自分の知らない虎竹の里

2020年2月15日

  竹虎四代目(山岸義浩)


今日も虎竹の里を見学にお越しいただきました。中にはご高齢の方もおられますが多くが若い方々です、は日本人の身近にありながら、すっかり忘れられた存在のようになっている事を皆様の表情を拝見させてもらって改めて感じています。


竹虎四代目(山岸義浩)、虎斑竹専門店 竹虎


竹に触れたことのない方もおられますので、その特性や加工からお話しさせていただく事が竹製品への理解に繋がります。


竹虎四代目(山岸義浩)、山岸竹材店


知らないと言う点では欧米から来られるお客様と同じですので「竹を知らない世代は海外の方と同じだ」と言ってきましたけれど、実は少し違います。


竹虎、竹虎四代目(山岸義浩)


長い歴史の中で日本に暮らす人々はずっと竹と親しみ触れ合ったきましたので本人さえ気づいていないDNAが隠されているのです。


虎竹の里、竹虎四代目(山岸義浩)


思えば当たり前に日本唯一の竹林があり、積み上げられた竹があり、工場での製竹、加工、様々な竹細工や竹製品に囲まれて、近くにありすぎて実はこの虎竹の里の価値を見逃していたのかも知れません。一番知らなかったのは自分ではないかと最近思うようになりました。

















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「竹は未来」Silvia Furmanovichさん来社

2020年2月 1日

Silvia Furmanovich(シルヴィア・ファーマノヴィッチ)、竹虎四代目(山岸義浩)


は未来。」日本唯一の竹林でSilvia Furmanovichさんがそう言ったので思わず握手した。来社される当日までブラジルはサンパウロから訪ねて来られるという事以外は何ひとつ知らなかったが店舗で竹を見る目、話すしぐさが普通ではない。決定的だったのが竹林に続く山道に車から降りた時だ、吸い寄せられるように木立に進んでいく。都会的な装いと裏腹に自然に異様な興味と関心を持っているうように思えた。


Silvia Furmanovich(シルヴィア・ファーマノヴィッチ)、竹虎四代目(山岸義浩)


気になって後で調べてみたらナオミ・キャンベルやグウィネス・パルトロウなどセレブをも魅了する世界的ジュエリーデザイナーだった。インスタグラムには魅入られてしまうような美しい彼女の作品が並んでいる。「竹は未来。」なるほど、だから分かっているはずだ。


竹レトロブローチ


竹レトロブローチを沢山お求めいただいたが、この竹細工の技巧と難しさを見抜いていた。


Silvia Furmanovich(シルヴィア・ファーマノヴィッチ)、竹虎四代目(山岸義浩)


杉とヒノキが混在する林では、杉か?ヒノキか?訊ねられたが、こんな事はあまりないのである。


Silvia Furmanovich(シルヴィア・ファーマノヴィッチ)、竹虎四代目(山岸義浩)


淡竹の仲間である虎竹は節の輪が二本なのに対して孟宗竹は節の輪は一本なので誰でもすぐに見分けられる。多くの人にはあまり関心を持っていただけない話にも食い入るようだった。


虎竹


虎竹伐採は1月末まで、ちょうどこの竹林は竹を伐り倒したばかりでSilvia Furmanovichさんに今しかない竹林をご覧いただく事ができた。


Silvia Furmanovich(シルヴィア・ファーマノヴィッチ)、竹虎四代目(山岸義浩)


本当は前日にお越しいただく予定が、自分の都合が悪くなり翌日になった。しかし、そのお陰で天気に恵まれ最高の一日を過ごしていただけたと思う。竹に招かれている方は、いつ来られても最高のコンディションなのだとつくづく感じる。そして、世界を旅してインスピレーションを得て作品を作られているという事なら、もしかしたら虎竹も何かの形でジュエリーやバッグになるのだろうか?そうであれば心から楽しみだ。

















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虎竹の里より、ありがとうございます。

2020年1月30日

台湾からの贈り物


台湾の黄さんより竹虎の社員も大好きな美味しいお菓子が届きました。冬筍餅はイラストでも分るようにサクサク感のある筍の入ったクラッカー、筍をお菓子にしているものは日本には無いと思いますので自分達にとっては嬉しいオヤツです。その他、台湾で有名なお茶やカラスミまでお送りいただいて本当に感謝しています、ありがとうございます。





竹筒を切り抜いて中に照明を入れ「2020竹山」と浮かびあがる提灯も気に入りました。今年は9/16日~9/22日の日程で第12回世界竹会議(World Bamboo Congress)が台湾桃園の国立中央大学で開催されますので是非お伺いしたいと思っています。


