2年がかりで完成！別注スズ竹アタッシュケースのYouTube動画ができました。

2年間かけて、ようやく形になった別誂えのスズ竹アタッシュケースの紹介動画を公開しました。

スズ竹や根曲竹といった北の竹材を使うと、非常に趣向性が高く面白い作品が出来あがります。しかし現在では竹材の入手が困難な事や、そもそも竹の価値を伝えきれない事があってか、このような素材を活かした秀逸な竹編みに出会うことは、かなり少ないのです。そんな中、遂に2年という長い時間をかけて出来あがってきたのがスズ竹で緻密な網代編みされたアタッシュケースです。

スズ竹は120年に一度という開花があり、竹は花が咲くと根で繋がっている竹林は全て枯れてしまうので良質なスズ竹を手に入れることは困難になっています。そんな貴重な竹材をふんだんに使い製作いただいたアタッシュケースになります。

この別誂えのアタッシュケースは、女性の方がお持ちになられるので小振りな形に仕上げています。竹の表情がエレガントな印象。竹自体の自己主張が出過ぎていないけれど、キラリ光る所とメリハリが加えられています。細く繊細な竹材の多い現状を逆手にとった作り手の勝利とも言えます。

持ち手には竹の中で最強である根曲竹を使い、元に設えた細工も根曲竹、籐でしっかり巻き込まれています。ほぼ、完璧に思えますが、後は革職人による内張の加工が残っているため、あと、3か月から半年かかるそうなので完成まで2年半かかります。

まだ完成前ですが、どのようなアタッシュケースになっているのかぜひ動画をご覧ください。

＜2022年9月9日（金）より公開＞
別注スズ竹アタッシュケースが2年がかりで完成！

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