創業明治27年日本唯一、虎斑竹専門店 竹 虎  [ 最終更新日: ]     

袖垣の作り方(竹垣の作り方)

袖垣の作り方



虎竹玉袖垣 虎竹袖垣
袖垣(そでがき)は、玄関脇などの目隠しに使われる垣根です。家の壁に直角に取り付けられる小振りなサイズのものが多く素材や形も様々なものがあります。竹虎では日本唯一の虎竹を使った玉袖垣(たまそでがき)、角袖垣(つのそでがき)、片袖枝屋根付きなど数種類の袖垣を製作しています。
枠組み



芯には孟宗竹 孟宗竹
袖垣は一本の竹で作られているように見えますが、実は内側に孟宗竹の芯が入っているのです。しっかりした3~4年ものの孟宗竹で枠組をしていきます。



玉袖垣の技 玉袖垣の技
芯に使う孟宗竹に細い三角形の切り込みを数カ所いれていきます。玉袖垣の肩の部分はゆるやかな美しい曲線になっていますが、芯の孟宗竹をこうやって曲げる事により芯の形を作っていくのです。
曲線日
玉袖垣の曲がり部分は熱を加えて曲げるのですか?そんな質問をいただく事もよくありますが実はこうやって芯の孟宗竹を切り込み綺麗なカーブに仕上げています。
「ここがまっこと難しいがやき」
玉袖垣の曲がっている部分は、内側を三角に切り取って、曲げていますが、切り込んでいない3㎝ほどの部分で繋がっています。その部分が折れないように注意しています。自然な曲がりに見えるように、細かく曲げています。



枠の接合部分 枠の接合部分
芯となる孟宗竹に穴をあけます。芯の中にさらにワンサイズ細めの芯竹を入れて穴に差し込み枠の接合をしていくのです。



竹釘 竹釘
竹は中が空洞になっているため、普通の釘では固定する事はできません。そこで、芯となる枠組の接合等には数種類の太さに揃えた竹釘(竹を丸く削り、先をとがらせた竹串のようなもの)を使います。穴より少し太めの竹釘を打ち込むことにより、しっかりと固定できるのです。



格子入れ



格子を組む 格子入れ
格子入れは、虎竹を一定の幅に割り揃え左右どちらから見ても良いように二枚を背中合わせにして格子に組んでいきます。竹釘を打ち込み固定した後、四万十かずらで交差部分を一つづつ丁寧に縛ります。



四万十カズラ 四万十カズラ
高知を流れる雄大な四万十川上流域で自生するかずらをこう呼んでいます。格子を縛るカズラは十分に乾燥させて保管していますので使用する2日ほど前から水につけて柔らかくしておいて使います。




格子を入れる時の角度がきつくならないないように、他の袖垣と極力角度を合わせるのは大変です。またカズラは自然素材ですので、大きさもマチマチ。結びにくい場合もあるので、太いカズラは手で半分に割いてから、使うようにしなくてはならないのです。







ここが竹職人の腕のみせどころ。細く割った虎竹を孟宗竹の芯に巻き付けていきます。角袖垣の竹巻きに比べて玉袖垣の竹巻きは割幅も細く、肩の部分の曲がりにそって竹表皮がキッチリ表になって美しい袖垣に仕上がるように巻き付けるには熟練の技術が必要とされます。



節模様 節模様
竹には必ず節があり、これが特徴となっていますが、この節が細く割った竹を巻き付ける際に少しづつ割竹をずらすことで面白みのある模様を作っていく事ができるのです。



割竹とは
菊割 菊割
丸い竹を何等分かに割っていく道具です。竹の太さにより割り枚数が違う菊割が何種類かあります。普通はあまり目にする機会はないかも知れませんが、竹屋では定番のなくてはならない道具の一つです。
竹に書かれた番号は? 竹に書かれた番号は?
縦に割った竹には、その一つ一つに番号が手書きされています。これは一本の竹を何枚かに割った時にその順番が分かるようにするためです。

細く割った竹を袖垣に仕上げる際には又元通りの竹の並びに巻きつけて自然な仕上がりになるように工夫されているのです。
節取り 節取り
一本の竹を割ったあとは内側の竹節部分を専用の道具で取り除きます。
割竹づくり
手割り 手割り
粗割した竹を仕上げできる細さにするには刃物を使い全て手作業で細く細く割っていきます。

ミニ袖垣や幅の狭い玉袖垣の竹は短いので竹割りも簡単ですが幅の広い玉袖垣や、長い光悦垣などの場合は竹も長く細く均等に割っていく技術は非常に難度の高いものになり竹割専用の職人さんがいるくらいなんです。
「ここはコツが必要ちや」
割竹は真っ直ぐの柱部分は荒く割っても大丈夫ですが、曲がっている玉の部分は細く割らないと曲がり部分に綺麗に沿って貼れないので、特別細くしています。また貼っていき始めがウラ部分なので、ウラ部分は割り切っていません。玉用の巻き竹は元部分から割っていっていますので、多少割りづらいです。



仕上げ



黒穂 黒穂
竹は上から下まで全てきれいに使える素晴らしい素材です。竹の枝も集められ袖垣にこうして使用されるのです。



ひしぎ ひしぎ
一本の丸竹を平らになるように何度も何度も叩いて作られます。細かく叩くほど見た目に美しく、職人の使いやすい平たいヒシギとなります。袖垣作りに忙しかった時期には何人もの専用の職人さんがおられてヒシギを叩く音が朝から夕方まで賑やかなほどでした。



「見映えの決定打ぞね」
黒穂や竹枝の入れ具合(量)が難しいです。

ひしぎは貼るときに、普通に貼っても綺麗に貼れません。張らしといって、竹を半割にしたものを中に入れて、綺麗に張らします。その張らし具合が微妙です。また一枚では足らないので、何枚かを並べて作りますが、節があったり、反っていたりと、隣り合わせたところに隙間ができたりするので、できないように合わせながらやるのも難しいです。

既定のサイズなら、物差しがあって、それで作りますが、別注のサイズではこちらで格子や枝部分や、ひしぎ部分を振り割って、綺麗に見えるように作るのが難しいです。



飾り竹 飾り竹
ヒシギの押さえ竹の上に、飾り竹を設えます。



棕櫚縄 棕櫚縄
棕櫚(しゅろ)箒などの材料にもなる棕櫚の木から作られる棕櫚縄は丈夫で昔から庭園資材として多用されてきた縄です。棕櫚縄で飾り竹を綺麗に仕上げていきます。



完成、日本唯一の虎竹玉袖垣



虎竹と袖垣
竹は割れやすいので、加工途中で割れないように、無理をせず、割れそうな作業の時は慎重にやらなくてはなりません。良い材料だけで作るのではなく、材料をソツにしないようにすることが、職人としての心がけでもあります。

どうかな?難しいなって思いながらいろいろ考えながらやってみて、思った通りに出来たことや、なんの問題もなく、スムーズに一つのものが出来上がっていくところが、袖垣づくりの、面白さ。そしてそれをお客さんが見て、ほめてくれたり、喜んでくれたりするところに、やりがいと魅力を感じます。

虎斑竹の模様の違いによっての袖垣の見え方は違います。竹一本で組んでいるのではなく、孟宗竹で枠を組んで、それに割った竹を貼り付けているということを、お客様にも是非見てほしいのです。



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