2015年7月の竹虎通信

2015年7月

竹は自然のものですので、その性質は一本一本違っているのです。硬いものもあれば、柔らかいものもあり 伸びの良い竹もあればそうでないもの同じ竹林でも違いがあるしその年により違ったりする。本当に一筋縄ではいかないのが竹、けれどだから面白いのです!今年の虎竹和紙づくりは大変でした。いつもと同じ竹のつもりがどうしても言うことを聞いてくれないので時間もかかり手間も何倍もかかってとても大変でした。だからでしょうか?漉き上がった虎竹和紙はいつもよりキラキラ輝いている。ウチワができたときには、心から感動したのです。


虎竹和紙渋引団扇と黒竹団扇立てセット

虎竹和紙を柿渋で仕上げた団扇は昔ならではの風合いが風流。夏の夕涼みにピッタリです。