高知新聞に掲載いただきました、竹トラッカーが第12回世界竹会議台湾(World Bamboo Congress)へ出発

高知新聞竹トラッカー掲載


第12回世界竹会議台湾(World Bamboo Congress)は、来月の4月18日~20日まで第一会場である台湾新竹市の国立陽明交通大学とで開催され、その後4月21日~22日は第二会場の南投県草屯の国立台湾工芸研究所に移動する。


竹トラッカー輸送


創業130周年という事もあり、前回のメキシコ大会に続いて参加させていただく日本唯一の虎竹電気自動車「竹トラッカー」だが、今回は第一会場に特設コースを設けてもらっている。その距離、なんと2キロメートル!


竹トラッカー整備


4月18日~20日までの3日間、午後1時から30分間は世界からのの専門家の方や研究者、工芸家の方々を乗せて思う存分に走行させてもらうつもりだ。坂道などではパワー不足になっていた寿命が近いリチウム電池を載せ替え、新品同様になって馬力は十二分。


高知新聞取材


一足先に台湾に向かうべく、先週の金曜日に竹虎本社をトラックに載せられ出発する竹トラッカーの様子を、いつもお世話になっている高知新聞さんに掲載いただいた。


竹トラッカー積み込み


太平洋を横断せねばならなかったメキシコに比べると、すぐ近くのお隣の国だと思うけれど、近年の国際情勢など鑑み余裕をもって一カ月という時間をかけて輸送する。


竹トラッカー運送用トラック


自分が世界竹会議の会場に着く頃には、用意いただいている設置場所に無事に鎮座していると思う。虎竹アーマー装着して乗り込みます、「日本の虎竹ここにあり」の心意気?です(笑)。





「家の光」雑誌掲載

家の光8月号第99巻第8号


雑誌「家の光」はJAグループの出版・文化事業を営む一般社団法人家の光協会さんが手がけている。元々は農林水産省が所管されていたそうで、農家さんを中心に多くのヘビーユーザーがおられるようだ。この雑誌の【ふるさとダイアリー】のコーナー「広がれ!地域の根っこ」で取り上げて頂いた。


虎竹の里雑誌掲載


「地域の根っこ」とはJAグループらしいネーミングだが、自分たちの虎竹はまさに根っこであり全てがここから生まれ、ここに戻ってくる。つい先日、真竹を使う青竹酒器のお話を料理関係の方と長く話していて、青竹は竹と言っても生鮮野菜と同じだと考えてくださいとお伝えした。


竹虎雑誌掲載


青竹は瑞々しくないと値打ちがないけれど、反面カビやすく、切り口から美しい青さはドンドン色褪せていく。しかし、思えば青竹でなくとも虎竹も土佐藩政時代には現在のように成育していなかったものを、明治になって以降、移植して育てながら竹林面積を拡大させてきたのは、まさに農業だろう。だから良く耳にするように、1次産業×2次産業×3次産業=6次産業化が不可欠なのだ。



令和の虎(Tiger Funding)に雫石将克さん登場!

雫石将克、竹虎四代目(山岸義浩)


随分と前になると思うのだけれど、「マネーの虎」と言う番組があったのを覚えていらっしゃるだろうか?これから新事業を考えられている企業家の方が、数名の敏腕経営者の方々を目の前にしてプレゼンし、投資金額を獲得するというエキサイティングな番組だった。実は、この番組がYouTube動画で復活している、その名も「令和の虎(Tiger Funding)」。竹虎なので「虎」という文字には敏感に反応するが(笑)、これだけなら自分にとっては「虎」繋がりでしかなかった。ところが、何とこの番組の司会者として元RKC高知放送のアナウンサー雫石将克さんが登場されているのだ!


高知放送eye+スーパー、雫石将克


RKC高知放送さんには今まで度々取材頂いたり、スタジオにお招きいただき番組に出演させていただくなどお世話になっている。そして、その時に当時アナウンサーとして活躍されていた雫石将克さんに初めてお会いさせて頂いた。爽やかな笑顔が印象的で、お隣の高橋生さんとの息もピッタリだった。


高知放送eye+スーパー、雫石将克、竹虎四代目(山岸義浩)


慣れないスタジオでアタフタしていると、駆け寄って来てくれてマイクを調整いただくなど、細やかな心配りや優しさも感じていた。


雫石将克、虎竹名刺入れ


そんな雫石さんが久しぶりに竹虎に来店されて虎竹名刺入れをご購入いただいた。令和の虎×虎竹名刺で、こちらの相性もピッタリではないだろうか。新しい分野にチャレンジしていく中で、今まで出会った事もないような方々と挨拶する機会があると思うけれど、その一期一会に日本唯一の「虎」が登場する事になる。


雫石将克、竹虎四代目(山岸義浩)


雫石さんは、日本一マッチョなアナウンサーとしてジムやヨガスタジオもされている。しばらく見ないうちに身体が何倍にもなったように思えてビックリしたものだ。虎は千里行って千里帰る、と言われるように覇気に満ちている、今回の「令和の虎」をキッカケに千里、万里と進化して又何倍も大きくなっていかれる事だろう。雫石さん、応援しています!



