竹虎創業125周年記念、スペイン・ボックスカートレース

2019年4月22日

スペイン・ボックスカートレース


スペイン・ボックスカートレース(Carrera de Goitiberas de las Fiestas de la Blanca de Vitoria-Gasteiz)を知ったのは昨年の夏の事です。開催されているのはスペインはバスク州ビトリアという歴史ある美しい街でした。サン・ビセンテ・マルティル教会(Iglesia de San Vicente)横の路上をスタートしてアルキージョス通りの下り坂を走るコースだと聞きましたが正直いいまして最初はどのようなレースかも分かりませんし、馴染もなくあまり興味を引かれる事もありませんでした。


スペイン・ボックスカートレース(Carrera de Goitiberas de las Fiestas de la Blanca de Vitoria-Gasteiz)


そもそもボックスカートレースは、ソープボックスカー(Soapbox)などとも呼ばれる動力を持たず坂道を下るレースの事です。アメリカ、ヨーロッパでは結構人気のレースで大きな大会が開かれているようですが自分は関心がないためか全然知りませんでした。ただ後から調べてみますと日本でも「Red Bull Box Cart Race」というイベントが一昨年東京赤坂で開催されて65台もの個性あふれる車が参加されていました、今年はよみうりランド特設会場にてレースが予定されているようです。


スペイン・ビトリアボックスカートレース(Carrera de Goitiberas de las Fiestas de la Blanca de Vitoria-Gasteiz)


日本唯一の虎竹電気自動車「竹トラッカー」を製作してチャレンジラン横浜、チャレンジランメキシコと虎竹のPRをしてきましたので今度は虎竹の車でレース...なのか?しかし、竹トラッカーで参加できるわけではありません、レースと名が付くからにはある程度のスピードの出るエンジン無の車をゼロから製作しなければなりません。


Ivan Platas


誘ってくれたのは元F1のレーシングカーデザインをされていたという経歴を持つIvan Platasさんです。前回の大会には何と竹の車で出場した竹LOVEな方、地元ビトリアに暮らされていますが昨年夏の世界竹会議(World Bamboo Congress)メキシコに参加されていて知り合いました。


スペイン・ボックスカートレース(Carrera de Goitiberas de las Fiestas de la Blanca de Vitoria-Gasteiz)


Ivanさんの製作された車体など拝見するとF1の設計をされていた方らしく、車体が低くいかにもスピードの出そうな凄い車です。レースの様子を聞かせてもらい、当日の様子を知るほどに何か心がワクワクしてきました、坂道を下るだけのレースに大人が集まって30チームも出場して走るなど想像すると楽しさしかありません。


スペイン・ボックスカートレース(Carrera de Goitiberas de las Fiestas de la Blanca de Vitoria-Gasteiz)


「これは現地に行くしかないな」


そう思った時点で、ほぼ参加は決まっていましたけれど一応確認のためしっかり視察せねばなりません。ちょうど竹虎は創業125周年の節目の年となります、その大きなひとつの記念イベントして取り組みたいと考えていたのです。













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樹皮を使った細工たち

2019年4月20日

樹皮籠


日本中に成育しているキハダ(黄膚、黄柏)は、内皮を胃腸薬に使用されるなどされてきた薬用植物のひとつです。そして胡桃や、山葡萄、マタタビ科のツル植物であるサルナシなど、まるで、室内に樹木がそのままやって来たように感じる山の素材をそのまま使った樹皮籠があります。


スペインで見た樹皮買い物籠


竹と木は同じような所に生えていますので似た者同士と思われる方はいらっしゃいませんでしょうか?竹は地下茎でそれぞれの竹が繋がっていますが、木はそれぞれ単体で根を張っているとか、成長のスピードや材質、性質など全く違う植物です。


ただ樹皮の自然感には竹表皮の美しさにも通じるところがあり魅かれるところがずっとありました。実はそこにハッと気づいたのは2月に訪れたスペイン、ビトリアの街中でした、店頭に置かれた樹皮編みの手提げ籠に目が釘付けになったのです。


