虎竹の里、新しい四月

2017年4月10日

竹虎社員(山岸竹材店)


竹虎で長く働いていただきました社員の一人がこの春退職されました。色々と苦労をかけた一人であり、小さな田舎の竹屋である竹虎を支えてくれた一人であり、まっこと感謝の気持ちでいっぱいです。


同じ職場の仲間からお祝いの品々を手渡しされていましたが、竹虎の包装紙を使って包んでくれていたのがこれまた嬉しく思ったのです。


竹虎新社員


入れ替わるように今月より高校を卒業されてお越しいただく事になった若々しい社員がいます。先日の全社会議では全員が揃ったところで元気に挨拶をしてくれ、これからの社会人としての抱負を語ってくれたがぜよ。


虎竹林


は真っ直ぐに天を目指してスクスクと伸びていきます。そして暑い夏も、寒い冬も変わることなく青々とした葉をゆらし立ち続けます。時には強い風に吹かれたり、重い雪に耐えて頭をたれることもありますが、決して折れることなくしなやかです。


この強さは竹の節であり、地面の下でそれぞれの竹達としっかり手を握り合い、助け合う地下茎によるものです。竹虎に入社されたら周りは竹ばかり、見習うには事欠きませんので竹のように伸びてもらいたいと願うちょります。













| コメント(0) | トラックバック(0)


デンマークの酒造メーカー「aquavitae sydfyn」

2017年2月22日

孟宗竹、Bamboo


先日、はるばるデンマークから虎竹の里に来られたお客様がおられました。海外から日本を見た時のイメージに「竹」というのは大きなウェイトを占めているように外国の方が来られるたびに感じます。


ヨーロッパにはあまり竹が成育しておらず目にするのは鉢植えや植栽に使われている竹ばかりのようです。それだけに実は人気の植物でもあり一度見学に行ったベルギーのOPRINS社さんの広大な敷地での竹の種苗には声を無くすほど驚いた事がありますが、後で聞くとその他にも竹を育てて販売する会社はヨーロッパ各地にあるようなのです。


せっかく虎竹の里に来られましたので、やはり虎竹の山をご覧いただきたくてお連れしましたが植栽の竹は身近にあっても、日本の本当の自然な竹林の美しさは初めてだったのではないかと思います。本当に喜んでいただけて自分も嬉しく思いました。


aquavitae sydfyn


帰り際に「Elstar」と書かれた透明なお酒を頂いたのです。「Elstar」とはリンゴの事らしいのですが、一体何のお酒なのか分かりせん。そこで少し調べてましたらaquavitae sydfynという素晴らしい酒造メーカーさんである事が分かったのです。


自分達が虎竹の里にお客様をお招きするように、こちらでは素材の農園を訪問できるようです。そして、やはりお酒には食事が大事ですから、食材にあわせてテイスティングもできてレストランやホテル用にオリジナルのブランデー作りをされているようなのです。サイトの自動翻訳を見ながらなので間違っている所があるかも知れませんが大筋では、こういう事ですろう。


とにかく、最大70名までの受け入れが可能とか、時間の決まった見学ルートがしっかり作られて、その料金体系まで決められているとは凄い取り組みです。遠い北欧の国ではありますが、このような志の高いメーカーさんがあるのだと感じ入りました。国も業種もレベルも全く違いますが、先生になるような会社様は世界中にあると言う事ぜよ。













| コメント(0) | トラックバック(0)


虎竹の里の雪

2017年2月14日

虎竹の里の雪


先週からテレビでは大雪のニュースが流れ全国的に荒れ模様のようですが、流石の南国高知も寒さに震えています。高台に上がると、正面に見える焼坂の山に雪が舞って珍しく白く煙っていました。強い風が吹き付けてきます、首に巻いた虎竹里のマフラー(竹虎タオル)をキュッと結び直します。


寒さは苦手です、暑いのには慣れているので出来る事なら一年中、夏でもよいくらいに思っていますが、実はこのキリリとした冷気も大歓迎しています。それは、虎竹の色づきが気温の低さと密接な関係があると言われているからなのです。近年ずっと温暖化傾向が続き、虎竹の色合いが芳しくありませんでした。


山の職人が霜が降りると虎に色が付くと昔から言ってきた事は、科学的な根拠はないと思われてきましたが高知大学の先生等の話によると、どうやら的はずれな事ではなく信憑性が高まっています。虎竹の故郷、焼坂の山を眺めながらこの寒さが虎竹の色づきを助けてくれる事を祈るのです。


虎竹の里の月


雪の一日が終わり夜になると安和海岸の海には美しい月が浮かんでいます。昼間の天気が嘘のように静かで穏やかな月明かりを雲がどこかに流れていきます。


虎竹の里は、本当に豊かな海と山に恵まれた場所です。このような景色に出会う度、「ここほど、暮らしやすい場所はない。」と言う祖父の言葉を思い出します。虎斑竹を日本で唯一育む大自然への深い感謝の気持ちがこもった言葉でした。













| コメント(0) | トラックバック(0)


2月11日、竹に囲まれて

2017年2月11日

虎竹の伐採


虎竹の伐採は毎年時期が厳格に決められていて、今年の新竹は先月末で終了しています。だから山の仕事が終わりかと言うと実は違っていて、伐採は終わったものの山から運び出されるのはこれからの場合もあったりするのです。


