青竹塗のお節箸

青竹箸、正月箸


12月に入りました、そろそろお正月の準備が気になってきた方もおられるのではないでしょうか?竹虎では新春にお使い頂きたい青竹箸をご用意いたしております。23センチサイズで男性でも女性でもお使いいただける長さですが、自然の青竹と見紛うような塗りの出来栄えです。


青竹、真竹


自然の青竹には、まるで作ったかのように美しい色合いのものがあって惚れ惚れしてしまう事がありますけれど、広い竹林でも本当にごく一部であり、又時間的な制約もあって安定して供給することができません。


青竹塗り箸


昔から青竹の色合いを長く保つことは、多くの竹人の夢でした。自分の小さい頃から塗りや薬剤処理された竹が次々に出てきましたけれど自然な感じに仕上げられたものは多くありません。数年前からようやく優しい竹の色合いに近づいたお箸が出来るようになり、お求めやすい価格で手にできます。


青竹酒器


青竹は、まるで生鮮食品のような扱いの難しさです。下にリンクを貼っておりますYouTube動画「一度きりの!?青竹酒器」でお話していますように青竹製品はご用命をいただいてから竹林に入り頃合いの竹を伐採せねばなりません。


お節箸、青竹箸


一年通して他のお箸と同じようにご愛用できて、かつ青竹の風合いをお楽しみ頂くには最適の一膳です。




コロナ時代にピッタリの竹酢泡石鹸ハンドソープ

 
竹酢泡石鹸ハンドソープ


コロナウィルスで手のアルコール消毒をする事が多くなりました、皆様手荒れのほうは大丈夫でしょうか?
小さい頃からアトピー体質の自分などは、一日に何度とするあの消毒で手荒れが酷くなって困っていました。医療関係の方に相談するとアルコール消毒は必要最低限に控えて、その代わりに石鹸でこまめに手洗いする事をススメられました。すると、それで余計に油分を取ってしまうのか?肌があれ湿疹のようなものが指に出来て痒いのです。経験のある方ならお分かりかと思いますが、手の甲や指の痒みも本当に辛いものです。


竹酢泡石鹸ハンドソープの泡


そこで、スッキリと手の汚れを落としながら、手にできるだけ優しく、保湿もしてくれる竹酢泡石鹸ハンドソープを作ろうと思ったのです。香料や着色料、防腐剤、酸化防止剤等はもちろん無添加、使われている材料も植物由来の保湿成分グリセリン、ジグリセリンの他は水とカリ石鹸素地、そして竹酢液だけです。とにかく、不必要なものは入れずシンプルに作りました。


竹酢液にはポリフェノールはじめ300種類以上の有効成分が含まれており、炭焼き職人には水虫の人はいないと言われるほどの高い抗菌性も特徴です。当初は入浴用などに使う通常の一年間安置させた安心の竹酢液を使用して試作しましたが、他の成分との相性でしょうか?微妙にニオイが気になってしまいました。色々と濃度なども検討した結果、せっかくのハンドソープなので竹酢液を減圧した環境で沸点を40度までさげて蒸留、精製した無色透明な減圧蒸留竹酢液を使用する事にしました。


竹酢泡石鹸ハンドソープポンプ式


実は当社には、皆様ご存じの虎竹の里竹炭石鹸という手放せない使い心地の固形石鹸があります。自分のお風呂は、頭から爪先まで毎日これ一つです!(笑)けれど、入浴時には竹炭石鹸ばかり使っていても、日に何度となく使う手洗い石鹸は、ポンプ式のきめ細かいクリーミーな泡立ちが何とも便利です。プシュッとふんわり、ササッと洗えて水切りスッキリ、ポンプ式にした事によって手洗いが本当に楽になりました。


竹酢泡石鹸ハンドソーププレゼント企画


コロナ時代の竹酢泡石鹸ハンドソープ、アトピーやアレルギー体質、敏感肌の方に特にオススメしたいと思っています。只今、10名様に当たる竹酢泡石鹸ハンドソーププレゼント企画開催しています!


滝沢カレンさんと同じ青竹踏みありますか?

