竹虎四代目、書初め「桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す」

2018年1月 4日

桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す


昨年に「桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す」という言葉を教わりました。桃やすももは何も言わないが、花や実を慕って人が多く集まるので、その下には自然に道ができる、つまり人徳があり、温かな人の元にはいつの間にか人が集まるたとえだそうです。


虎竹の里の山道


「道」と言えば自分にとりましたら虎竹の里に毛細血管のように伸びる竹林に向かう山道しかありません。今年も1月末までが伐採のシーズン、いつもは静か山々にも耳をすませば遠くの方に聞こえるのは竹を伐り出す音。細く曲がりくねった急な山道ではありますが、確かな息づかいを感じる竹虎初代からずっと生き続けている命の道です。


日本唯一の虎竹


「虎竹もの言わざれども下自ら蹊を成す」


虎竹を皆様にご愛顧いただき、ご支持を頂戴いただけているからこそ、この道は続いてきました。この一年、この一年、そして今年もこの一年という思いで歩いて行くきます。何卒よろしくお願いいたします。













| コメント(0) | トラックバック(0)


「いま私にできること」竹虎の、ひとしずくの挑戦

2017年12月31日

日本唯一虎斑竹(Tiger Bamboo)


竹の成長力は驚異的でありわずか3ヶ月で20数メートルの親竹と同じ大きさになる生命力は継続利用可能な唯一の天然資源と言われています。竹虎が1985年から「21世紀は竹の時代」と話してきた所以でもありますが、日本には約600種、世界で見ると約1300種もの種類のある竹の中でも虎竹の里でしか生育しない虎斑竹(とらふだけ)という竹は本当に不思議な存在です。


かってイギリスBBC放送の取材に来られた時には「ミラクル!」という言葉を連発されていましたが、まさにミラクルバンブー。京都大学の研究者の方が二度来られても表皮に現れる虎模様は土質にある特殊な細菌の作用であるだろうと言うことしか分からず現在でも解明されていない謎なのです。


ところが、この虎模様に近年ずっと異変が起こっています、虎模様の竹が徐々に少なくなってきているのです。虎竹の色付きのメカニズムは分かっていませんが、土質の細菌の他に日当たりや潮風の影響など複雑な気象条件がからみあい生み出される大自然の意匠だと考えています。そこに山の職人の手が加わるのですが人の力は微力です、どうにもできない神秘的な力を感じます。


日本唯一虎斑竹(Tiger Bamboo)、竹虎四代目


「霜がおりると虎竹の模様が付く」


土地の古老の言い伝えのように聞いていた言葉があります。豊富に虎竹が山出しされていた当時は全く気にとめていませんでしたが、近年の温暖化により、冬でも温かい虎竹の里を考える時重く大きくのしかかってくる言葉となっています。


自分の小さい頃は、南国土佐と言われ黒潮が目の前を流れる温暖な土地であるこの辺りでも冬になれば一面真っ白い霜が降り、雪合戦ができるほど雪も降る事もあって冷え込みの厳しい日が続いたことを思い出します。


この言葉を裏付けるように高知大学の先生からは気温と植物の色付きの関係を教えていただく機会もありました。元々南方系の竹ですので、寒さはある種の刺激となり黒く色づく可能性があるとの事でした。つまり、現代の温暖化が虎竹の色づきに大きな影響を与えていると考えられます。


日本唯一虎斑竹(Tiger Bamboo)、竹トラッカー


昨年、虎竹を使った電気自動車「竹トラッカー」を製作しました。クラウドファンディングを活用したのも、虎竹の里から横浜まで1000キロメートルを11日間かけて走破したのも、衰退を続ける竹の可能性を一人でも多くの方に知って欲しいと思ったからでした。


そして、もうひとつの大きな目的が自分達が直面する環境に対する意識でした。二酸化炭素を出さない環境にやさしい電気自動車に、世界でも類まれな成長力をもった竹材の組み合わせ、日本唯一の虎竹を使うことで温暖化への警鐘を鳴らしたいと考えたのです。


ハチドリのひとしづく


「ハチドリのひとしづく」という本があります。火事で燃えている森に、一滴の水を口にいれて運ぶハチドリの話です。竹虎のやっている事も小さな試みであり、まさに自分とハチドリが重なります。しかし、「いま私にできること」こう思う時、本当に微力ではありますが全く無駄ではないことを確信しています。


