創業明治27年日本唯一、虎斑竹専門店 竹 虎  [ 最終更新日: ]     

虎竹の伐採方法(竹の切り方)

虎竹の切り方



ご存知ですか?虎竹の切り方 日本唯一の虎竹
日本唯一の虎竹の里に広がる竹林。実は虎竹には色づきや年数によって伐採して良い竹、駄目な竹があるのです。良い虎竹の林を維持して、いつまでも美しい竹林が虎竹の里に広がるように...。竹虎竹職人が虎竹の切り方をご紹介します。



まずは服装チェック!
基本は長袖に長ズボン
転びやすい傾斜や鋭利な切り株の多い竹林では、安全のため必ず丈夫な生地の長袖、長ズボンを着用します。竹の伐採は非常に汗をかく作業、真冬でも上着など着ていられない程なのです。もちろんタオルも必携です。
腰回りには伐採道具
伐採に必要な道具たちはスムーズにとりだせるように、腰回りのベルトとホルダーでしっかりと固定しています。
丈夫な手袋
手は竹職人の命。鋭い刃物や竹のささくれから手を守るのに、滑り止めのきいた手袋は欠かせません。
足袋 必須の足袋
足元にはスニーカーや長靴などではなく、しっかり足指で歩けて踏ん張れる足袋が一番です!長ズボンの裾は靴下に仕舞うことで歩きやすさが向上するのです。
虫除けに竹酢液 虫除け効果に優れた竹酢液
虎竹の伐採は基本的に11月~1月頃の寒い季節に行いますが、竹林整備や見学などで冬以外に竹林に入ることも珍しくありません。

温かい季節には藪蚊がとても多い竹林ですので、虫除け効果に優れた竹酢液の携帯は、絶対なのです。



ちょっと竹を切ってきます 「びっと竹をはねてくるき」
虎竹の里では、竹を切ることを「はねる」と呼ぶ事があります。由来は竹を根から「切り離す」というイメージからのようです。また竹の伐採は、連日晴れが続いた日に行うのが普通です、雨で地盤がゆるむほど、滑りやすくなり急な細い山道の続く竹林での作業は困難になるのです。



伐採のルール
切っても良い虎竹は色づきの良い3~4年ものの竹だと決められています。虎竹は淡竹(はちく)の仲間なので竹表皮に薄っすらと蝋引きしたようになるのが特徴ですがその下には、しっかりと虎模様が入っているのです。竹職人が指をさしている竹が製品加工に適した虎模様の濃い虎竹、向かって右端の竹は同じ虎竹ですが色づきが薄く「白」と呼ばれる竹です。



虎竹と地下茎の秘密
竹の地下茎は複雑に入り組み、ひとつの地下茎から何本もの竹が生えています。だから隣り合っている竹だからといって、同じ地下茎でつながっているとは限りません。側にある竹だからと言って手当たり次第に切りすぎてしまうと、親竹まで切ってしまうかもしれません。虎竹は一本一本の模様や色、年数を見極めながら伐採していく熟練の目と長年の勘が必要とされます。



虎竹の切り方 一株に親竹を必ず残す
竹の伐採では、ひとつの地下茎に必ず良質の親竹を残さなくてはなりません。サンサン降り注ぐ安和の日差しや雨...虎竹の里ならではの風土に育まれた親竹が、また来年良い虎竹を生んでくれるのです。



上から下へ 日本唯一の竹林
虎竹の里の竹は、そのほとんどが傾斜面に生えているので、山頂から切り落とし麓へと滑らせていきます。

下方から切ってしまうと、密集した上方の竹林の枝々にひっかかり、倒しづらくなるのです。
竹林見学の様子 最高標高228メートル
竹林は想像以上の傾斜なので、竹林見学に来られた方の中には、思わずバランスを崩して竹に掴まる方も少なくないのです。広い虎竹林の中、時には標高228メートルという高さで伐採を行うことも少なくありません。
国道56号線の通る須崎市安和に広がる緑の山々こそ、日本唯一の虎竹を育む焼坂です。標高228メートルは、この焼坂の頂上に位置します。どれだけの高さかお分かり頂けますでしょうか。