今夜放送!テレビ高知「キテレツが咲く」



今夜放送のテレビ高知「キテレツが咲く」では、高知県出身の豊ノ島さんが竹虎にお越しになられる所から始まるのではないかと思っている(どんな編集になっているか分かりません)。そこで、新しく開発した虎竹空気清浄機やソーシャルディスタンス虎竹帽子登場など虎竹の里ならではの製品をご覧いただくのだが、高知と言っても豊ノ島さんは西の端にある宿毛(すくも)のご出身なので、恐らく虎竹自体も初めてではなかっただろうか?それでも、世界竹会議(11th World Bamboo Congress Mexico)の際にはメキシコまで運んで走ってきた竹トラッカーには、いたく感心いただいて乗車いただく事ができた。現役時代から言うと少し痩せられたとは言え140キロの巨体!竹トラッカーの車体が沈んで底を擦っていた(涙)。


虎竹アーマー鎧


しかし、何と言っても見どころは、角界随一の美声と名高い豊ノ島さんとカラオケ対決だ。須崎名物の鍋焼ラーメンを食べて、早く帰りたがっている豊ノ島さんだったが一曲だけお付き合いいただく事になった。さて、対決の行方は!?どうかテレビでご覧ください。


虎竹ボックスカートでスペインレース挑戦


その後、お笑い芸人FUJIWARAのお二人や、プレゼンターの安藤桃子さん、豊ノ島さん、出原 幸典さん、柴田恵介さんらのおられるスタジオに登場するのはスペインのレースでも大絶賛された虎竹ボックスカートREIWA-125号。この車体も、虎竹の里での練習からスペインのレース、準優勝した東京で開催のRed Bull Box Cart Raceなど散々走ってきたが、まさに神のようなタイミングでスゴイ事が起こった!これは話せない、テレビでしか観られません(笑)。





テレビ高知「キテレツが咲く」3月29日(水)夜7時放送!

テレビ高知「キテレツが咲く」3月29日(水)夜7時放送、竹虎四代目(山岸義浩)


今月のはじめ、テレビ高知「キテレツが咲く」と言う番組で豊ノ島さんに虎竹の里にお越し頂き、日本唯一の虎竹電気自動車「竹トラッカー」に140キロの巨体で乗り込んでもらったり、虎竹の空気清浄機やソーシャルディスタンス虎竹帽子などを紹介いただいた。


テレビ高知「キテレツが咲く」3月29日(水)夜7時放送、竹虎四代目(山岸義浩)


番組収録はその日だけだと思っていた数日後、テレビ高知さんの担当者の方から急に連絡が入った。当日撮ったビデオをお笑い芸人のFUJIWARAのお二人、豊ノ島さん、安藤桃子さん、デハラユキノリさん、柴田恵介さんら出演者がご覧になるそうなのだが、そこに登場して欲しいとの事だった。


豊ノ島、竹虎四代目(山岸義浩)


撮影場所はテレビ局ではなく、高知市で絶品ハンバーガー屋として人気の「Cab's」店内。番組用に高知独特の色鮮やかなフラフを貼ってに賑やかな雰囲気の中、先日お越しいただいた豊ノ島さんに再会、すると何と!虎竹名刺入れを土俵の上で数々の名勝負をされてきた、その手にお持ち頂いているではないか!?本当に感動した。


デハラユキノリ、柴田恵介、竹虎四代目(山岸義浩)


デハラユキノリさんはアーティストとして海外でも活躍されている方だか、昔から作品は色々な所で目でしている。特にソフトビニール(通称ソフビ)で創作するフィギュアのセンスは独特で秀逸だ。柴田恵介さんは「土佐おもてなし勤王党」「土佐おもてなし海援隊」として長く活躍されていてファンも多い。


田野屋銀象、竹虎四代目(山岸義浩)


今回、一緒に番組に取り上げて頂いたのは初めてお会いする田野屋銀象さんだ。聞くと天日塩づくりの職人田野屋塩二郎さんの一番弟子との事で、高校生の時から塩づくりに魅入られたと言うから凄い。


田野屋銀象の天日塩


実は先日、高知空港の売店で見かけたので銀象さんの塩を買ってみた。肉用、魚用、野菜用とあったがパッケージも格好良く、自宅でも使ってみたいが、ちょっとしたお土産にもいい。


平賀史桜、竹虎四代目(山岸義浩)