樹皮笠立て


なんと素朴で味わい深い籠だろうか?人と木が共存している...自分で竹林に分け入り、笊を編む分だけの竹を伐り出し庭先で黙々と竹編みをはじめる、あの職人さんの顔が浮かびました。しかし、こんな遠い国に来ずとも自分達が竹を生活の中に取り入れているように、木が普通の毎日にある暮らしは日本にあります。


桜皮鞘


胡桃の樹皮を使った傘立て、イタヤカエデで編まれた籠に入っているナタやハサミの鞘にはヤマザクラ。


キハダ、胡桃手提げ買い物籠バッグ


丈夫な山ぶどうを樹皮の繋ぎ目を編み込む紐に使い、口巻に使い、一番傷みやすい持ち手にした樹皮手提げバッグまであります。


胡桃樹皮


胡桃の材質は柔らかく木材としての価値はありませんが、樹皮は手提げバッグなどに多用されていて近頃では表裏の風合いの違いを活かした面白いものも良く見かけます。


樹皮籠


すべて天然の樹木からなので同じ種類の木であっても見た目にはかなり違いがあるのも魅力です。


東北の山々


日本は北から南まで長くのびた国なのだと改めて感じます。南国高知の車内ではエアコンが必要だったのに、こうして東北にやってくると山々は雪景色が広がります。このような寒い気候に鍛えられた木々は、四国の樹木と違う良い表情をしているのです。













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竹職人のアラレ

2019年4月19日

竹職人のアラレ


これは、ただのアラレではありません。香ばしくて本当に美味しいのですが、竹職人が籠を編む合間に作ったもち米で作られたモノですから値打ちがあります、しかも無農薬です。


竹職人のアラレ


竹の仕事をする職人の中には農家をされる方も多いのです。たとえば竹伐りの職人も伐採時期が一年の内、数ヶ月と決められているのでそれ以外の時期には畑やお米作りをされる方もいます。ちょうど農閑期に竹の仕事をするイメージです。


竹職人のアラレ


竹虎の社員にも週末には畑仕事やお米づくりをされている方が多くいました。今の若者には少ないですが古参の職人は、やはり週末には畑仕事をしています。農業と竹細工、今では理想的にも思える暮らしは昔からの営みであったのです。


実りの秋


山の上から日本唯一の虎竹達が見守る中、虎竹の里でも田植えの準備がはじまりした。一年が過ぎて来年もアラレを食べられたら、それだけで幸せです。














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幻のパーティーバッグと煤竹波網代バッグ

2019年4月18日

渡辺竹清作、幻のパーティーバッグ


網代編みの巨匠という名にふさわしい渡辺竹清氏。その技では右にでる者はいないと言われた最高峰の技術で編み上げた究極の竹パーティーバッグは、100年たった煤竹で創作されています。芸術的にまで高められた熟練の技が竹に次の100年を生きる新たな命を吹き込んだのです。


かって同氏の作品は世界的に有名な宝石店T社のニューヨークの本店に並べられていていました。日本でもお馴染みで、世界中の人々に愛される数々の作品を生みだされてきた、イタリアはフィレンチェ生まれ、ファッションモデルとして活躍した後、有名女性デザイナーとなられた方からの要請でした。


渡辺竹清先生、竹虎四代目


彼女のデザインしたものの中には日本からインスピレーションを受けた物が多々あり、湯飲み茶碗に取っ手をつけたコーヒーカップや昔の和箪笥の金具をモチーフにした作品など日本人が忘れかけている機能美がありました。渡辺先生の竹の技に着目されたのも古き良き伝統を受け継がれてきたからだと思います。


煤竹格子


このパーティーバッグ製作依頼が来た当時、世界中の誰もが知る横文字のブランド名を聞いた先生は「なに、レストランか何か?」と言われたそうです。


しかし、この日本を代表する巨匠と世界的デザイナー、それに百数十年の眠りからよみがえった煤竹という最高の素材が加わってパーティバッグは誕生しました。某ハリウッドスターの奥様がどうしてもと言って追加注文を一度受けた以外は毎年限定生産ですぐ完売。だから幻のパーティーバッグと言われていました。