3種の神器
竹伐りの3種の神器です。向かって左から柄鎌、ナタ、ノコです。太い孟宗竹であってもチェーンソーなどは使いません。竹職人の手にかかれば、どんなに大きな竹も、この3種類の道具で切り倒せるのです。
根本の切り方は2種類!
竹虎工場長 ①ノコで水平に切る
根本の切断にはノコか柄鎌を使用します。どちらを使うかは職人次第。ノコの場合は切り口から水平になるよう、引くときに力を込めながら切っていきます。
滑らかな切り口 ノコで切った切り株
ノコで切り倒すと、竹の切断面は柄鎌で切った時よりも水平で滑らか。竹林にいった際、足元が滑らないよう足場に使うのは、ノコで切った切り株です。
竹虎竹職人 ②柄鎌で斜めに切る
ノコが真横に切るのに対し、柄鎌は斜めに振り落すように切り倒します。違いは切り株を見ると一目瞭然。柄鎌を使った切り株は凹凸が多く、その分早く腐るため竹林の養分になるのす。柄鎌は振りかぶりながら伐採するため、万一空ぶてっしまうと足を切る恐れもあます。使用には十分な慣れが必要です。
約5秒
虎竹の直径は孟宗竹等に比べると細めで、約7~10センチメートル前後。熟練竹職人の手にかかれば約5秒で一本の虎竹を切り倒してしまいます。
竹虎スタッフも竹の伐採に挑戦!
ノコを使って初めての竹切りに挑戦してみました!ところがいざノコを入れると押すにも引くにも硬くて中々進みません...。つい力がこもってしまい、勢いよく引きすぎるとノコが竹の切り口から離れてしまいました。一度離れてしまうと、同じ切り口にぴったり合わすことが難しくて、もう一度初めから切り直すことに。今度は慎重にと両手でしっかりノコを持ってはねようとするのですが、やっぱり中盤に差し掛かるとノコが動かなくなってしまうのです。
とにかく切り倒さなくちゃ!と無理にノコを動かすと切り口はギザギザ。そして一本切るだけで手がジンジンと疲れてしびれます。結局1分近くも時間がかかってしまいました、トホホ。竹職人さんの凄さに改めて脱帽です。
虎竹をはねるコツ 上手にはねるために
竹が3~4本ほど密集して生えている場合は、柄鎌で振り切ってしまうと左右の竹を傷つけてしまうので、ノコで切ります。

竹の伐採で主にコツが必要なのはノコです。ノコを入れた方向に重力で竹が傾いてくるため、ノコが竹に挟まれ動かなくなってしまいます。そのため空いた片手で竹を支えながら切って下さい。ノコを引く時は、力をいれずぎないように。力がかかり過ぎると、断面がささくれだってしまいます。半分程まで切れたら反対方向からノコを入れ、運び出しやすい方向を考えながら倒します。
足場の確保 虎竹の切り方
両手がふさがる竹の伐採中は、足で自身をしっかりと支えなければなりません。竹林のあちらこちらにある竹の切り株を足場に踏ん張ると滑ることもなく、切りやすさも安定します。
ナタで伐り倒した伐り株 鋭利な伐り株
竹林に入る機会があったら、ご注意はください。ナタで伐り倒した伐り株は鋭利で結構危ないのです。
重要な竹の倒し方
倒す竹は全て同方向に 虎竹の倒し方
竹林では一度竹を倒してしまうと、周囲の竹に阻まれて方向転換ができなくなりますので、倒す方向がとても重要です。切り倒す竹は、全て元を竹を出す方向に倒していきます。
竹は出来るだけ傷つけない! 竹は出来るだけ傷つけない!
竹林には虎竹以外にも、大木や岩石が多くあります。竹を倒す際に、それらで竹に傷が入ってしまては製品加工できません。倒す方向だけでなく、周囲の環境にも注意が必要なのです。
早業の枝打ち
虎竹は切った瞬間からどんどん乾燥して硬くなり、切りづらくなるので手早い枝打ちが求められます。虎竹は一度に何十本と伐採するので、次々と仕事を進めていきます。
今度は竹の枝打ちに挑戦!
「竹の枝打ちは竹の幹にナタの刃を滑らせながら、節の直前で浮かすと綺麗に枝が払えるき」と竹職人さんにワンポイントアドバイスを頂きながら、枝打ちにトライです。竹枝って節からしか生えていなかったんだ!と今更ながら気づきいて少しびっくり。
枝打ちは刃を浮かすタイミングや力加減を間違えると竹の表皮まで削ってしまいます。これでは、折角の虎竹模様が台無しです。竹の根元を切るよりもずっと細い分、力は要りませんが、微妙なさじ加減に腕が問われます。