竹虎四代目(山岸義浩、YOSHIHIRO YAMAGISHI)


3年に一度世界の竹関係者が一堂に会する竹のオリンピックともいうべき会議が、来年8月メキシコはXalapa(ハラパ)という町で開催されます。この会議に日本人としてただ一人基調講演の機会をいただきました。竹虎がこの不思議な美しい竹と出会って100年、地球温暖化の影響により初めて体験している虎竹の変化を日本唯一の虎竹電気自動車「竹トラッカー」を走らせる事によって伝えたいのです。


竹虎のハチドリのひとしづく、2018年に挑戦する一つです。













| コメント(0) | トラックバック(0)


100年間、虎斑竹と共に生きてた竹虎だからこそ

2017年12月29日

日本唯一の虎竹伐採、山の職人


昔に比べてますと年末年始の特別感は随分と少なくなりました、しかしそれでも歳末となると何となく気忙しく感じるものなのです。年末の風物詩と言うものがあります、たとえば全国ニュースでは上野アメ横の賑わいや、しめ縄作り、門松作りの様子など定番となっていて例年の事ではありますものの、つい見てしまいます。


日本唯一の虎竹伐採


高知で歳末の風物詩といえば自然豊かで海の幸、山の幸もいっぱいですので話題に事欠きません。高知城は日本100名城に選定されているだけでなく江戸時代に建造された天守という事で全国的にもファンの多い城郭のひとつですが、年に一度の笹の葉をつかった大掃除など必ず取り上げられる光景です。


日本唯一の虎竹伐採、山の職人


しかし、土佐の歳末の風物詩で忘れてほしくないものが、やはり虎竹の伐採ぜよ。日本唯一の虎竹の伐採は年末年始にかけて忙しくなってきます、今年はいつもより少し気温も低く、寒さが厳しい日が続いており農作物には大変な事もあるようですが、虎竹の色づきにとっては比較的良い状態で今のところは順調な山出しが続いています。


日本唯一の虎竹伐採、RKC高知放送テレビ番組「こうち eye」


取材にお越しいただいたRKC高知放送さんのニュース番組「こうち eye」では、さっさく放映いただいて虎竹の里の今ならではの竹林の様子を伝えていただきました。全国的には、もう十分に寒いようにも思われているかと思いますが、山の職人の口から出た言葉は「寒さが欲しい」でした。


日本唯一の虎竹伐採、RKC高知放送テレビ番組「こうち eye」


土壌にいる特殊な細菌の作用と言われる虎竹の模様の秘密は今だ解明されていないものの、気温変化は大きな要因だと確信するようになりました。ちょうど紅葉が気温の加減で色付きに変化があるように、虎竹模様にも影響を与えているのです。


地球規模で起こっている大きな現象が、まさかこの小さな虎竹の里に何らかの関係があるとは思ってもいませんでした。しかし、ここ数年の虎竹伐採をずっと見ていますと危機感を覚えます。竹の神様の計らいのようにタイミングよくお招きいただいた世界竹会議への参加を早々に承諾させていただいたのも、100年間にわたり虎斑竹と共に生きてた竹虎だからお伝えできる大きな課題があると考えているからに他なりません。大きな意味をもつ2018年がやって来ます。













| コメント(0) | トラックバック(0)


大火災から30数年、まだまだ燃えている。

2017年12月23日

  竹虎四代目家族


物心ついた時から日本唯一の美しい竹林に囲まれ、多くの職人に囲まれ、山のような竹材と数万点の竹製品に囲まれて育ってきた。自宅も、遊び場も竹だらけ、朝から晩まで竹の中、そういう意味では、竹の英才教育を受けて来たのだと思う。


日本唯一の虎竹林、Tiger Bamboo


自分にとっての幸運は、小さい頃からの環境と大学四回生夏休みの大火災。その火災も何かの声に引き寄せられて第一発見者になるという不思議な体験もした。誰に言われたわけでもないが、当時60名ほどいた全社員を集めて挨拶をさせてもらったのもあの夜が初めてだった。