竹職人さんから野菜の贈り物


遠くから贈り物をいただく事があれば、近くの職人さんから自分が育てた野菜や釣ってきた魚、採ってきた貝などもいただく事があります。自然豊かな高知ならではですが本当に幸せだと感じるのです。


農村漁村の宝奨励賞


農村漁村の宝奨励賞


頂くと言えば、中国四国農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」奨励賞も頂戴しました。わざわざ賞状を届けていただきましたけれどこうして色々と頂くばかりではいけません、頂いた分はお返しできるように頑張らねばなりません。ありがとうございます!













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続・2020年、新春虎竹の里ウォーキング

2020年1月 9日

虎竹の里をみおろす


2020年新春虎竹の里ウォーキングを再開します。少し歩いて下の集落を眺められる見晴らしの良い所まで来ました。


虎竹の里ウォーキング


木漏れ日の山道を進んでいきます。虎竹の里も麓から山頂まで竹林ばかりという事ではなく杉や檜の植林もありますし雑木林もあるのです。


虎竹の里ウォーキング


そんな木々の中にこうして虎竹の林が現れます。実は今年の新春ウォークですが途中の竹林で2時間も過ごしていた事もあって峠までの道程の3分の2くらいまで来たら左膝が痛くなってきました。


虎竹を上空から撮影


上空から見ても植林や雑木林の中に竹林が広がっている山道を登ります、いつもは膝の後ろ側が痛くなりますけれど今日は膝の外側がキシんで歩くたびに痛みます。


虎竹の里ウォーキング


途中の竹林で思わぬ時間を過ごしてしまい例年より時間も遅いし峠までは何とか辿りついて、その後はUターンして帰ってこようとずっと思っていたのです。


虎竹の里ウォーキング


更に歩いて行くと、ここにも竹を伐採している竹林があります。しばらく伐採していなかった場所ですが少し手を入れるとやはり見違えるように明るくなっています。


虎竹の里ウォーキング


焼坂峠までの道沿いには、このような小道が竹林に向かって何本も伸びています。それぞれの虎竹はこんな細い道を通ってトラックの入る事のできるこの道まで
運ばれてくるのです。


虎竹の里ウォーキング


同じような細い山道がある所でとうとう立ち止まりました。そして、あまりの膝の痛さに藁をもつかむような気持ちで道端に職人が切り落していた竹を杖にしようと手にしたら...足の痛みがスーッと軽くなっていく気がします。


日本唯一の虎竹


ええっ!?新春早々ミラクル体験か?と思いましたが本当にその虎竹杖をつくだけで今までと全く違うのです。まだまだ遠いと感じていた峠が近くなってきました。竹林の向こうに輝く太陽が見えています。


焼坂


山頂に少し段差が付いたように見えるところが標高228メートルの焼坂峠です。


焼坂峠


峠に到着する頃には反対に前よりも元気が出て結構余裕となって引き返すことなど思いもしなくなっています。焼坂峠の反対側の道は、ほとんど手入れもせず自然にまかせるままの状態ですので人は歩けるものの獣道のようになっている箇所もあり車はおろか、オフロードバイクでも走るのを断念するような山道になっているのです。よろしければ、峠からの下り道を動画でご一緒ください(笑)。
















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2020年、新春虎竹の里ウォーキング

2020年1月 8日

虎竹の里


2020年の新年も恒例となっている新春虎竹の里ウォーキングにでかける事にしました。今年のお正月休みも気持ちの良い大空とポカポカと温かい太陽の日差しが輝いて全てが新しい年明けをお祝いしているように感じます。


新春虎竹の里ウォーキング2020


耳を澄ませば聞こえてくるのは遠くで鳴く山鳥の声、見渡す限りのどかで心休まるような景色の中、歩き出します。31年間愛用する時計をのぞくと現在朝9時45分、ゆっくめのスタートでした。


新春虎竹の里ウォーキング2020


母校の安和小学校跡を通り歩いていくと文旦でしょうか?黄色く色付いた果実が見えます高知では当たり前の光景ではありますが、冬でもこんな明るい元気になるような彩が育つ土地に生まれ育っている事を今さらながに感謝するのです。


新春虎竹の里ウォーキング2020


ところが、そんな虎竹の里も人が減り続けています。子供の頃に遊んだあちらこちらにも少しづつ空地も目立つようになりました。自分達を100年もの長きに渡り温かく見守り続けて来てくれた虎竹の里に、こんどは何か恩返しをせねばと強く思いながら前に進みます。