竹虎四代目


このバックは渡辺先生と非常に懇意だった竹虎二代目からゆずられたパーティーバッグのプロトタイプです。バッグ創作のために渡辺先生とデザイナーの方が通訳を介し、夜を徹して話し合って試行錯誤を繰り返していた時に試作された一点だそうですから苦心の重みが感じられ、店頭に並んでいた完成品よりも尚一層大事に思っています。


年に一度、元旦に着物を着て初詣に行く時にだけこのバッグを持ちます。世界最高のデザインと技、100年の竹の重みに竹虎の歩み、敬愛する祖父への思いなどが交錯します。どこにもない至宝を手にする緊張感でピンと背筋の伸びる思いです。


煤竹波網代バッグ


渡辺先生が惜しまれながらお仕事を引退され既に数年の月日が流れました。ニューヨークの有名宝石店T社さえも魅了した匠の技は、そう簡単に完成されるものではなく先日まで先生のバッグを売切れのままウェブサイトに掲載続けておりました。


煤竹波網代バッグ


渡辺先生とは祖父の代からのお付き合いがあり自分も工房には何度となくお伺いさせて頂いてます。現在も近くに行く機会がある都度お邪魔させていただきますが、そこで名前のでる若手の実力派作家さんがおられます。


煤竹波網代バッグ


一度作品を拝見させていただくと流石に渡辺先生の工房で修業された時期もある方だけあって素晴らしい竹編みの技と心をお持ちのようです。そこで、今回この方にお願いして煤竹波網代バッグ製作いただきました。依頼させていただいてから約2年、ようやく手元に届いた作品を眺めています。













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続々・足摺岬のメダケと椿と竹炭

2019年4月17日

竹炭石鹸


竹炭歯磨きのお話しをさせていただきました、自分は中学高校と6年間全寮制の明徳という学校でした。最近では甲子園で有名になっていますけれど当時まだ創部して間の無い弱小チームの野球部員でもありました。合宿で皆が珍しがって使うのですが塩味の「なすの黒焼歯みがき」は大不評だった事を今でも思いだします。


しかし、あれから40数年も経ってから自分が同じメーカーさんにお世話になり竹炭塩歯磨きを作ることになるなど夢にも思っていませんでしたので本当に不思議です。人生に無駄な事など何ひとつ無いのだと思います。


そんな風に思うのは竹炭歯磨きばかりではありません、幼い頃からずっと付き合っているアトピー体質もそうです。今でもステロイドは欠かせないものの、自分や家族の肌の弱さから生まれたのが薬用竹炭まで高知県の協力をいただきながら自社で精製し作っている虎竹の里竹炭石鹸でした。


竹炭枕


皮膚にトラブルのある方ならご存知のように「痒み」ほど辛いものはありません、場合によっては痛みより何倍もしんどいのではないかと思います。辛いと言えば睡眠には、たまにお客様からのお声を聞くことがありました。自分は幸い眠るという事に関しては、いつでも何処でも3秒で寝られて、起きたい時間に起きるという特技がありますので睡眠で大変な思いをすることはあまりありません。


竹炭枕は土窯作りの竹炭を何と3キロも使った、こだわりの枕です。いろいろな効果が言われる中で寝付がよくなったという竹炭枕へのお客様の声が多々あまりすのでもし、睡眠でお悩みの方は一度お試しください。人生の3分の1は御布団の中、そして毎日の事なので朝のスッキリがあると無いとでは雲電の差だと思います。


床下調湿竹炭


何か竹炭のセールスみたいになっています(笑)。しかし、これも竹のひとつの顔であり、これだけ沢山の素材が活用されることなく竹林で出番を待っていることを思えばドンドン使っていただくことこそ竹の喜びでもあるのです。そういう意味で大量に竹炭を使うのが住宅床下調湿用竹炭です。


昔から神社仏閣の床下には炭が入れられてきました。要は古の先人の知恵に戻っているだけなのです。


竹炭洗剤


真黒な竹炭でシャツを真っ白くするのですから竹炭洗剤「竹炭の洗い水」も聞き慣れない方には意外な商品のように感じるかも知れません。しかし、これにしても元々はおばあちゃんが風呂釜の焚口から灰を持ってきて大きな金属製のタライで洗濯していた昔を現代に蘇らせただけの商品です。