竹虎大火災


工場も店舗も全焼して全てを失くし焼け野原のようになった竹虎の敷地の広さに、そして後片付けに参加いただく地元の皆様、県外から駆けつけていただく皆様に、改めて地域の中での竹虎、そして日本唯一の特産虎竹の役割と責任の大きさを教えられた気がした。


竹虎大火災


そんな中、まだ煙がたちのぼりそうな状態で祖父は商品を満載した10tトラックを引き連れて売り出しに行った。工場や店舗にはお金で買えないほどの貴重な竹があり、戦後本社をこの地に移してからの財産が灰になったショックで寝込んでいてもおかしくないと言われていた。しかし、「虎竹の里はワシが守る」という、あの気迫。二代目は何も言わなかったが、あの後ろ姿を見せられて当時はまだ学生だった自分にも火がついた。


竹虎四代目(YOSHIHIRO YAMAGISHI)、山岸義浩


竹は油分が多くて一度火がついたら消すことは困難だ、当日も「まるで化学工場の火事だ」と消防の人が話していた。翌日、雨もあがり大火災は昼頃には鎮火したが、自分に引火した火はあれから30数年、まだまだ燃えている。













| コメント(0) | トラックバック(0)


NHKスペシャル「世界里山紀行 中国・雲南 竹とともに生きる」登場の竹の虫

2017年12月22日

虎竹の里、竹虎四代目(山岸義浩)


NHKスペシャルでは、いつも素晴らしい番組を放映されていますが先日は中国雲南省の竹と共に暮らす人々の様子が放映されていました。数年前に放映されたテレビ番組の再放送だったのですが、古き良き時代の日本の里山を見るようで懐かしい気持ちにさせてくれます。


日本の竹細工も大陸からの技術が元になっていますので、やはり中国の竹文化というのは奥が深いです。竜竹という名前の大きな竹があり、竜が地上に降り立った時の化身とされていて毎年竜の誕生日に竹を植えるといいます。成長の早い竹を植えるとは日本では考えられませんが、それだけ竹の活用が盛んだという事なのです。


なるほど番組を見ていると川にかける大きな橋を村人が共同で作っていました、材料は何から何まで全てが竹です!手際よく役割分担してあれよあれよと言う間に進んでいく作業の工程を見ると本当に竹が人々の生活に根差し、常に関わりながら生きている事が伝わってきます。


竹の虫の害


一つ気になるシーンがありました、ユーグワンと言うゾウ虫の仲間が登場します。いかにも熱帯に住んでいそうな強烈な赤い色をしていました、この虫は筍の先端に卵を一つづつ生んでは、次の筍、また次の筍と回っていくといいます。


大自然の営みなので竹を食す虫も当然いるのですが、竹材や竹製品を扱う自分達にとっては害虫として非常に困った存在です。例えば先日も黒竹箒の柄部分をタケトラカミキリの幼虫に食べられましたが、このような細い竹だと簡単にポキリと折れてしまうほど食害にあってしまうのです。


ブラジル・サンパウロの竹林


先のユーグワンという虫の幼虫も竹を食しますが、他にもタケノメイガという虫の幼虫を竹の節の中から採取するシーンなどもありました。一節の中に何匹ものイモムシのような幼虫がいましたので食害に合うとするなら、かなりの痛手です。


しかし、現地ではこの幼虫を大きな深鍋にいっぱい炒めて食べています、つまりここでも竹が人の役に立っていました。自然と上手に共存している姿に感じ入りつつも日本では知られていない虫の登場に、今年6月に訪問させてもらったサンパウロでの竹林を思いだします。


ブラジル、サンパウロの竹の虫による食害g


竹の稈の所々に黒く穴の開いている部分がありますが、これが竹の害虫によるものなのです。移民された日本人が持ちこんで広げたという淡竹(はちく)の竹林はここが遠く離れたブラジルだということを忘れさせてくれるほど見事なものだっただけに初めて見る虫の食害には驚きました。


虎竹にしても出来るだけ虫の被害にあわないように旬の良い時期に伐採し、管理していますが自然のものなので旬の良し悪しに関係無く食害にあうこともあります。今でさえ虫対策には苦労していますので気候変動により、このような害虫が入ってこないことを祈るしかありません。













| コメント(0) | トラックバック(0)