 
青竹踏み


「滝沢カレンさんと同じものありますか?」昨日は朝から不思議な電話が何度もかかってきます。何の事かと思って聞いてみたら足で踏む竹を半分に割った物と言われるので、すぐに青竹踏みだと分かりました。しかし、テレビで良く拝見させてもらうモデルさんのはず...健康のために使われているかも知れないけれど、これほど急にお問合せがあるのは変だと思っていたら案の定。NHKの「あさイチ プレミアムトーク」に出演された滝沢カレンさんが2021年に買って一番良かった美容グッズとして青竹踏みを持参して実演されたとの事でした。


青竹踏み使用


番組の中では、青竹踏みを使う前に履いていた靴が、竹踏みしてから履くとブカブカになっている、つまりそれくらいムクミが取れるというお話をされたようです。何と、2014年の30年ブログでもキャビンアテンドさんが同じ体験をされた事をご紹介しています。よろしければご参考にご覧ください。
竹虎四代目30年ブログ「毎日の青竹踏みの色々


青竹踏み倉庫


実は、竹虎では青竹踏みの製造、販売には他の竹製品以上に力を入れてきました。それには理由があります。


竹虎インターンシップ


2000年から毎年、地元大学生を中心としたインターンシップを開催させていただいております。2020年はコロナによって開催できなかったものの、今年はzoomを使って海外の方にもご参加いただき無事開催できました。恒例となっているためか、このような田舎の小さな会社にも関わらず年によっては数十名の学生さんが説明会にお越しいただく事もあります。しかし、その時に集まって来られる若い皆様が青竹踏みの事を知らないのです。


二節入った竹踏み


自分達では本当に身近で日本中どこのご家庭にも一つや二つはあると信じて疑わなかった青竹踏みを知らないと聞いた時には正直ショックでした。知っていると手が挙がらないのは、何かの間違いかと思ったほどです。ところが、これが現実と知り、それなら竹専門店として出来る事をやろう!と青竹踏みに本腰を入れ出したのです。竹を半分に割っただけの簡単そうに見えますけれど山の職人が激減し、竹林が荒廃していく中、このような安価な竹製品を国産で作っていくのは大変です。


青竹踏み加工


こだわりの一つが、一本の青竹踏みの中に節を二つ入れる事。強度を保つために何千本、何万本製造するにしても、必ず節は二つ入っています。節を考えなければ生産数は、もっと増えますけれど品質には変えられません。


孟宗竹伐採


竹伐採には良い季節になりましたので、原材料となる孟宗竹が少しづつ集められています。


青竹踏み


青竹踏みは「青竹」と言っても生々しい青竹ではありません。湯抜きという加工をして、竹の余分な油分を除去して耐久性を高めた竹材を使用します。青みがかった色合いも時間の経過と共に落ち着いてクリーム色のように変化してきますが、もちろん長く長く変わる事なく足の癒しと健康のために役立ち続けます。




虎竹と白竹の花籠「紫陽花」

 
虎竹花籠 紫陽花


今年は虎竹の花籠を、全国の皆様にもう一度見直して頂きたいと思った一年でもありました。何度も何度もお話させて頂く事ですが(笑)、かっては「この花籠を誰か食べているのか?」と職人が軽口を言うほど毎日、毎日作っても作っても間に合わないほど竹花籠が売れて行った時代がありました。今では信じられない話ですけれど、その頃からずっとあった花器のひとつが虎竹花籠紫陽花です。


白竹花籠


この虎竹で編まれた花籠を、まったく同じ形、大きさに白竹で編んだ籠を拝見する機会がありました。ひと昔ならいざ知らず、花籠を手に取っていただく機会が少ない昨今では、かなりレアな籠に思わず表情が緩みました。


ハリセンボンのような花籠


竹の楽しさや、作り手の思いで自由自在に広がる竹の世界を感じるハリセンボンのような面白い籠もあります。


虎竹花籠 紫陽花


竹籠は、作り手も自由ですが、使い手にも決まり事などありません。お好きな籠に、気に入った花を一輪入れると花籠は生き返ったように輝いて見えます。




4メートルの竹を一本そのまま贅沢に使った虎竹リース

 
虎竹リース


これからクリスマスやお正月など室内装飾をする機会が多くなるかと思いますが、今年は4メートルもの長さの虎竹を割って丁寧にヒゴ取りし、一本まるまる使い切って編み込んだ、ちょっと贅沢な虎竹リースが新登場です。


虎竹リース、竹虎四代目(山岸義浩)


