濃紺の作務衣がトレードマークの竹虎スタッフ、寅子(とらこ)です。まだ竹について勉強中ですが、好奇心旺盛な寅子ならではの竹製品や虎竹の里をお届けします。

「Installation kaguya」で再発見!竹虎の職人さん

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虎竹 竹 矯め直し


3月17日(金)~3月19日(日)に東京国際フォーラムで開催されていた東京アートフェア2017。竹虎四代目から話を聞いたり画像を見せてもらったり、とってもワクワクしましたぞね!


ロビーギャラリーに特別展示された「Installation kaguya」には日本唯一の虎斑竹が使われました。インスタレーションとは何ぞね?と思って調べてみると「オブジェを置くことで空間全体を作品として体験させる芸術」ながやって。確かに!渋い色合いの虎竹が御簾越しのように向こう側を見せたり隠したり。作品のテーマである「竹取物語」の世界に迷い込んだみたいに神秘的ちや~。


さらに神秘的なのは花士(はなのふ)珠寳(しゅほう)さんの献花の様子ぞね。珠寳さんは京都の銀閣慈照寺(銀閣寺)で初代花方を務めた方やそうです。事務仕事の傍らお寺に花を飾り、いけばなのお稽古をつけたりもするそうですけんど、そんなお仕事があったことを寅子は初めて知りましたぞね。白い着物をまとって虎竹のパビリオンの中お花を活けられる姿が、う、美しい~~~。寅子もこんな美人になりたい...。お花ってこんなに場を浄化して神域にするがですね!


虎竹 竹 矯め直し


写真を見ていて虎竹がピーンとまっすぐな事が気になったがです。角度を少しづつずらして曲線にしちゅうオブジェやき虎竹の直線が際立っちょります。竹林で揺れゆう竹はもっとねじれちゅうのに、職人さんが矯め直して真っ直ぐに加工したと思うと、こんなにきれいに真っ直ぐにできる竹虎の職人さんはやっぱりすごい。野菜や魚を差し入れしてくれる口数少なく優しい職人さん、けんど竹を通して見える姿はやっぱり格好エイですぞね!