竹炭石鹸がお役に立てているように通常の洗濯洗剤を使えないスキンケアに気づかう方、敏感肌の皆様に喜んでいただいているので細々とではありますが大事にしていかねばならない竹炭の活用方法だと思っています。


竹酢液配合竹炭線香


竹炭はニオイの吸着に力を発揮します、そして竹酢液も強力な消臭力を持っています。竹酢液配合の竹炭線香はダブルの効果でお部屋の嫌な臭いを消し去る心強い味方、比較的早くから商品化されて既に20年以上になるロングセラーとなっています。


足摺岬のメダケから竹炭の話になって色々とご説明させてもらいますと改めて竹炭自体の多様性にも気づかせてもらいました。














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続・足摺岬のメダケと椿と竹炭

2019年4月16日

竹炭窯


竹は「衣食住」すべてに関わって日本人の暮らしを助け、豊かにしてきました。皆様が竹と聞いて連想されるものが竹籠や竹笊だとしたら、それは本当に極一部でしかありません。竹は実に様々なモノに形を変え生活の中に溶け込んできましたから変身の達人とも言えます。


最高級竹炭


昨日はポーラス竹炭の事を少しお話しさせてもらいました。ポーラス竹炭が設備もいらず手軽に焼ける竹炭だとしたら、その対極にあるのが最高級竹炭です。もともと炭といえば木炭であり、高知では土佐備長炭というブランド炭もあるようにその昔は山は木炭で潤っていたのです。


竹炭の研究が進み、効能が広く知られるようになったのは30年数年前の事でした。一時は金属製の窯も導入されたりしましたが、やはり昔ながらの炭窯を竹炭専用に窯に改良した土窯が一番です。


竹酢液入浴剤


土窯を使い高温で焼き上げるには熟練の技と経験が必要です。飲料水用として使われる竹炭はもちろん、材料である孟宗竹や燃焼温度帯にも気を配り採取された竹酢液など安心してお使いいただける製品作りのために手間のかかる土窯で焼き続けています。


竹炭パウダー


食品添加用の竹炭パウダーは無味無臭という利点から様々な食材に使われるようになりました。竹炭を食すると聞くと、ご存じ無い方は驚かれるのが普通です(笑)。真黒な炭だから当然かも知れませんが、古くから民間療法として炭を食する文化は日本だけでなく、ヨーロッパにもありました。


そうそう、解毒のために炭を常備していた忍者の話をよくさせてもらいますけれども、海外には人間だけでなくデトックスのために炭を食べる猿までいますので生き物にとって炭は必要なものだったのです。


竹炭ヨーグルト


竹虎社員の中にも長年の愛用者がいますけれど、自分は毎日食べるヨーグルトに入れています。


竹炭歯磨き


この竹炭微粉末を入れた歯磨きも作りました。海の綺麗な高知では近年天日塩作りが盛んになっていますので土佐天日塩を配合しています。これは自分の中学時代に全寮制の明徳で使っていた「なすの黒焼歯みがき」にまで話はさかのぼります。


不動化学という聞き慣れないメーカーの作っている歯磨きを使っていた事があって歯磨き粉と言えば「甘い」という常識しかなかったのに塩が入っていて衝撃的だったのです。けれど、塩は歯茎を引き締めるなどの効果があり、昔の人は塩だけで歯磨きしていたとも言います。自分が又使いたくて、こだわって作った竹炭歯磨きへのお客様の声をご覧ください、意外と人気なのです。














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足摺岬のメダケと椿と竹炭

2019年4月15日

虎竹の里、竹虎四代目


お陰様で自分達は、虎竹にこだわり竹一筋に仕事をさせていただいてます。これが、どれだけ奇跡的で素晴らしい事なのかは竹が全く売れない冬の時代を経験し、真っ暗いトンネルの中にポツリと一人取り残されたような思いで過ごした日々があってこそ実感できる事だと感謝しています。