虎竹の里、動画撮影

2017年12月16日

虎竹の里、竹虎社員


動画撮影をしようと思いついたのは夏前のことで、撮影開始予定は9月上旬予定でした。ところが今年の高知の天候は非常に不順で雨が続いており実際に撮影できるようになったのは10月に入ってからでした。雨や曇りの日の竹林も実はそれはそれで美しいものなのですが、やはり竹の葉ごしに差し込む日差しや明るさは太陽が出ていればこそです。


虎竹の里、竹虎社員動画撮影


気持ちの良い秋晴れの下、始まった今回の撮影は来年に向けてもっと沢山の方に虎竹を知っていただきたいという思いからスタートしています。


虎竹の里、竹林、竹虎社員動画撮影


ドローンでの空撮などした事もなかったのですが、虎竹の色づきに潮風が重要な要素として考えられる事や、狭い谷間にしか成育しない事をお伝えするのには虎竹の里を上空から眺めてもらうのが一番分かりやすいかも知れません。そこで初めて外部スタッフにお願いして撮影いただく事になりました。


虎竹の里、竹虎社員動画撮影、幡多正樹さん


撮影いただくのは株式会社花咲の幡多正樹さん、ユーチューバーとしても有名な方ですが、機材の扱いやドローンの操縦は素晴らしいものがあります。撮影が始まると心から楽しんでいる姿に出来あがる動画の完成度の高さを確信していました。


虎竹の里、竹虎社員動画撮影、幡多正樹さん


とは言え、やはりいくら撮影機器の性能がよくて撮影される方が上手であっても、自分達がしっかりしていないと面白いものにはなりません。どのように動画を撮るのか?どうしてこの動画が必要なのか?誰にご覧いただきたいのか?自分の中では当たり前の事ですが社員にひとつひとつ話していきます。


虎竹の里、竹虎社員動画撮影


虎竹の里を発信する自分達が一番楽しくないとご覧になられる方々も楽しくないと思います。しかし心配ご無用ぜよ!この青い空、青い海、濃い緑の山々とサンサンとふりそそぐ陽の光には誰でも笑顔がこぼれます。


竹虎、動画撮影


山に登ったり、海外まで歩いたりしての慣れない撮影は思いがけず長時間になりました。社員もグッタリの様子ですが、もう一頑張り。虎竹の里は日本唯一の虎竹林があり、青い土佐湾がありこんなに美しく暮らしやすい場所なのですが、このような機会を作ると毎日通う社員でも改めてその自然の豊かさに気づくことがあるようです。


虎竹の里、竹虎動画撮影


さて、撮影再開。「手はこうやって広げるがぜよ!」と言いながら撮った画像がこれです。


虎竹の里、竹虎動画撮影


本当に小さな事ですが、これも毎日の積み重ねです。自分たちのしている仕事に誇りや喜びを感じていないと出来ません。日本でここにしかない竹、江戸時代から続く竹文化、これを守るのを助けてくれないか?自分がいつも話している事がこんな時に表れるのではないかと思っています。













| コメント(0) | トラックバック(0)


神秘の竹林へ、ようこそ

2017年12月 2日

日本唯一の虎竹林


神秘の竹林などと言ったら少し大袈裟のようでもありますが、日本全国にこれだけ竹が生えていて北海道、東北の一部をのぞけば何処にでも竹林は見られるのにもかかわらず、虎模様の虎竹がこの虎竹の里でしか生育しない事を思えば「神秘」という冠にも頷けるというものです。しかも、この虎竹にはこの地にしかない江戸時代から続く竹と共に暮らしてきた人々の歴史があります。


牧野植物園にある日本唯一の虎竹の説明書


虎竹の命名の父は高知県出身で世界的植物学者であられた牧野富太郎博士であり、そのご縁もあって高知市五台山にある牧野植物園に虎竹を移植させてもらっています。ここは、元々人気の施設ではありますが最近は特にパワースボットとして若い方も行かれるようですが園入り口にある売店奥のレストランに隣接したテラスデッキから見える竹が虎竹なのです。説明書きもしっかり付いてますので間違えることはありせん、機会があれば一度ご覧いただきたいと思います。


日本唯一の虎竹、竹虎四代目(YOSHIHIRO YAMAGISHI)


牧野植物園の虎竹は移植してから随分時間が経っていますので竹の寿命を考えれば当時の竹は無くなっていて残念ながら今の竹達は普通の淡竹(はちく)に戻ってしまっています。


