2009年2月の竹虎通信

2009年2月

南向きの斜面には土佐のポカポカ太陽がいっぱい当たって今の季節は文旦やポンカン、甘い甘い温州みかんや、それから小夏やビワ。果実も豊かに実る日本唯一の虎竹の里では虎斑竹の山出しがピークを迎えています。職人のおんちゃん、おばちゃんが土場や畑で手際よく選別しているところです。色づき別、大きさ別に保管して今年中に職人技が光る商品へと生まれ変わります。

「たまらんばぁ寒うならんと、虎の色が来んきのう。」

今年で80歳になるベテランの山の職人さんが言います。この冬も暖かく、色づきはイマイチ。それでも腰に愛用のナタをぶら下げて、好きな煙草をプカ〜っと山道を歩いていくのです。


日本唯一の虎竹の山出し

熟練の山の職人さんが、ほそく険しい山道をのぼり、足場のよくない竹林で一本、一本虎竹を伐りだします。


■無農薬文旦

武市さんご夫婦がコツコツと丁寧に作る文旦は、一口食べると口いっぱいにジューシーな味わいです。


竹ちゃぶ台

春からの新生活に、脚が折りたためてコンパクトに収納できる竹のちゃぶ台が人気です。竹のちゃぶ台は、竹ならではの質感、思った以上に頑丈でしっかりしていて重さもあります。