メダケと椿


なので、虎竹の里の竹達だけでなく他の竹の事もいつも気にかかります。先日は、たまたまテレビニュースに目が留まりました、足摺岬の椿がメダケに浸食されて数が減っているというのです。足摺岬と言えば高知県観光では必ず取り上げられる名所であり、季節になれば咲き乱れる椿と並んで紹介される事が多いだけに番組で観た時にはショックを受けました。


メダケは女竹と書きますが竹というより細い笹類の仲間で、自分が竹の仕事を始めた当時には壁竹用等としてトラックに満載された竹が流通していたものです。しかし時代の流れと共に需要は全くなくなり竹虎でも工場から姿を消して20年以上にはなります。


孟宗竹


このような事は何も足摺岬のメダケに限らず全国的に起こっています。主に日本最大級の大きさである孟宗竹が他の樹木を侵食しつつ、手入れもできない竹林が荒れ放題になっている事は皆様ご存じの通りです。


放置竹林のバイオエネルギーや建材利用が始まっていて期待が持たれる所ですが課題も多いように感じています。驚異的な成長力と生命力で広がる竹は、日本の森林総面積からすると極わずかにも関わらず良くも悪くも良く目立つのです。増えすぎて悪者扱いされるのも非常に困惑しますけれど、近年の災害との関係は見過ごせません。


低温竹炭


そこで竹材有効活用として最善の方法のひとつが竹炭です。たとえば野焼に近い状態で燃焼させ水を掛けて作るポーラス竹炭のお話しをした事がありました。手軽で比較的安価ですが農地利用や消臭、調湿には最高の竹炭です、本格的な高温窯で焼いた竹炭には又別の機能性がありますので竹炭も面白いですし、やはり竹は素晴らしい自然素材だとつくづく感心してしまいます。

















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国産山葡萄長財布、手付き小籠そして手提げ籠バッグ

2019年4月13日

山ぶどう長財布


経年変色した山葡萄も竹に劣ることなく魅力的です、もう長く愛用するものは30年になりますがシンプルなだけに飽きがこないばかりか更に愛着がましてきます。この山葡萄長財布はこれからですが、お使いただく方が触れる機会の多い品だけに手油で色合いがどんどん良くなっていきます。


山葡萄セカンドバッグ


母がセカンドバックを購入した頃は山葡萄を知る人も少なく、今思えば驚くような安価な値段で手にしました。職人さんもまだまだ沢山おられて、籠が大きな段ボールに山積みになっていたのを思い出します。


山ぶどう籠


前にもお話ししたように山葡萄に人気が出てからは海外の素材を使用したもの、海外生産のもの等が目につくようになりました。以前のように粗悪な物は皆無となり見分ける事ができないほど素晴らしい出来栄えの籠バッグがありますので海外製品が悪いという事でもありません。


竹虎は当然ながら地域の竹と職人、国産にこだわり抜く一方で、東南アジアにも定期的に出かけて行き勉強させてもらっています。中国は竹の本場ですから何度行ったか分からなくなりましたが、どこに行ってもギラギラした目のヤル気にあふれた職人さんが印象的です。しっかりした工場では高品質の製品を産みだしているので、きっと中国製の山葡萄もそのような職人さんが作られているのでしょうか。


国産山葡萄手提げ籠バッグ


ただ、一時は関心を失っていた日本の昔ながらの素材に再び心が動く職人との触れ合いがあり、山々でのモノとの出会いがありました。


国産山葡萄手提げ籠バッグ


山葡萄の蔓は水で決まると言います。「この美しい山水で育つ葡萄蔓だからこの赤味が出る」だとか言われると、ああ竹山の職人と同じだと嬉しくなります。それぞれの山深い地域で、それぞれの作り手がプライドを持って編み続けているのです。