日本唯一の虎竹


少し行くとアスファルトの道路は未舗装の道に変わります。轍のある土の道路を鉄道沿いに登っていくと所々に日本唯一の虎竹が見えてくるのです。


虎竹の里空撮


歩いているのは正面に見える焼坂の山道です。竹虎は皆様のお陰で昨年125周年を迎えさせていただきましたが、大阪天王寺で竹材商として創業した初代宇三郎がこの安和海岸に小舟でおり立ったのが約100年前の事です。わずか1.5キロしか幅のないこの狭い地域でしか成育しない虎模様の浮かび出る不思議な竹と出会ってから歴史は始まりました。


虎竹g


まさに、これから山出しされ始めようとしている竹が置かれていました。


虎竹搬出用機械


竹林に続く小さな山道に停められている搬出用の機械もブルーシートをかけてお正月休みです。


虎竹の運ばれる山道


驚く程綺麗に整備されている山道に魅かれるように竹林に登ってきました。


日本唯一の虎竹


そうすると新春の神々しいような陽射しの差し込む息をのむような竹林の光景が目に飛び込んできたのです。


竹虎四代目(山岸義浩)


ほんの10分くらいのつもりが竹林を見ると我を忘れてしまいました。正午のサイレンで我にかえります。


日本唯一の虎竹


ややっ!?時計が間違っていたのか...しかし間違いなく出発したのは10時前の事でした。あれから2時間...。この竹林で竹に魅了され続けていた事になります。
浦島太郎のような気分で山道を下りて元の道路に出てきました、狐か狸にだまされたのでしようか?不思議ですが悪い気持ちではありません。
















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虎竹の里のランチタイム

2019年12月 6日

虎竹の里、虎竹


昨日もお話しさせていただきました通り虎竹の里は日本唯一の虎竹の伐採シーズンで焼坂の山道を登っていくとこのように所々の道路脇には竹が積み込まれているのです。


虎竹の里、虎竹の葉


こうしてずっと繰り返されてきた竹の暮らしが今年も無事に迎えられて感謝の気持ちでいっぱいです。けれども早い時代の流れの中で虎竹の里だけ変わらずにいる事は難しいのです。


虎竹の里、竹林


山の職人が少なくなり伐採できなくなった竹林も少しづつ増えてきています。わずか1.5キロの間口の谷間と言いますと狭い地域のようにも思われますが峠の標高は228メートルあり広大な竹林が広がります。


ゴマ竹


しっかり管理された竹林ではまず見ることのないゴマ竹がありました。立ち枯れした竹にゴマ菌が付着したもので、京都の竹林で生産される人工的に光合成ができないようにしてゴマ菌を付着させる銘竹とは似ているようで全く別ものです。


虎竹の里、虎竹


竹林整備を少しづつしていく虎竹の林の向こうから明るい光。信じて前を向くしかありません。


虎竹の里、虎竹林でのランチタイム


さて、この山の上まで聞こえてくる正午のサイレンの大きな音。虎竹の里にもランチタイムがやってきました、鳥たちのさえずりを聞きながらのお昼休みです。

















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日本唯一の虎竹がすべて通ってきた竹の道

2019年12月 5日

虎竹の里、竹虎四代目(山岸義浩)


師走に入って好天の続く虎竹の里です。すでに雪化粧の地域もあるようですけれど南国土佐は明るく日当たり良い場所など上着がいらないくらいの温かさ。伐採の続く竹林を歩くといつもの鳥の声に交じって「コンコンッ」そして「ザザッー」と竹を伐り出す音が聞こえてきます。


日本唯一の虎竹


いつもは静かな虎竹の里が一年で一番にぎやかになる季節、山道を車で登っていても山出しされた虎竹が脇に積み込まれています。どれどれ?どんな色付きやろうか?近年の温暖化もあって色付きが良くない状態が続いていて満面の笑みという訳ではありませんが、それでもこうして毎年続いてきた虎竹の伐採が創業125年を迎えた今年も先人と同じようにできる事に感謝の気持ちが沸き上がります。


虎竹の里、竹の伐採、山出し


知らない方がご覧になったら獣道かと思うような、この細い山道を一体どれだけの竹が通って来たのか...?これが日本唯一の虎竹がすべて通る竹の道なのです。
















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虎竹の里「社歌」コンテスト

2019年11月13日

虎竹の里


「虎竹の里」と聞くと山のイメージがあるかと思いますけれど実は虎竹の成育する山々は高知の太平洋に面した地域にあります。他の場所に移植しても虎柄の模様が着かない不思議な竹の秘密の一つに、この海からの潮風が影響しているのではないかとも考えられていますので虎竹は海と山との共同の産物とも言えるのです。