沢山製作する事もできませんので大きさは一般のご家庭でも使いやすい24センチサイズのみとしています。しかし、それにしても綺麗な円形にガッシリと編まれています。


虎竹装飾


厚みは約8センチあって、かなりの存在感です。


虎竹造花リース


虎竹飾りリース、吊り紐


壁に引っ掛ける紐は籐巻きに通して作っています。


211112051.jpg


虎竹リース、花スタンド


虎竹リースそのままでお使いいただいても良いですし、年末、年始はもちろん一年通して四季折々の演出をお楽しみいただく事もできそうです。




漆仕上げの竹丼

拭き漆竹丼


竹の筒状の形と節を利用した容器やコップは簡単に加工出来る事から、かっては各地で沢山あった竹製品のひとつです。この竹丼等も自分達にとりましては身近すぎる食器だからと思って、最近まであまり皆様にご紹介する事がありませんでしたが、実は随分と歴史も古く、ずっと昔から定番として作られ続けてきた竹製品なのです。


竹丼素地


太い孟宗竹を湯抜きした後、更に品質管理のために炭化加工してから削りだして器にしていきます。普通ご覧いただく竹丼はウレタン塗装されていますけれど、そのまま生地の色合はこのようにナチュラルで竹特有の節部分や維管束の縦模様が美しく表れています。


拭き漆竹丼


この竹素材を丁寧に漆仕上げにしますと、この通り!驚くような大変身、高級感が醸し出されてます。


拭き漆竹丼


拭き漆竹丼


竹節なども天然のへこみシワと色合いが相まって味わい深い竹器の完成となりました。

 
拭き漆竹丼、竹虎四代目(山岸義浩)


こうしてウレタン塗装のものと一緒にすると比べものにならない圧倒的な存在感、新しい竹の魅力です。




虎竹六ツ目編がま口財布ができました

 
虎竹六ツ目編がま口財布


がま口財布に虎竹六ツ目編みが似合っています、どちらも和のデザインだから親和性が良いようです。下半分だけに竹編みで飾るのも、まるで竹割で壁を飾る腰張りに通じるものがあって気に入りました。


虎竹六ツ目編がま口財布


試作で出来あがった虎竹六ツ目編がま口財布は6色、それぞれ限定販売して最終的には人気色を一つか二つに絞っていきたいと考えています。


虎竹六ツ目編がま口財布


虎竹六ツ目編がま口財布


しっかりした力竹が入ったり、内側の生地色も洒落ていたり、作りも丁寧ですし、若い感性で仕上げられた、ちょっと面白い竹細工ではないでしょうか。


虎竹六ツ目編がま口財布


可愛さが目を引くのか、女性の方にかなり人気です。好みの色目でワイワイできるから最強です(笑)。




淡竹手提げ買い物籠が編み上がる

 
淡竹手提げ買い物籠


熟練職人の仕事場で淡竹(はちく)を使った手提げ買い物籠作りが始りました。そもそも淡竹を使う竹細工は少なく、全国的にみても数えるくらいしかありません。


淡竹


淡竹は真竹などに比べると節間が短いため、竹細工には敬遠される職人も多いのですが、節が低く真っ直ぐに割れるからと昔ながらのこの職人は淡竹しか使わないのです。


淡竹手提げ買い物籠バッグ


磨きといって、竹表皮を薄く剥いだ竹材を使って編み上げられたばかりの竹籠は、青みがかった色合いがツヤツヤして美しく、手にすると少し重さを感じるほどです。


淡竹手提げ買い物籠バッグ職人


実は、虎竹も同じ淡竹の仲間なので、この工房には他とは違った親近感があります。建物の脇に材料で積み上げられている竹を初めて見た時には感動しました(笑)。口巻がはじまりました、竹も喜んで跳ねているかのようです。特徴的なのは口巻の方向です、ほとんどの竹細工では右巻なのに逆に左巻に仕上げられていきます。


淡竹買い物籠、竹虎四代目(山岸義浩)


少し時間が経てば、このような優しい色合いに変わります。やはり竹籠というのは使うほどに良くなっていく様がたまりません。




竹炭コーヒーの土曜日

竹炭コーヒー、竹虎四代目(山岸義浩)


土曜日だから優雅に、のんびりというイメージからは程遠いものの大のコーヒー党なので朝はもちろん、日中も夜も多い時には5~6杯は飲んでいるのではないかと思います。夕方以降にカフェイン取ったら寝られないとか聞きますが、自分の場合は床に就く前に飲んでも大丈夫。コーヒーカップ片手にテレビ観ながら寝ています(笑)。


竹虎テレビ取材


竹虎にしんじょう君


それにしても今週は忙しかったです。やはりコロナウィルスが治まって来て、今までよりは自由に行き来出来るようになったという事でしょうか?お陰様で県外からの取材の皆様が何社か来られて、おまけに地元須崎のゆるキャラしんじょう君までお越しいただいていました。