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コーヒーサイフォン撹拌用竹ヘラ、雑誌「珈琲時間」に掲載

2019年4月12日

コーヒーサイフォン撹拌用竹ヘラ掲載、珈琲時間


「珈琲時間」なる雑誌があるくらいなので珈琲好きの裾野がどれくらい広いのかと思ってしまいます。嬉しい事に、こちらの本にコーヒーサイフォン撹拌用竹ヘラを掲載いただきました。実は以前にも虎竹コーヒードリッパーを取り上げていただいておりましたので少し馴染のある表紙です、前回も感じましたが写真に写る店舗様はさすがトップを飾るだけあって本当に美味しい珈琲をだしてくれそうな素晴らしい雰囲気です。


掲載いただいたコーヒーサイフォン撹拌用竹ヘラは、元々も竹虎にあったエステ用スパチュラをご使用されたお客様からの細かいご注文で製作させてもらったものです。自分も一日に数杯は欠かせないコーヒー党ではありますけれど、サイフォンを使って入れた事はありませんのでサイズや使い勝手は分かりません。そこで申される通り忠実に作らせてもらいました。


キッチンと道具


この雑誌は料理好きな方は魅入ってしまうのではないかと思います。「キッチンと道具」には調理に欠かせない便利で使い勝手の良さそうな台所用品が満載です。戦後の日本にプラスチックなど新素材が出回るまでは水回りなどは竹笊、竹籠はじめ竹製品であふれていましたので自然素材を上手に活用されているキッチンの写真には懐かしくなります。まあ、このような時代ですので全てが日本製という訳にはいかないのが少し残念ではあります。


さて、コチラ様には虎竹水切りステンレスザルをご紹介いただきました。金属製のザルでも特産の虎竹で縁を飾ると風合いが全く異なります。著名な方々の愛用する素晴らしい道具たちの中にこうして選ばれているのは嬉しいものです。













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見た事もない極みのシダ編み籠

2019年4月11日

  シダ編み洗濯籠(ワラビ籠)


高知では昔から生活道具として親しまれてきたシダ脱衣籠、今ではほとんど見かける事もなく実際ご家庭で使われている事も稀ではないかと思います。わらび細工などとも呼ばれていますがシダは日本中の山に生えているので、かっては各地で編まれていた籠です。


防水性に富んだ性質は台所籠としてプラスチックの登場までずっと重宝されていました。何度かお話しするように虎竹の里は茎の長い良質のシダが多く自生しており隣町にはシダ素材ばかりを扱うシダ屋さんが二軒もあったと言います。大量に集められたシダは何処で、どのような籠に編まれていたのか?今では知る人もいなくなりましたので残された籠を見て推察する他ありません。


シダ編み脱衣かご


そんなシダを使って今回新たに編み上がったのは非常に珍しく、もちろん個数限定ではありますが極みとも言える脱衣籠なのです。昔から普通に見かける籠とは全く違った風貌と思いながら持ってみると若干ズシリと来る質感に「あれ?」と思います...、よく見ると何と二重編みになっているのです。


シダは表皮がツルツルして衣類の繊維質にひっかからないのも大きな特徴です、二重編みにすることによりシダヒゴの先端を内側に隠すことができるので本当に使いやすい脱衣籠となっているのです。


シダ(わらび)編み洗濯かご


楕円形になった長い方のサイズで53センチもある大きさにも注目です。シダ編み籠の難しさのひとつに材料集めがあって、いくら大きな籠用の太いシダが欲しくとも実際に山に入ると、なかなか思い通りの材料が採取する事ができません。


シダは採取してからすぐに編まないと硬くなってしまい編めない素材です。なので、この大きさで更に二重編みとなると太さの揃ったシダ材を手に入れるだけでも大変なのです。大小と二種類のシダ編み脱衣かごに使用される素材の太さは微妙に違っています。職人が素材を見て編み込む籠の大きさを決めるのでシダ籠のできばえは、ある意味山次第と言えるのです。


ワラビ(わらび)籠


細い材料で可愛いサイズのシダ編み小籠を編んでもらいました。スマホや時計、お部屋の鍵、小銭入れなど小さな物入れにピッタリです。数えるくらいしか作ることができませんので、ごくごく一部の方にしかお届けできないのが残念ではありますが、昔の日本では当たり前に暮らしの中にあったシダ籠をお手元に置いていただければ嬉しく思っています。













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