しかし、虎竹の里では今年もこうして色付きの良い嬉しくなってくるような虎竹達が伐採され山出しされてきています。伐ったばかりの竹は水分も多くズシリと肩に重たいのです、これが虎竹の里の明日を担う重さです。


虎竹ふすま、道の駅かわうその里すさき


虎竹の竹林には、なかなかお越しいただく機会は少ないと思いますが美しい虎竹の立ち並ぶ様子が見られる場所がありますのでお教えさせてもらいます。


それが「道の駅かわうその里すさき」なのです。虎竹の里からひとつ山を越えた所に流れるニホンカワウソのいた新荘川ほとりにある道の駅ですが、ここの2階レストランには神秘の虎竹を入れたフスマがズラリと並べられていて壮観です。













| コメント(0) | トラックバック(0)


四代目田辺竹雲斎さんのテレビ撮影

2017年11月28日

四代目田辺竹雲斎さん、竹虎四代目、虎竹の里


田辺竹雲斎さんには虎竹を作品だけでなく大きなインスタレーションにもお使いいただきますが、この方ほど虎竹の里の竹林に来られる作り手は他にはいません。ここ数年は毎年のようにお越しいただいており、今回もテレビ撮影のために海外での展示会前の忙しいスケジュールをぬって、わざわざ大阪からお越しいただきました。


四代目田辺竹雲斎さんテレビ取材、虎竹の里


さすがに世界で活躍される田辺さんだけあって撮影クルーは何とアメリカから来られています。そして、国内の別の撮影スタッフとドローンでの撮影チームが通訳の方も同行されていました。


虎竹の色づきには海からの潮風が影響しているとの言われるほどなので虎竹の里は実は海に近く、竹林上空に上がりますと土佐湾までの雄大な景色が映しだされます。虎竹を育む美しい自然の映像をしっかりと撮られていましたので全米放映の1時間番組と言いますが出来あがりが楽しみなのです。


四代目田辺竹雲斎さんテレビ取材、竹虎工場


思えば田辺さんの作品もインスタレーションも世界各国で紹介されていますが、虎竹と言えば、必ずこのガスバーナーを使いここから嫁いでいった竹たちばかりなのです。


四代目田辺竹雲斎さん、竹虎四代目


ヨーロッパやアメリカなど外国での展示と言いますと行った事もないし、遠くてイメージがわきにくい方もおられるかも知れません。田舎者の自分も昨年、パリのギメ美術館「五大」を実際に拝見するまではその迫力などは想像できずにいました。


そこで、東京の方でしたら何度か足を運ばれた事のある日本橋高島屋さんでの写真ならどうでしょうか?今年は高島屋さん一階にて巨大な虎竹インスタレーションを創作されていました、お馴染みの場所でしたら、空間での迫力の大きさ、圧倒的な存在感がよりリアルにお分かりいただけると思うのです。













| コメント(0) | トラックバック(0)


竹のプロが集う、日本唯一の竹林

2017年11月21日

  清水良廣さん、若山太郎さん、竹虎四代目


昔から虎竹の里にいて暮らしていると全く実感がわかないかも知れません。自分は幸いなことに中学入学と同時に全寮制の学校に入り、その後高校、大学と10年ここにいなかった。だから、この地の特別な価値が分かるのだと思っています。


京都は何といっても竹に一番うるさい土地柄。銘竹市などに行くと見た事もない美しい竹がズラリと並べられていて圧倒されるのですが、これは古くから華道、茶道と竹の関係、需要と供給のバランス、伝統を守る京都ならではの事です。


そんな、こだわりの塊のような京都で銘竹と言えば清水銘竹店の清水良廣さんです。写真の真ん中に写る小柄な方ですが竹の本物です。竹の世界は奥が深くどこまで行っても終わりがありません、尊敬する人も多いのですが清水さんもそんなお一人。とにかく、この方ほど竹を知っていて、竹を愛する人はいません。京都の竹文化、伝統を陰から支え続ける姿は絶大な信頼を得ています。竹の事を人と話して面白いと思うことは、あまり無いのですがこの清水さんは凄い、楽しい。