放送には竹虎創業明治125周年を記念して製作したREIWA-125号も登場する。これでスペイン、ビトリアの坂道レースに参戦した時には、車輪だけの車体を後ろから手押ししてもらってスタートするのだが、今回も入場には後ろから押していただく。正直、レースの時よりも何倍も緊張した。


安藤桃子、竹虎四代目(山岸義浩)


映画監督の安藤桃子さんは高知に移住されて随分になると思う。一度はプライベートで虎竹の里にも遊びにお越しいただいた事もある。本能的に「ここだ!」と移住を決められたそうで、やはり土佐の魅力は分かる方には分かっていただけるようだ。高知市内に「キネマミュージアム」を作られていて、又面白そうな事をされるとイキイキしてお話しされていた。


虎竹アーマー鎧、竹虎四代目(山岸義浩)


テレビ高知「キテレツが咲く」は3月29日(水)夜7時放送です、是非ご覧ください!県外の方も当日少しタイムラグはあるもののTVerで観る事ができるそうなので是非よろしくお願いいたします!




テレビ高知「キテレツが咲く」豊ノ島さんとカラオケ対決!?

豊ノ島、竹虎四代目(山岸義浩)


「キテレツ」とは非常に風変わりな事らしい、当て字では「奇天烈」と書くので奇抜さが激しい印象だ。そんなテレビ高知さんの「キテレツが咲く」と言う番組に取り上げて頂く事になった。自分では、普通の竹屋で別に変った所もしていないし、創業129年にわたってコツコツと竹の仕事をしているだけだと思っているのだが、それでいいのならとお引き受けした。


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ところが、こちらの番組の内容を聞いて腰を抜かした!何と高知県出身でもあり、角界一の美声と呼び名の高い豊ノ島さんカラオケ対決!?なのだそうだ。これはイカン、カラオケなど歌ったのは10年前か?いや、もっと前だろうか。


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唄はサブちゃんと決まっている。しかし、歌手のような豊ノ島さんとテレビカメラの前でぶっつけ本番とはキツイ。そこで、生まれてはじめて一人カラオケに行って、機械操作も分からないので店員さんに曲をセットしてもらって練習した。


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日本唯一の虎竹電気自動車「竹トラッカー」に140キロの豊ノ島さんが乗ったり(竹トラッカーが底を擦りながらヒーヒー言ってました)、虎竹空気清浄機あり、ソーシャルディスタンス虎竹帽子が出たり、須崎B級グルメ鍋焼ラーメンも食べます。盛りだくさんなので、どんな内容になっているのか分かりません(笑)。


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出演は、吉本お笑い芸人のFUJIWARAのお二人に加え、豊ノ島さん、安藤桃子さん、デハラユキノリさんの予定で、今月29日(水)午後7時からテレビ高知さんで放映だそう、まだまだ先ですが是非ご覧ください!


お母さんの肩を抱いた事ありますか?高知新聞K+と大火災

 
高知新聞K+掲載、竹虎四代目(山岸義浩)


お母さんの肩を抱いた事があるだろうか?多くの方はあまり無いかと思うので、今度機会があれば是非お願いして抱かせてもらってほしい。あんなに大きく、強く、たくましく、やさしい母の肩は、自分が思うよりずっと軽い。ボクは「まるで化学工場の火事のようだ」と真っ黒になった消防隊員がつぶやく大火災の中でそれを知って愕然とした。そして、今まで気づかなかった心の奥底を見たような気がする。


先日、いつもお世話になっている高知新聞さんのK+インタビューに掲載いただいた。学生時代の頃からの話を色々と尋ねられている中で、どうして避けて通れないのがボクが竹屋を継ぐ事になった一番の理由。話せば長くなるのでご関心のある方は下のYouTube動画でご覧ください。


竹虎本社工場


竹虎は長い竹を扱うので工場の敷地は結構広い。中央に見える白い建物が本社と本店だけれど、寝つきの良い自分が、何か声が聞こえると思って小雨の中、傘もささずに真っ暗な道を歩いていった先は工場の端。写真で言うとちょうと真ん中の下、青いトラックが通っている辺りだ。


実は火事を見つけた時、そこには中学1年生くらいの少年が二人いた。どんどんと大きく、高く燃え上っていく炎に照らされて茫然と立ちすくんでいた。夏休みだったので工場の前の海水浴場には、キャンプのお客様も多かった、雨宿りをしていた工場のひさしの下で焚火をしていたのかも知れない。


お二人が火災に関係しているのか分からないけれど、あれだけの大火だ、どちらにしてもずっと大人になっても忘れていないと思う。そして、もし仮に自分たちのほんの少しの過ちで全てが灰になったと心を痛めているのなら、このブログを読んでいるのなら、悔やむ必要など全くないと伝えたい。むしろ会って感謝したいくらいだ。竹虎四代目は、あの夜生まれた。




