竹職人への賞状

2019年12月16日

グッドライフアワード受賞


先月に受賞させて頂いた第7回グットライフアワードについては、本当にこの賞状を手にするのは誰かと言うと作った事もないボックスカートレース用の竹製車体に取り組みREIWA-125号を見事完成させた職人ではないかと思っています。


グッドライフアワード職人受賞


遠くスペインのレースでは特別感謝賞を頂くことができましたし、東京よみうりランドでは準優勝をさせて頂くなど思いもよらない成績を出す事ができたのは日本唯一の虎竹であり、職人の技を認めていただいた結果です。そこで今年の望年会ではグッドライフアワードの賞状を手渡しさせてもらいました。


四国経済産業局長賞受賞


竹はこの数十年で人々の暮らしから急速に必要とされなくなり関心は遠のいてしまっている事をずっと感じてきました。ですから今月に入ってたまたま頂くことになった四国経済産業局長賞も、当社職人がグットライフアワードが何かを十分に理解してなくても満面の笑みになるように兎に角嬉しいのです。


四国経済産業局長賞受賞


今まであまりこのような経験はありません、わざわざ竹虎まで足を運んでいただき賞状を手渡しいただき感激しました。


四国経済産業局長賞受賞


四国経済産業局長賞 賞状


四国経済産業局長賞受賞


REIWA-125号や竹トラッカーの事もよく知っていてくださっていましたので、竹虎の取り組みが全く無駄ではないようです。


竹職人表彰


さて、しかし自分達だけが賞状をいただいて喜んでいる場合ではありません。エンドユーザーの声が現場に届く機会はあまり多くはありませんが、竹細工を使ったお客様の感想を社員がまとめて手渡してくれたのです。それは、まさに竹職人への賞状でした。


竹職人表彰状


このような葉書を描いて届けてくれるお客様は自分たちにとって宝のような存在です。国産竹ざるもそうですが四つ目編み籠も昔ながらの伝統の細工のひとつ、一本の竹から人の役立つ道具へと変わるまでを少しの長めの動画にする事にしました。
















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手付きのメゴ笹籠

2019年12月14日

手付きメゴ笹籠


メゴ笹洗濯籠は竹虎でも幻の籠と言われていた時代があるほどで今まで同じ形の籠しかありませんでした。手付きのメゴ籠をご紹介させていただくのは今回が初めての事となります。


手付きメゴ笹籠


底編みなど他の編み込みはいつも通りまったく同じ作りです。


手付きメゴ笹籠


しかし、持ち手が付いただけで見た目もそうですが使い方にも幅ができて洗濯籠以外にも色々と役立ちそうなのです。


メゴ笹籠


そして、もう一つは縦型の深いメゴ笹籠


メゴ笹籠


メゴ笹籠


数が限定ではあるものの新しい形のメゴ笹がラインナップに加わって思わず笑みがこぼれます。
















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土佐伝統の皿鉢料理に使う大皿みたいなメゴ笹籠

2019年12月13日

竹虎四代目(山岸義浩)、メゴ笹籠


何が楽しいかと言って、このような大きなメゴ笹籠が編まれている事です。高知伝統の料理に前菜からデザートまで一つの大きな皿に盛り付ける皿鉢料理というのがあるのですが、まるでこの大きな籠は皿鉢の大皿のようです。


メゴ笹


メゴ笹は、おかめ笹とも呼ばれていて西日本を中心に広く成育しています。画像でご覧いただけるように凄く密集して生えているので、遠い戦国時代には城や砦のまわりに植えられていて、いざ攻められるとなった時には短くハス切りにして針山のようにして守りを固めたと聞いた事もあります。


メゴ笹


元々稈は細いものが多いので、これだけの大きく丈夫な籠を編むとなると太い材料探しだけでも容易ではありません。


メゴ笹籠


編まれたばかりでズシリと重い籠は、しばらく置いておくと見る見るうちに色合いが抜けていき軽くなって扱いやすくなるのです。

















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京都の手箒

2019年12月12日

松井竹材店の手箒


古都のお寺には沢山の方が訪れて庭の美しさに目をうばれていますが、あの庭園の管理には大変な労力と技が隠されている事をご存知でしょうか?そのひとつとして、ここに京都は松井竹材店さんの製作される小さな手箒があります。全長約45センチ、別になんという事もないとお思いかも知れません。


松井竹材店の手箒


ところが少しご覧いただきますと尋常ではない作りに気がつくかと思います。


松井竹材店の手箒


丁寧にまとめられた竹の小枝、切り口、節、漂ってくる品格、ちょっとしたアート作品のようにも見えます。


松井竹材店の手箒


更に目に見えない品質がこの細やかな竹穂です。


松井竹材店の手箒、竹虎四代目(山岸義浩)


