虎竹格子化粧版

施工 蘭 ショールーム 虎竹格子


ランを展示販売されているショールームに、虎竹で格子を組んだ化粧板を取り付けさせてもらいました。以前は立て簾を日よけ代わりに立てかけていましたが、竹の大好きな施主様になんとか虎竹を使って造作ができないかと声をかけていただきました。


最初は丸い竹を立て簾代わりに編んで、立てかける案で進んでいましたが、光の調整ができないことや、重量の問題などの理由で計画を変更し、この虎竹の格子の製作となりました。


何度か足を運び、虎竹格子化粧板の高さや格子の幅、間隔、そして虎竹の色目、格子を縛る四万十カズラ、シュロ縄飾りなど、詳細に話を詰め、実際にサンプルを2枚作って見てもらってから、この虎竹格子化粧板の仕様に決定しました。


化粧板の上に取り付けるブラインドも同時進行で進んでおり、ブラインド設置は前日にやっと終わったところでした。ブラインドを化粧板の後ろに垂らすために、虎竹化粧板の取り付け位置がはっきりしてなく、また取りつける場所が直線ではないために、正確な大きさが出せず、ある程度作っておいて、現場で合わせながらの製作、施工となりました。


施工 蘭 ショールーム 虎竹格子


全長18mの場所になんとか取り付けた後、施主様からは「震えがくるくらい良い」とお褒めの言葉をいただき、ショールームの担当者さんからも、「今日お休みの別の担当者さんが明日出社したらびっくりして喜びます」と嬉しいお言葉をいただきました。


ブラインドとの関係や虎竹化粧板のサイズや施工、何よりお客様に出来上がりを満足してもらえるどろうかと、いろいろ心配もあった施工でしたが、喜んでいただけて、ほっと一安心した虎竹格子化粧板の取り付けとなりました。