創業明治27年日本唯一、虎斑竹専門店 竹 虎  [ 最終更新日: ]     

焼坂への道

焼坂への道
峠の道から安和の里を見下ろすと、
海水浴場としても有名な砂浜が見えます。

その向こうに迫る山々に広がる虎竹の林、太平洋を望めば双子島
美しい海と山に囲まれた静かな谷間の地、
ここ虎竹の里は神秘の竹ミラクルバンブーの成育地にふさわしく
ゆったりとした時間の流れる別天地のようです。

汽車は景色のよいJR安和駅に停まりました。
一人二人...腰の曲がった乗り降りのお客さん、音もなく動き出す一両編成を眺めながら山道を下りました。
竹虎(株)山岸竹材店に到着
竹虎 竹虎(株)山岸竹材店は国道56号線沿いにありました。
周りにこれといった大きな建物も無い田舎
ひときわ目立つ白い工場は車からでも直ぐ分かります。

竹虎マークがまぶしい本社工場から
手を振って出迎えてくれるのが竹虎四代目です。
竹虎本社工場と竹虎四代目
虎竹製の名刺入れ
虎竹名刺入れ 虎竹名刺入れ
日本唯一の虎竹で作られた
虎竹名刺入れ
竹皮健康スリッパ(下駄鼻緒) 竹皮スリッパ(下駄鼻緒)
足元もキラリ!竹皮健康スリッパ(下駄鼻緒)
虎竹
虎竹の油ぬき前と油ぬき後
虎斑竹の山へいってみますか?
待ちよってください!

お待たせしました!
ブーツと言い張る長靴
あなた、いつもそんな恰好で山に行っとるんですか!?
焼坂への道 その問いには応えずさっそうと歩き出す四代目。










指さす道は、何処にでもありそうな川沿いの田舎道。
数本の桜並木が見えます。

「花見はまだ早いけんど、もうかなり温いきね~
山へ行ったらヘビがおるき
足元には気を付けちょって下さい」
なるほど納得、それで長靴。
少し歩くと、こんな小さなあぜ道とサラサラ流れる小川がありました。 小川
虎竹の選別作業
虎竹の山への途中で選別作業をしている職人さんを見かけました。

土場や田んぼでは虎竹の選別作業が行われています、
虎竹は品質、太さ別に選り分けられ、束に結わえ直されて運ばれます。
竹は冬場にしか伐れないので保管され、一年分の材料として使われていくのです。
樹齢500年の大ナギ 竹の葉に似ている?
ちょっと寄り道しようと竹虎四代目。
やって来たのは安和地蔵堂境内にある
県指定天然記念物、樹齢500年の大ナギ。

周囲かなんと3.4メートル、高さ25メートルの巨木です。

「通っていた小学校はすぐ近くにあったき、
 ようここでも遊んだちや。」


この大木、ナギはマメ科の常緑樹で
暖地に自生するのですが、その葉は狭い楕円形で




のが特徴だそうです。

すごい、やはりここは竹の里!
日本たんぽぽ
いよいよ虎竹の古里、焼坂へ。
山道 目指す焼坂峠は遙かあの山の頂きです。
穏やかな春の日、絶好の山歩き日和ですが
少しばかり遠いような気がして

「あのー四代目、道が...」

すると間髪入れず
お遍路さんの標識とお地蔵さん
道沿いには竹林が広がります。
安和天満宮西辺守護と書かれたお札を竹にはさんで立ててます。
要するに此のあたりは安和でも西の端という事です。
ゴン 愛犬のゴン
そうそう、紹介が遅くなりましたが、
虎竹林に行くときはいつも一緒です。
焼坂の頂上まで登ると往復十数キロの道のりですが
元気に走り回ってます。

「夏の暑い日でも途中3カ所に水飲み場があり快適なんです。」

たまにイノシシの子供やタヌキを追いかけて
行方不明になること有り。
どうです、気持ちええでしょう
ヤマモモ ヤマモモの大木が3本ならんで風にゆられています。







こんな木に登ってヤマモモを嫌というばあ食べよったです。
あと、アケビとかビワ。ビワいうても野生の実が丸いビワ。
服がびしょびしょになるばあ食べました。
焼坂の峠にも野生のミカンの木があります。

因みに四代目、山鳥を捕って食べたり山芋掘ったり
昔は結構野生児だったとの事。
特に小学4年生の冬は朝から晩まで山の中で過ごしたそうで
刃物の使い方はこの頃教わったそうです。

