虎竹の葉茶摘み

虎竹の葉茶摘み


虎竹茶の在庫が無くなり、今期の虎竹の伐採に合わせて、虎竹の葉を集めることになりました。以前は虎竹を伐採し、枝を払ってしばらく置き、少し枯れて葉っぱが落ちやすくなったころに虎竹の葉を集めていましたが、今回は青々とした葉のほうが、香りがよいということで伐採後すぐの青々とした葉っぱを集めることになりました。


青々とした葉を集め、その青々とした葉のまま製茶工場に持ち込んで製茶するスケジュールのために、持ち込む日に合わせて虎竹の葉を集める段取りとなりました。山に入る少し前に合わせて虎竹を伐採し、1週間ほどの短い期間に社員総出で山に入っての虎竹の葉摘みとなりました。


以前は葉っぱを少しだけ枯らせてから取りに行っていたので、革の手袋をはめて、竹の枝から葉っぱをしごき取る方法でそこそこ綺麗に葉が落ちていたのですが、生々しい葉っぱは簡単には取れません。剪定鋏で一つずつ葉っぱを取る方法が手間はかかりますが、それでも一番良い方法ということになり、丁寧に葉を摘んでいきました。


手間がかかる分、虎竹の葉は思うように集まりませんでしたが、それでもこの寒い時期に1週間毎日みんなが虎竹の山に一日中入って黙々と竹の葉を集めてくれたおかげで、必要十分な虎竹の葉が集まったように思います。冬の山に一日中いるということは実際にいたことのない人には分からないしんどさがあります。


今回自分は竹の伐採にほんの少し関わっただけで、竹の葉集めにはほとんど行けていません。毎日山から集めてきた虎竹の葉が少しずつ工場に集められ、増えていくのを見ながら、改めて助けてもらっている有り難さや、心強さを感じ、山に入った社員が作ってくれた虎竹茶を早く飲みたいと感じた竹の葉集めとなりました。

大雪が降りました。

巻き竹


日本列島に数十年に一度の大寒波がやってくると数日前から言われ、特に普段雪のあまり降らない西日本は要注意と言われていましたが、予想通りの大雪となりました。前日の昼間から雪がちらほら舞い、気温が明らかに下がっているのが分かりました。


夕方から本格的に降り始め、7時過ぎには道も真っ白になっていました。その日は須崎市内で送別会があり、その会に出席していましたが、小さい山をひと山越える虎竹の里行きにはタクシーも行ってくれないという話になり、8時過ぎに嫌がるタクシーの運転手さんにお願いをして、やっとのことで帰ってくるほどでした。


それほどすごい雪だったので、朝はすごいことになっているかもしれないと心配していたのですが、夜のうちに雪もやんだようで、何とか会社までは来れました。とはいえ数年ぶりの大雪で道にもこんなに雪が積もっていて、出勤して来てくれる社員さんがどれくらいいるだろうと心配をしていました。


しかし、休みますという連絡は一件だけで、雪でスリップしたり、通れない道を引き返したり、雪での渋滞で遅れてきた社員はいましたが、ほとんどが無理をしながらも出社してきてくれました。かなり怖かったようですが、事故などもなく、ホッと安心した、また改めて社員さんの有り難さのわかった大雪の朝となりました。