この柔らかな竹穂があってこそ庭園を美しく保っている苔の手入れが出来るそうです。しかし、この竹穂は若竹の穂でしか作られません、竹細工に適した3~4年竹では最初は柔らかい竹穂が次第に硬くなり使えないと言われるのです。


孟宗竹、清水銘竹店


普通の竹林では若竹など伐採しないので、それでは枝の入手は困難ではないかと思いがちですが、さすが京都は竹どころ上手くできています。図面竹を生産する向日市、清水銘竹店さんでは1年竹を伐採しますので、その竹穂が手箒に使われるのです、


松井竹材店の手箒、竹虎四代目(山岸義浩)


この手箒あってこそ、あの青々とした苔の庭が楽しめると思うと小さな手箒一本を見る目が変わってきませんでしょうか。


松井竹材店さんの手箒


それにしても、あまりの美しさに床の間に飾りたくなるほどです。ちょっと試しに置いてみました、末広がりの形が縁起も良さそうです(笑)。














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パリ展示会の竹籠選び

2019年12月11日

名作竹籠


素朴な竹籠に魅かれるのは編み目の向こうに人の暮らしが見え隠れするところだと思う。中でも磨きと呼ぶ、竹表皮を薄く剥いだ竹ヒゴで編まれた籠やザルは出来たばかりの時からは思いもよらない色合いが深まり、長年愛用してきた本人にすれば
無二の友人のようにも思えて手放せない。


竹籠、竹ざる


同じ編み方でも竹素材が違えば出来あがる籠は全く違うし、飯籠や米研ぎざるが家族の人数が少なくなるにつれて小さくなっていくのが面白い。


竹脱衣籠


この脱衣籠は昔からあった伝統の籠を自分達流に楕円形に編んでいる、家族で使うから縁巻も粗い。まあ新しい籠といっても40年か、もしかしたら50年近く前のものだと言うので竹細工の息は長いのである。


祝儀籠


婚礼が決まると鯛の尾頭付きを入れて挨拶に行く高知伝統の祝儀籠、残している籠を元にして忠実に再現してみた。小さい頃には見かけていたものの、今では全く流通していない籠なので若い職人もはじめてで戸惑ったようだが良く編めている。祝いの門出の籠だから、どうしても展示に使いたいと思っていた、ギリギリセーフで一安心だ。














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続・120年に一度のスズ竹開花

2019年12月10日

  竹虎四代目(山岸義浩)、スズ竹開花


本当に驚いて声になりません。見渡す限り茶色になったスズ竹の竹林が、まるで枯れすすきのように続いているのです。


孟宗竹の開花


昨年、地元の孟宗竹の竹林での開花を見つけて新聞社の方にお越しいただき取り上げてもらいました。古老の職人でさえ、どうして枯れるのか原因を知らなかったので一般の方は誰もご存じ無いことだと思ったからです。研究されていてる大学の先生の調査によれば日本最大級の開花と分かりましたけれど、それでもこのように青々とした竹林は残っており、一部だけの開花でした。


スズ竹開花


ところが今回のスズ竹開花は、まさに一斉開花と呼ぶにふさわしい状態です。


スズ竹の花


イネ科らしくまるで籾殻のような花がそれぞれの竹に一杯ついていました。


鈴竹g


本来でしたらこのように元気な葉を風にゆらせているスズ竹です。


スズ竹


竹と笹を分類する場合の一つの方法に稈に竹皮が付いたままの物を笹とします。スズ竹も青々とした稈を見せている竹林ではないものの、その竹皮を除くと美しい竹肌が顔を出していました。


スズ竹開花


しかし開花した竹林のスズ竹は、しなるどころかポキポキと簡単に折れてしまい完全に死んでしまっているのです。


スズ竹開花


林道を奥へ奥へと進んで行っても茶色のスズ竹林が続きます。


竹虎四代目(山岸義浩)、スズ竹開花


それでも、もう少し行けば...もう少し行けば...。どこまで車を走らせても、毎年伐採してきたスズ竹職人さんでも見つけられない竹林があるはずもありません。このような寂しい光景を初めてみて足がすくみます。


スズ竹開花


竹は開花して種子が地面に落ちて真竹の場合ですと10年で元の竹林に再生されたと聞きます。竹細工に使える同じ品質の竹材になるには更に5年かかると話す職人もいますが、スズ竹の場合はどうでしょうか?