「左手には、その頃の傷跡が数カ所残っちゅうですよ、
僕も体で覚えた方やき。
そうですね、前は近くにアーチェリー場があって
それに触発されて、小さい頃の夢は自分くの工場でもろうて来た
竹で作った弓矢でイノシシを倒す事やったですき。」
「..................。」
途中の脇道には遍路道の標識があります。 けもの道
かってはこんな獣道の様な細い道しかなかったかと思うと
交通の難所と言われていたのが納得できます。
しかし、こんな人の往来の難儀な土地ゆえに安和の虎竹は
広く知られる事なく、結果的に全国唯一の産地としての今日がある訳です。
ふもとの集落
「あそこから登ってきたがです」
ふもとの集落が小さく見えます。
ゴンは水飲み場で遊んだり脇道に逸れたりしながらも、離れる事無くついてきます。
大量の竹 突如山肌に立てかけられた大量の竹を発見
「伐採した虎竹を道まで滑り落しゆうがです。」
そういえば山の登り口に竹が落ちてくる旨の注意書き
がありました。
この時期の焼坂ではごく普通の光景です。
山出し作業
登っていくと広い竹林から伐りだした竹を少しづつ集めながら
下の道路まで滑らしている山出し作業の現場がありました。
山の職人さんと竹虎四代目 伐りだし作業をしてた古谷宏彰さんは
山の職人としてはバリバリの若手との事。
「宏彰さんは腕のいい竹の矯め職人でもあるがです、
お父さんも名人級の腕前やったです。」

まだまだ若い力が活躍出来る場があるという事は
安和の竹の里ならではと本当に嬉しそうに話す四代目。
伐り倒した虎竹の枝打ち作業。
手際の良さに見とれます。









と古谷さん。
枝打ちされた小枝は後で集められ
竹虎の工場で袖垣の材料等に使われます。
竹皮から枝まで捨てる所のない有効利用に
感心しました。
古谷さん
竹林から伐りだした竹
竹林から伐りだした竹は結わえて積み込まれて
います。
竹虎四代目 「こういった場所にも山出しの虎竹が積み込まれます、
だいたい2トン車一台分ばあ出てきたら
ウチがトラックで積みに来ます。」

道路脇に渡れた丸太の上で
重たい竹を扱うのは非常な重労働です。

「竹屋は夏やせじゃのうて、
仕入れに忙しい寒い時期に冬やせするがです。」
山出し作業について詳しく知りたい方はこちら

どうです、素晴らしい眺めでしょう。
安和の里を一望できるお気に入りの場所
007ぐらいです
タキシードの上着に何とナタを隠していた四代目。

おもむろに選んだ若竹を伐りだす四代目。
どうするんだ!?そして 谷川の水で何してる!?
花々 待っている間
近くの山をゆっくり見回すと、春の訪れを告げる花々が
沢山咲いているのに気がつきました。
忙しい日常は何なんだろうと自問自答する一瞬です。
若竹をコーヒーカップに
なるほど、さっきの若竹はコーヒーカップの替わりに使うんですね
出来あがり!
美味い!この景色に竹のコーヒー、何とも言えんです。 どこからか虎竹縁台と虎竹盛り篭も飛び出して
お茶菓子と一緒にハイ出来上がり!
竹の里ならではの竹コーヒー!
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お酒の味もコロッと変わる 土佐鶴と最高級竹炭
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竹林 休憩を終えて出発!
しかし本当にふもとから山頂まで竹が多いです。
しかも、全部虎斑竹です。
またまたお遍路さんの標識。この遍路道は一段と細く険しい道の様でした。
「何か最近、雑誌に載ったらしゅうてトレッキングシューズを履いて
昔ながらの道を行く方も良く見るがですが、なかなかこの道やと大変ですね。」
目指す焼坂峠が見えてきました。
焼坂峠
竹虎四代目とゴン 慣れない山道に疲れが出てきました。

道の両脇の沢山の虎竹と四代目、愛犬ゴンに励まされて、いざ峠へ。
ようやく到着しました!
焼坂峠
お遍路さんの標識
お遍路さん "虎竹の古里、焼坂への道"目的地、峠のお遍路さんの標識。
たまたま通りかかったお遍路さんもパチリ。
焼坂の山頂を境に竹が少のうなってます。
焼坂峠
虎斑竹は不思議な竹



四万十川基金



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