竹炭珈琲


そんな中で少し小耳にはさんだのが竹炭コーヒーの人気。かなり意外で少し驚きました、竹虎でもオリジナルで作って販売してますが全くそんな事を感じる事はありませんでした(笑)。


竹炭ドリップコーヒー


まあ自分が好きなので、健康的に美味しいく飲めればいいという気持ちで作りました。ドリップ式は、必要な時にサッと出来て熱々を入れたての香りを楽しめるので便利です。


竹炭窯


竹炭窯が落ち着いて大きな煙突から、ゆったりゆったりと煙が立ち上る、そんな一杯を感じていただければ、それで十分なのです。




日本の竹が危ない!?120年に一度の開花とテングス病と

 
テングス病の竹林


さて、昨日の30年ブログでは竹虎での白竹(晒竹)の湯抜きをしていた時の様子をご覧いただいた。そして、山の職人の丁寧な仕事ぶりが伝わるような白竹三段ピクニックバスケットをご紹介した。白竹が青々とした真竹を加工している事がお分かりいただけたと思う。


天狗巣病(Aciculosporium take Miyake)


実はこの真竹にも、現在大きな変化が起こっている。今年8月10日のブログではテングス巣病について、お話させてもらっているが覚えておられるだろうか。テングス病は一般的にはカビとよばれる糸状菌の一種で高温多湿な環境では特に伝染しやすい。それにしても今頃なら青々とした竹葉がゆれていなければならないのに、四国、中国地方、そして竹の多い九州各県では特に異様な雰囲気を感じるほどだ。


てんぐ巣病の竹


竹にも紅葉の季節があって竹葉が黄色く色づくことがあるが、それは普通の植物とは真逆の春であり多くの方が気づかないほどの短い一時期の事である。ところが、あちらこちらの竹林の色合いや竹の様子が何かおかしい、一目でテングス病だと分かる。


てんぐ巣病、Aciculosporiumtake


淡竹については120年に一度という開花が全国各地で現在進行中と伝わって来ている。開花した竹林はすべて枯れてしまって再生には10年、元通りの竹材が育つには15年とも言われるが、虎竹も淡竹の仲間なので、もしかしたら開花に向かって竹の生命力が徐々に落ちているのではないかと感じる事もあって心配している。こうして竹の勢いが弱まると抵抗力の低下と共にテングス病が蔓延する、だから竹の部分開花と間違えられる事も多いのだ。


Aciculosporiumtake、天狗巣病


しかし、真竹の開花は1960年代に記録が残っているので、まだ一斉開花の時期ではない。それなのに、まるで竹の秋のように見えるほどの竹林の衰退、テングス病...、これは前々から申し上げている気候変動と竹林の荒廃が主たる原因ではないかと思っている。病が一部の竹だけに限定されていれば、それらの竹を皆伐して焼き払うという方法もあるけれど、テングス病でない竹林を見つけるのが大変なほどの広がりだとそうもいかない。


竹葉


そこに来て山の職人の高齢化など伐採や竹林管理の品質低下が問題になってくる。決められた時期に3~4年の適正な竹を伐り出し、間引きしながら竹林を美しく保っていく技術と人材が不足してきて良質の竹材確保が難しくなっているのだ。




この事が、近年チビタケナガシンクイムシ等による害虫被害の多発につながっている。これはもちろん竹虎だけの問題ではなく日本全国が似たような状況にあり、お客様も含めて様々な形で竹に関わる全ての人たちに考えていただきたい。


虫食い穴、ピンホールの注意


竹虎では、このような虫食い穴(ピンホール)への注意書きをウェブサイトの製品、特に穴が目立つことの多い角物細工、つまりピクニックバスケットやランチボックスなどの弁当箱各種に記載することにした。もちろん今まで通りの可能な限りの努力と対策をするのだが、どうしても虫害を防ぎきれない場合がある。新しく編んだ籠にも小さな穴が開いていることがあるが、そのような場合には繰り返し熱湯を使い3ケ月程度様子を見て虫がいない事を確認して販売させていただく。


白竹ピクにッハクバスケット


自分がアトピー体質という事もあり殺虫剤など薬剤が大嫌いなので熱湯での対処だ。竹の虫も自然界で必死に生きているので、そう簡単にいなくならなくて根気が必要な事もある。ご愛用いただく皆様に、このような竹の環境をご理解いただき、自分達と一緒に竹林や竹職人、竹文化を守っていく、そんな気持ちのお客様だけに竹をお届けできればと思っている。日本の竹は作り手と使い手が、まさに竹が地下茎で手を取り合っているかのように、手と手をたずさえなけばならない時代に来た。