安心・安全な竹酢液(土窯づくり)
  竹酢液は竹炭を焼く過程で出てくる煙(熱分解するときに発生するガス成分と水蒸気)を冷やして採取します。

約300種類以上の有効成分が含まれる竹酢液ですが、煙の温度が80℃より低いと成分がほとんど含まれず、逆に150℃を越えるとベンゾピレンやクレゾールなどの有害物質が含まれる恐れがあります。

竹虎の竹酢液は、排煙口の温度で80〜150℃の温度帯でしか採取しておりません。また、排煙口(写真右)には温度センサーが取り付けられていて、24時間体制で見守っています。
排煙口
採取したままの竹酢液にはタール分が多く、そのままでは人体に使用できませんので、静置してタール分と竹酢液を分離し取り出します。下層には重いタール分が沈み、上層には油分を含んだタール分が浮き上がります。そして、中間層にはタール分が分離した竹酢液の層ができるのです。この静置が十分でないと、タール分を十分に除去できていない粗悪品となってしまいます。
竹虎の竹酢液は、タンクを3回も替えながらじっくり1年間貯蔵し、不要なタール分を十分に分離させます。その中間層のみを取り出して竹酢液として使用しますのでタール分を除去しております。安心してご使用下さい。
竹炭を焼く過程でできる竹酢液。だから、最高級の竹炭が焼ける土窯にこだわる。
本格土窯づくり 土窯
  一言で竹炭といってもその品質は、原料の竹の性質(竹の品種と産地)、熱加工の過程(炭化方法と窯型式)、熱加工した最高温度(炭化の温度範囲)により、かなりの違いがあります。中でも窯の型式は竹炭の質を決定づける最重要な要因の一つですが、その窯は、土窯の他にも多数種類があります。色々な炭窯を見て回り、沢山の炭焼き職人の方とお話をさせて頂く中で最高品質の竹炭は、やはり土窯でしか焼かれないという結論に達しました。
土窯 極秘!土窯の秘密
竹炭専用に作られた土窯には、隠れたノウハウと工夫が一杯です!窯こそ竹炭職人の命とも言うべきものですが、窯内部にも公開できない秘密が詰まっています。昔、炭焼き職人が、窯を移動する時には他人にその技法を盗まれないように窯を壊して行ったというエピソードがあるくらいです。いや、炭焼きも知れば知るほど奥が深い。

伐採してきた竹には水分が多く含まれており、それぞれの竹により含水率が違います。そのまま焼き上げると水分量の違いにより炭化の具合が違ってきます。炭化度のバラツキを無くすため、伐採してきた竹を割りそろえて約3ヶ月のあいだ自然乾燥させ、竹材の含水率を調整します。
次は窯入れ作業、窯の奥から材料の竹を1束ずつ丁寧に詰めていきます。窯だてとも言うと聞いて、この光景になるほどと納得しました。窯入れの作業一つ取ってみても、経験に裏付けされた上質の竹炭を焼き上げるための竹炭職人の技が隠されています。
竹は表皮と内皮の比重の違いや、上下方向での含水率に違いがあり、これを均一にしておかないと、焼き上げた竹炭にねじれや割れが生じます。

そのため、竹炭を焼く前に竹材の含水率をできるだけ均質なものにする燻煙熱処理をします。200℃程度にした窯内で、理想的な炭材と言われる含水率15%前後にするのはまさに職人技。竹材の状態により3〜5日間かけて行います。
燻煙熱処理後は炭化作業に入ります。この作業は、最後の精錬(ねらし)と並んで一番大事な工程。炭材の量により、窯の状態により、季節、天候により、微妙な調整が要求され、24時間体制で窯に泊まりこんでの作業となります。窯入れから2週間かけて焼かれる竹炭ですが、その間温度管理を竹炭職人と共に見守るのがハイブリット記録計。職人の心強い味方です。

竹酢液はこの段階で出てくる煙を冷やして採取します。
精錬(ねらし)は、残ったタール分を燃やし切り、硬く締まった竹炭にするための作業です。最重要な精錬のタイミングは、やはり長年のカンが頼り。精錬はいかにガスを上手く抜いて大量の空気を窯内に入れるかにかかっているそうです。

精錬が終わると窯を止め、数日かけてゆっくり冷やし、いよいよ炭出しです。焼き上がった竹炭は窯入れの時に入れた竹材に比べると、重さにして約10分1の量に減っています。この竹炭をひとつひとつ丁寧に取り出していきます。