ツアーまで入れると5日間もの間、どっぷりと竹に浸ることのできる、まさに世界の竹会議なのです。


第10回世界竹会議(WBC)


残念なことに同時通訳してもらえるのは英語と韓国語だけですけんど、参加させていただいた初日の講演も何を言われているのか分からないものの、パワーポンイトの画像やグラフを見ていたら何となく伝わってくるものがあり、竹への想いは同じと感じたがです。


賓道林さんと竹虎四代目


世界竹博覧会では昨年の潭陽竹祭りでお会いしてから久しぶりに再会させて頂く竹人達がおられますが、その中のお一人竹博覧会の開催地推進委員会々長の賓道林さん。相変わらずエネルギッシュでお元気そうですぞね。


金官錫さんと竹虎四代目


昨年の潭陽(Damyang)での竹祭りの時に通訳としてお世話になり、その後、日本で開催される竹の大会にも参加いただき、潭陽の大会担当の皆様と一緒に虎竹の里にまでお越しになられた金官錫さん。いつも通訳としてお忙しくされちょりますが、元々は地元新聞の記者さんですので、この日はカメラ片手に更に忙しく取材をされちゅうのです。


Jan Oprinsさんと竹虎四代目(山岸義浩)


そして今年、自分がベルギーのOPRINS本社にお伺いした時には、海外出張のため不在だったOPRINS社長のJan Oprinsさん。感動するくらい広大なビニールハウスで竹種苗をバイオ技術を駆使して育てられていた、あの凄い会社を率いられる方かと思うと緊張して挨拶くらいしかできません。いや、緊張して無くても英語が話せないので、まっこと、このような時には語学力がないのは困るのです。


世界竹博覧会のコンセプトは「屋根の無い竹展示場」


潭陽(タミャン)での世界竹博覧会のコンセプトは「屋根の無い竹展示場」そのように聞いた記憶がありますぞね。そういえば元々6月に開催予定だった会期を9月にしたのも、天候の事が理由のひとつだったとも聞きます。けんど、それが正解やったのではないですろうか?連日、本当に素晴らしいような晴天に恵まれちょりました。これも、大会をずっと準備されてきた潭陽の皆様の祈りが天に通じたのではないかと思うたのです。


世界竹会議、Welcoming dinnerg


屋外で開催されたWelcoming dinnerでは、潭陽の竹林の夕暮れが、何とも言えないほど美しく、涼しく心地よい風が吹き抜ける会場は最高の雰囲気やったぜよ。


世界竹会議、歓迎レセプション


さて、今回はツアー幹事を務めて頂きました。渡邊政俊先生が300本もの竹トンボを用意されちょりました。一体何に使うのかと思いよりましたが、歓迎レセプションに参加されました皆様と一緒に、「We are bambo friends!」というかけ声と共に空高く飛ばすという趣向やったのです。日本なら、子供の頃は誰でもやったことのある遊びですが、海外の方ばかりの会場では、どう飛ばすのか知らない方も多いのです。急遽ステージに上げさせてもらって、渡邊先生の竹トンボ飛ばし方レクチャーの助手となったのです。


徐信貞さんと竹虎四代目


そうそう、昨年お伺いさせて頂いちょました。徐信貞さんの工房にも時間を見つけてお伺いしていました。あの日と同じように網代編みをされていて、お変わりない様子に嬉しくなったのです。日本で言うなら人間国宝のような立場であられる徐さん。お仕事の手を止めて入れていただいたコーヒーは、忘れられない味となりましたぜよ、本当にありがとうございました。


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