そして、もう御一方が宇都宮市で広大な竹林の若山農場を経営する竹植栽のエキスパートであられる若山太郎さん。竹には様々な顔がありますが一年通して青々とした葉が茂る観葉植物としての側面もあります。パリなどに行くとカフェの目隠しや間仕切りなどに竹の植栽が多用されていますし、アメリカでも高級住宅街には竹の植え込みが使われます。


最近、東京に大型商業施設が出来ていますが注意してご覧いただきますと竹の植栽が良く目につくようになりました。竹があまり大きくなっても困るので「ヒメアケボノモウソウチク」と言う小型に品種改良した孟宗竹などを植えているそうですが、首都圏に竹が増えつつあるのはこの若山さんの仕事です。


このような、竹の世界でトップランナーである竹の専門家にお越しいただける竹林が日本にどれだけあるでしょうか?これが江戸時代から延々とつづく虎竹文化なのです。


清水良廣さん、竹虎本社


さて、竹林から本社に戻ると遠方からの来客を聞いた父が待っています。一瞬にして、その清水さんがプロの顔になります。京都の竹林で角竹や図面竹、ゴマ竹にする大きな孟宗竹と向き会う目です。


いつもはあんな顔はあまり見たことがありませんので、やはり先代は偉大という事かも知れません。自分はまだまだ、これからです。













| コメント(0) | トラックバック(0)


タイ国からのお客様

2017年11月17日

虎竹の里、タイからのお客様


不思議な縁が繋がることが多いですが、今回も思えば不思議です。ちょうど一年前にお会いさせていただいたタイ国竹協会のティラポンさんご一行が虎竹の里にお越しいただく事になりました。


タイ王室御用達竹細工


竹の大会にあわせて来日される事が正式に決まったある日の事、今度は日本でも高名な竹工芸家の方からタイで編まれた竹細工を頂くことになるのです。


タイ王室御用達竹工芸


竹細工と言いましても、その籠はありがちな普通の籠ではありませんでした。竹細工と言うより竹工芸、芸術性の高い作品と呼びたい逸品です。


Veerasak Wongsombut、Thiraphong Tangthirasunan、竹虎四代目


タイ王室ご用達の職人さんが編まれたという緻密な編み込みは、網代編みを極めた竹工芸の巨匠でさえ日本の竹材や技では太刀打ちできないのではないかと唸るほどの驚くべきものでした。


タイ国からの訪問、竹虎


この美しい竹工芸は有名ですので前々から知ってはいましたが、実際手にする機会は今までありません。しかし、タイ国からの訪問の皆様が来られるタイミングで、偶然にも貴重な竹籠を頂くなど一体どういう事でしょうか?


タイからのお客様


何かの大きな意思が動いているとしか思えません。凄いことが待っているような気もします。


タイのお客様


タイの皆様をお迎えするにあたりましては11月 9日の30年ブログで「急募!英語ボランティア通訳 in 日本唯一虎竹の里」としてお願いしていましたが、県の方からイギリス人の通訳の方が来てくれちょりました。


虎竹の里、タイからのお客様


この狭い地域だけに成育する虎模様の竹、そしてずっと続いてきた虎竹文化をどうしてもお伝えしたかったので本当に助かりました。感謝しています、ありがとうございました!


山岸竹材店、タイからのお客様


しかし、通訳の方を送迎してくださる方も英語が得意な方でしたし、更に自分の母校であります明徳高校からも英語担当で英語劇なども演出されている先生が助けに来てくれてましたので当日は贅沢にも三名もの通訳の方がおられて万全の体制となっていたのです。


虎竹の里


まっこと有り難い事ですが、当日はちょうど前日までの雨もあがり澄んだ空気の中、心地よい朝です。虎竹の里の竹林までは大型バスが入りませんので田舎道を感じながら10分程度歩いていただく事にしました。遠くから聞こえる山鳥の鳴き声を楽しみながら、ただ歩くだけなのに気持ちが良いのなんの、これだけで幸せいっぱいになります。













| コメント(0) | トラックバック(0)


<<< 2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12


このページのトップに戻る
お客様の大切な個人情報(ご住所・電話番号・メールアドレス等)を業務以外に流用しません。
個人情報の取り扱いについて
虎斑竹専門店竹虎トップに戻る

Copyright (C) 1997-2018 taketora. ALL rights reserved.