枝勢いが無さすぎると枝は打ちきれないし、力が強すぎると竹が傷んでしまう...ちなみに失敗した部分は、そこからばっさりと小さく切り分け落として山の肥料になりました。なんだか凄く申し訳なかったです。虎竹は沢山生えているように見えるけれど、一本一本が一期一会の出会いだから、竹を切るときは責任もって大切に扱わないといけないんだと痛感しました。
切り落とした竹枝は? 日本唯一の虎竹林
竹は腐りにくい性質のため、打ち落とした竹の枝はしばらく一か所にまとめて、竹林に置いておきます。
時間がたつと青々とした竹葉は腐り落ち竹穂だけの状態にしやすくなります。竹葉はそのまま竹林の養分となり、竹林を育む天然の肥料となります。
竹穂 竹穂として再利用
残った竹穂は集めて竹垣の飾りなどに活用されていました。近年では主に利用されるのは黒竹の竹穂だけですが、竹は根から枝の先端まで捨てるところがない素材だったのです。
竹の伐採
なるほど~!こうして伐採した後に選別場まで運んで、製品加工していくがですね!つまり竹の伐採で肝心なことは、はねる竹の見極めに切り方、倒す方向、そして枝打ちちや!!
ちょっと待った!もちろんそうやけど、大事なことがまだ残っちゅうぜよ。虎竹を切るのは、何も竹細工を作るためだけやないがやき。竹職人が所々で虎竹に気をつかいよった、ある動作に気が付きましたろうか?
最後は切り株に切り込みを! 最後は切り株に切り込みを!
最後は倒した虎竹の切り株に、ナタで深く切り込みを入れていきます。
山を休ませるために 腐りかけの切り株
ナタでつけた切り込みは傷となって、虎竹の腐食を早めます。竹の伐り株は、つまずいたり、鋭利で危ない事もあるので出来るだけ早く腐らせたいのです。
虎竹を切ることは日本唯一の竹林を想うこと
竹虎の竹職人が竹林に入るたびに必ず思うのは、竹林への心からの感謝です。なぜ虎竹の里でしか生育しないのか未だに解明できない虎斑竹たち。竹虎はそんな虎斑竹たちのおかげで今があるのです。

だから自分たちにできる精一杯の恩返しを竹林に返していきたい、竹林にとっていつでも最高の環境を整えてあげたい...。虎竹を切ることは、この須崎市安和に広がる日本唯一の竹林を想うことなのです。だからこそ虎竹の伐採では、竹林がゆっくりと休めるように、竹の腐食を早めたり、竹を切り過ぎないことを常に心の片隅に置いています。一人一人の心がけが、この先100年の竹林を守る力になると信じています。
日本唯一の竹林に遊びに来ませんか? 竹林見学の様子
本物の緑を見て、竹葉の掠れる音を聞いて、澄んだ空気を思いっきり吸い込んでほしいのです。きっとその時初めて、虎竹たちの新しい魅力を肌で感じていただけると思います。そしてその気づきがまた、100年後の竹林を育む一つの糧になる筈です。
竹林に遊びに来て下さった方は、まっすぐ天に伸びる虎竹を追いかけて空を仰がれます。自分たちも大好きな景色のひとつです。

けれど時々はふと足元もご覧ください。昨日、今日つけたのではない切り込みの入った切り株や、枯れ落ちた竹葉があふれているはずです。初代、宇三郎から紡ぎ続けてきた歴史が、虎斑竹を守り続けてきた軌跡が、日本唯一の竹林には360度、一面に広がっているのです。



日本唯一の虎竹の里の竹林見学
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