BSテレビ東京「グロースの翼」放送予定、創業明治27年山岸竹材店

 
竹虎四代目(山岸義浩)


時々一人でやって来る、この橋の下は少し特別な場所だ。終戦後、兵役を終えた祖父が焼け野原になった大阪天王寺の工場を後にして、家族が疎開していた虎竹の里に帰ってきた。そして、この地で竹材商を再開するのだが土地もなく、お金もなかった当時は、この川原が竹虎だった。正月もなく真っ黒になって夫婦で働く姿を、蔑む人もいたそうだが、どこかで応援してくれる方もいた。だから竹虎の今がある。


竹虎1961年


ボクが生まれる頃には社員数は60名を超えており、電電公社から払い下げてもらった電柱を使い、継ぎ足し継ぎ足しで増築した工場はボロボロだったけれども、いつ遊びにいっても活気に満ち溢れていた。日本の竹が最高に元気で文字通り「笑」を作り、沢山の方に役立っている良い時代だったと思う。


虎竹伐採


時は移り、を取り巻く環境は大きく変わった現在、竹虎には課題がいくつかある。


虎竹油抜き


竹虎工場

本社工場


それでも曽祖父である初代宇三郎が魅了された虎竹を知りたいと思って、まだまだ歩みを止める事はできない。


竹虎社員、本社工場


遠い道程には仲間がいる。竹虎を支えてくれている社員も明日10月9日(日)夜10時から放送予定の BSテレビ東京「グロースの翼」に登場してくれているはずです。




メトロミニッツ・ローカリズム

 
メトロミニッツローカリズム


メトロミニッツ・ローカリズムと言う東京メトロ53駅で配布されているフリーマガジンがある。東京メトロと聞いても自分のような田舎者にはピンと来ないのだが、要するに大都市に網の目のように張りめぐらされた地下鉄の事で毎日の通勤、通学、観光などに利用されている方は1日に740万人だそうなので、何と高知県民の10倍以上の方が使っている事になる。


ただ、ボクも都会では地下鉄が便利なので迷路のような路線に戸惑いながら乗っているけれど、正直構内にあるフリーマガジンの類は見た事はあるのだけれども手に取った事がない。そもそも読み応えがなくて、広告ばかりが多いという印象があるからだ、それに加えて近年ではスマホで手と目がふさがっている人も多いのではないか?


ところがだ。恐らくだからこそだと思うけれどフリーマガジンは頑張っている、面白い。拝見したメトロミニッツ・ローカリズム(metromin.LOCALRYTHM)は「豊かな暮らしのヒントはローカルの日常にある」としていて、本の題名がローカルとリズムを掛け合わせているのが凄い。


虎竹米研ぎざる


ボクも常々言っているが、日本は知らないところだらけ、素晴らしい地域にあふれている。海外も良いけれど、実はこの国の魅力を何も分かっていなかったと気づく日々だ。このフリーマガジンが無料だからと侮るなかれ、ペラペラとめくると旅心を魅了される楽しさが満載されている。実際に行かなくともワクワクドキドキできて、まるでその土地を体感したかのような気持ちにさえなる。近いうちに虎竹の里の米研ぎざるも掲載いただけると思うので、東京にお暮しの方は是非一度手にとってご覧ください。


虎竹とは違う種類の真竹という竹で、同じ米研ぎざるの編み方をYouTube動画にしている。日本唯一の竹林の中で話すボクのシーンからはじまるが、そこはスルーしてもらっても熟練職人の手さばきや心地よい竹編みの音は素晴らしいです。




虎竹と牧野富太郎博士

NHKテレビ放送、虎竹の里


虎竹伐採シーズンはいよいよ今月末まで、そんな虎竹の里を先日はNHK高知放送局さんに取り上げて頂きました。虎竹の伐採や加工の様子を放映いただいたのですが、テレビ放送をご覧になったという方から虎竹命名の父が牧野博士だと知ったと連絡いただきました。実は地元高知の皆様にも、虎竹の事はご存じであっても詳しい事は、なかなか知られてはいないのです。


NHKテレビ放送、虎竹の里


牧野富太郎博士は高知県出身の世界的な植物学者で、高知市五台山にある牧野植物園は全国的にも有名です。本当に素晴らしく、ゆったり出来る場所なので自分は高知観光に来られた方に必ずオススメする一番のスポットです。そして、レストランのテラスから見える虎竹を移植している場所をお教えしています。


牧野植物園、竹虎四代目(山岸義浩)


牧野博士ご自身も庭に植え観察して虎模様がでないと記録されていますけれど、虎竹の里以外の場所に移植しても不思議なことに虎模様が出ない竹です。今はコロナで旅行を控える方が多いと思いますが、いずれ季節も良くなり収まって来れば是非ご覧いただきたいと思っています。