曇っていた空から明るい陽射しが差し込んできました。振り向くと…これは美しい。煙の立ち込めた炭窯に「天使の階段」が降りてきています。様々な竹炭の素晴らしい効能を思うと、竹炭は天から降りてきた天使からの贈り物のような気がしてきます。熟練の炭職人さんが向こうでニッコリ笑っている、竹炭窯は何か神々しさを感じるのです。 |
孟宗竹の歴史は以外に浅く、江戸時代中頃だったと思いますが中国から伝わりました。初めて移植されたのが鹿児島とも京都とも言われますが、その太さ、長さから様々な有効利用(特に食用)に大変珍重され、又孟宗竹のたくましい生命力から瞬く間に日本全国に広まり、あたかも在来種であるがごときになっています。
竹は、”タケノコから10日で竹になる”と言われますが、何と!親竹と同じ大きさになるのに、わずか3ヶ月しかかかりません。その凄まじい成長スピードと、毎年生えてくるサイクルの早さは他の木材などと比べ類を見ない唯一の持続的天然資源です。環境問題が言われて久しい今日、この孟宗竹を原料とする竹炭は、エコロジカルな観点からも注目も集めています。竹材料は、炭化度のバラツキを無くすため、割りそろえて約3ヶ月の間自然乾燥させ竹材含水率を調整させます。 |
シックハウス用最高級竹炭は昔ながらの土窯を竹炭専用に改良された窯で熟練の竹炭職人が二週間という時間をかけて、じっくりと高温で焼き上げています。主に炊飯、飲料水用竹炭として活用される銀色に輝く最高級竹炭ですが、少し形や色合いが悪かったり、カケているものは全て二級品として選別されます。 これらの竹炭は見栄えが少し違うだけで機能性は全く同じ高品質の竹炭を、シックハウス用竹炭としてお求めやすいお値段で活用いただいているのです。 |
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しっかりと高温で焼き上げた銀色に輝く最高級竹炭。熟練職人が一つずつ選別した色つや、形の美しい一級品です。主に炊飯、飲料水用竹炭として活用されています。 |
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ご使用後の竹炭は、細かく砕いてガーデニングや家庭菜園の用土づくりにお役立て下さい。竹炭を土に入れる事により用土の透水性・通気性・保水性かよくなり必要なミネラル成分が補給され作物の生長を促進する環境が作れます。有用微生物の増殖も活発になり、特に作物の根に栄養分を運ぶ働きをする菌根菌を増やすのに竹炭は最適です。
用土に入れる量は容量比で10~15%を目安にし、酸性の用土や粘土質の用土には少し多めにいれるなど調節します。多く入れすぎるとアルカリ度が高まり逆効果になることがありますのでご注意下さい。地元では、竹炭を利用して綺麗な花を栽培している農家の例もあります。 |
少し特殊ではありますが、生ゴミ処理機の中に、ゴミを堆肥にリサイクルするコンポスト型があります。このコンポスト容器の中に生ゴミと一緒に竹炭を砕いて入れておくと竹炭が微生物の住みかになり、活動が盛んとなります。結果、生ゴミの分解・発酵が早くなり発酵時に発生する悪臭も竹炭が吸収します。混合の割合は、生ゴミ2に対して竹炭1の割合を目安とします。 |
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