小型の笹類だけにもう少し早く元の竹林に再生されるのではないかと希望的な予想をしています。だた間違いなく数年は今のような山の状態です、立ちすくんでいる自分にポツリポツリと時雨が落ちてきました。寒さが一段としみました。
















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120年に一度のスズ竹開花

2019年12月 9日


スズ竹手提げ籠バッグ


スズ竹は東北や標高の高い所など比較的寒い地域に生育するササ類ですが、強くてしなりがあり竹細工には昔から多用されてきた素材です。温暖化で少しづつ竹林面積が狭くなってきたという事は職人さんや山で仕事をされる方々から聞いていました。なので材料不足から数年前から編まれる籠には少し色合いの違う竹ヒゴが混ざるようにもなっていたのです。


スズ竹弁当箱


スズ竹行李


しなやかで粘りのある竹質は他のどんな竹材と比べても、これほどの逸材はないほどですので古くから小さなスズ竹弁当箱をはじめ重たい荷物を入れて持ち運びしたり収納しておくための行李は大量に製造されてきました。


スズ竹開花


ところが、このスズ竹に120年に一度と言われる大開花が起こっています。前々から一部の山の竹林では開花が見られていたものの、今回のような一斉開花は職人さんはじめ誰も経験したことのない出来事で唖然とする他ありません。


スズ竹


一部の狭い地域では青い葉をつけたスズ竹が見られるものの勢いが弱っていて、いずれここも花が咲くのではないかと思います。自分もはじめてみる大規模な開花を動画でご紹介していますのでご覧ください。

















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名人の無双編み籠

2019年12月 7日

八郎名人の無双籠


ミカンの美味しい季節になると、ある年齢以上の方にはコタツの上にミカンを入れて置いてあった盛籠を思い出すこともあるのではないかと思います。もちろん何と言ってもミカンが主役なので脇役の印象が残っていない方もおられるかも知れません。


無双籠


多くのご家庭ではきっとこのような形の竹籠が使われていたに違いないのですが、この無双編竹籠は脇役と言うには惜しい美しさです。


無双籠、盛器、盛籠


無双籠とは二重編みになった籠のことで、珍しい編み方という訳ではないもののこれだけキリリッとした触り心地満点の編み籠にはなかなかお目にかかれません。


無双籠、盛器、盛籠


煤竹の力竹には「八郎作」と銘が入れられています。


無双籠、盛器、盛籠


染色の色味が少し邪魔をしていて分かりづらくなっていますが兎に角美しい形に魅入るほどです。


無双籠、盛器、盛籠


この名人が数十年前の修業時代に編んだ籠が残っています、形のたどたどしさはあるものの丁寧な作りが分かります。


無双籠、盛器、盛籠


現在編まれているシャープな籠とは全く違う優しさを感じる籠、手元に置いておきたい温もりが伝わってくる籠です。













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虎竹の里のランチタイム

2019年12月 6日

虎竹の里、虎竹


昨日もお話しさせていただきました通り虎竹の里は日本唯一の虎竹の伐採シーズンで焼坂の山道を登っていくとこのように所々の道路脇には竹が積み込まれているのです。


虎竹の里、虎竹の葉


こうしてずっと繰り返されてきた竹の暮らしが今年も無事に迎えられて感謝の気持ちでいっぱいです。けれども早い時代の流れの中で虎竹の里だけ変わらずにいる事は難しいのです。


虎竹の里、竹林


山の職人が少なくなり伐採できなくなった竹林も少しづつ増えてきています。わずか1.5キロの間口の谷間と言いますと狭い地域のようにも思われますが峠の標高は228メートルあり広大な竹林が広がります。


ゴマ竹


しっかり管理された竹林ではまず見ることのないゴマ竹がありました。立ち枯れした竹にゴマ菌が付着したもので、京都の竹林で生産される人工的に光合成ができないようにしてゴマ菌を付着させる銘竹とは似ているようで全く別ものです。


虎竹の里、虎竹


竹林整備を少しづつしていく虎竹の林の向こうから明るい光。信じて前を向くしかありません。


虎竹の里、虎竹林でのランチタイム


さて、この山の上まで聞こえてくる正午のサイレンの大きな音。虎竹の里にもランチタイムがやってきました、鳥たちのさえずりを聞きながらのお昼休みです。

















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日本唯一の虎竹がすべて通ってきた竹の道

2019年12月 5日

虎竹の里、竹虎四代目(山岸義浩)


師走に入って好天の続く虎竹の里です。すでに雪化粧の地域もあるようですけれど南国土佐は明るく日当たり良い場所など上着がいらないくらいの温かさ。伐採の続く竹林を歩くといつもの鳥の声に交じって「コンコンッ」そして「ザザッー」と竹を伐り出す音が聞こえてきます。


日本唯一の虎竹


いつもは静かな虎竹の里が一年で一番にぎやかになる季節、山道を車で登っていても山出しされた虎竹が脇に積み込まれています。どれどれ?どんな色付きやろうか?近年の温暖化もあって色付きが良くない状態が続いていて満面の笑みという訳ではありませんが、それでもこうして毎年続いてきた虎竹の伐採が創業125年を迎えた今年も先人と同じようにできる事に感謝の気持ちが沸き上がります。


虎竹の里、竹の伐採、山出し


知らない方がご覧になったら獣道かと思うような、この細い山道を一体どれだけの竹が通って来たのか...?これが日本唯一の虎竹がすべて通る竹の道なのです。
















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