虎竹の里、竹虎四代目(山岸義浩)


伐採の時期を迎えた竹林では忙しく職人たちが働きます。竹屋は昔から「夏痩せ」ならぬ「冬痩せ」、一年分の竹を仕入れるシーズンなのです。





さて、そんな竹虎にはテーマソングというものがあります。高知県土佐市のシンガーソングライター江口美香さんが来社されて初めて日本唯一の虎竹を知り、自分たちの事をお話しさせていただく中で制作いただいたものです。


まっすぐ」と名付けられた曲の録音が行われたのは何と竹虎工場内、コーラス部分には全社員が参加して歌っていますが立ち並ぶ虎竹たちにも歌に加わってくれているかのように感じていました。





あまり馴染みはないものの「社歌」というものがあって、校歌と同じようなものだと思います。社歌とテーマソングは微妙に違う気もしつつ、今年も社歌コンテストに竹虎ノミネートいただいております。ワンクリックで投票いただけますので是非応援何卒よろしくお願いいたします(笑)。












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初代宇三郎から125年

2019年10月26日

竹虎四代目(山岸義浩)、竹虎ロゴマーク


祖父の作った竹虎ロゴマークは評判がいい、自分も大好きである。50年前の三輪トラックの写真を見るとドアには「虎」の文字の代わりに本当のトラの顔の絵が描かれていたりして痺れてしまう(笑)。本社前の石碑にはこのマークと共に 「竹の子の、また竹の子の、竹の子の子の子の末も茂るめでたさ」と刻まれている。


インスパイア2019


日本全国からイノベーターと呼ばれる人達が年に一度集う物凄いイベントがあるから参加しないか?「はい!是非お願いします」即答した地方創生イノベーターカンファレンス「INSPIRE 2019 」。


これからの地方は一体どうなるのか?虎竹の里は何処に行くのか?いよいよ本日、渋谷ヒカリエに登壇する。会場には沢山の方が入場されるようだがプレゼンしたい相手は一人。


竹虎四代目愛用ロレックス


左手にはめたロレックスは使い続けて31年目になる。この手のブランド物は好きではないがブランドマークの王冠が職人の五本指を表していると聞いて気に入った。同じ物を使い続ける、同じ事をやり続ける、流行りには縁がないし一つの事しかできない田舎者。しかし竹虎はこうして初代宇三郎から125年繋げてきたのだろう、後の100年に繋がるのなら今この瞬間に死んでも構わない。













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タイからのお客様2019

2019年10月19日

竹林見学、タイからのお客様


一昨年にもタイからお越しいただいたティラポン(Thiraphong Tangthirasunan)さんが再び虎竹の里を訪問くださいました。今回の皆様もタイの竹をもっと建築にも取り入れ有効活用されたいと志を持つ方々で、写真で拝見した竹の大型施設など素晴らしいものでした。


竹林見学、タイからのお客様


竹虎本社から見渡せる山々でしか成育しない虎竹の不思議をお話しさせてもらいます。


竹林見学、タイからのお客様


竹林見学、タイからのお客様


これから竹を活用した仕事をされる皆さんです、さすがに竹への関心が高く熱心です。


竹林見学、タイからのお客様


最近は説明にもスマートホンを使えるようになって随分と便利になりました。


竹林見学、タイからのお客様


竹に取り組む方々の質問は、とても具体的でポイントをついています。


雲の上のホテルの竹照明


タイで建築家として活躍されている方が4名おられて隈研吾さんの建築に関心を持たれていました。そこで宿泊されるのは隈さんが初めて木造建築に取り組んだ梼原の雲の上のホテルです、ここのロビーには竹虎が製作させてもらった大きな竹照明が吊るされていて、一時は頻繁に通っていた時期もあり自分も思い入れのあるホテルです。


竹林見学、タイからのお客様


竹照明の色合いは25年経って製作したばかりの時よりも渋く魅力的になっています。梼原町内には隈研吾さん設計の建築物が数棟あり、昨年でしたか完成したばかりの素晴らしい雲の上の図書館もあって見学者も多いそうです。


東南アジアの国々には竹を使った美しい建築物が多いですが、これからもっと進化しそうで楽しみです。














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