最近では山の伐採量も少なくなってきていますので山出しの時期がそう遅れる事もないですが、自分が現場に出ている頃には春を通りこして暑くなってから、ようやく山にトラックを入れるような事もありました。あの時のような事は今ではありませんが、新竹のある今からの時期は、やはり一番楽しく心躍る時期でもあります。


虎竹無双かご


新しい製品作りのアイデアや、今まで作りたくても出来なかったものが色々あるのです。さて、その中から皆様の目の前にいったいどれくらいが具現化されてご紹介できるようになるのか?試作品として自分の周りに山積みなっている愛しい竹を眺めながら思っています。













| コメント(0) | トラックバック(0)


竹虎ブランドタグ

2017年1月27日

竹虎ブランドタグ


ブランドタグというのは名前は知らなくともご覧になられると「ああ、それの事か...」と多くの方が言われるほど周りに沢山あるものです。衣類をはじめとして布を使っている製品にはメーカーを表す小さなタグが目立たないところに付けてられていますが、それをブランドタグと呼ぶのです。


竹製品の竹虎にブランドタグなど必要あるのか?と思われるかも知れませんが竹籠に巾着を付けたり、虎竹箸用の箸袋があったり布を使う事も案外と少なくはありません。特に竹炭関連の商材では布地を使うものが多く、ブランドタグの活躍出来る所があります。


もうすぐ製作できる予定の商品に竹炭マットがあり、この商品にはブランドタグを縫いつける予定です。このマットは竹炭からこだわりました、低温で焼かれた竹炭と高温の竹炭とでは匂いの吸着に違いがありますが試験機関でデータを取るとハッキリその違いが出てきました。そこで、あれこれ検討して試作を繰り返すうちに完成するまでに1年もかかったものの、そのお陰で納得の出来映えとなったのです。


このような手をかけた自信作には特にブランドタグを付けたくなります。人生の3分の1は布団の中ですから快眠が健康に大きく貢献していると思います、自分も竹炭枕をずっと愛用していて手放せなくなっており新しい竹炭マットとの最強タッグでの寝心地を今から楽しみにしているのです。













| コメント(0) | トラックバック(0)


虎竹の山を行き交う舟

2017年1月20日

日本唯一虎竹の里の伐採


を年中伐採しているようなイメージを持たれている方も多いように思います。いろいろと多用されてきた竹です、里山の近くに植えられ育てられてきた竹ですから必要な時に、必要な本数だけ伐って使うという印象があるのかも知れません。


木材のように大きく重量がある訳でもありませんので、手軽に用立てられたと言う意味では間違いではないのですが、防虫や品質の問題があって伐採の時期というのが決められています。虎竹の場合は1月末日までが伐採の期限、それ以降は竹を一本たりとも伐る事がありませんので次のシーズンまではこの冬に山出しされた虎竹だけで製品づくりをするのです。


虎竹の山出し用運搬機


さて、そんな虎竹の里の山々に舟が行き交っています。山に舟とは、大きな川でも流れているのか?そんな事も思ったりされるでしょうか。実は舟とは山出しの機械に引っ張られている舟形の小さなソリの事なのです。


山で伐り出される虎竹は10数メートルの長さがあり山出し機械にはね到底乗り切らずウラ(竹の先端)を引きずってくる事になります。それを出来るだけなくしてスムーズな山出しをするために考案されたのが、この舟。細くて急勾配の山道を沢山の竹を載せて下って行きます。













| コメント(0) | トラックバック(0)


新春!日本唯一虎竹の里ウォーキング2017年

2017年1月 6日

新春!日本唯一虎竹の里ウォーキング2017年


新春は恒例となっています虎竹の里ウォーキングに出発です。今年からは箱根駅伝の復路がどうしても気になりますので、小田原までの走りを見届けてからのスタートとなりました。それにしても天気が良く本当に穏やかで温かい年明けです、この一年がこのように平穏無事であるようにと思いながら歩きだします。


Andre Loum(アンドレ ロウム)さん


思えば昨年のウォーキングではフランスから来られてたAndre Loum(アンドレ ロウム)さんと一緒になり久礼の休憩地点まで一緒に歩かせてもらいましたが、早いものですあれから1年も経ったという事なのです。しばらく日本に滞在されてから現在はパリに帰国されてますので、この3月に行く予定の展示会Premiere Classe(プルミエール・クラス)ではお会いできるかも知れません。


遍路道に当たる焼坂の山道へ通じる道沿いには、所々にお遍路さんのための標識が立っていますが、昔ながらの道は勾配がキツイく一人がやっと歩けるくらいの獣道と言っても良いような細い山道です、ここを歩いて頂上まで行くのが近道ではありますがとても体力が必要です。


虎竹の竹林


自分達が歩くのは、いつも虎竹を運び出す距離は遠いものの傾斜の少ない道路、虎竹の竹林を眺めながら歩くのです。


竹林の中を歩くウォーキング


谷間を流れる水のせせらぎ、そしてまず聞こえてくるのがホーホケキョとはまだ鳴けないウグイス、いつも数羽で戯れているメジロたち、ツグミが遊ぶ声だけが聞こえる静かな山道を進みます。虎竹の向こうに遠く須崎湾、土佐湾を眺められる素晴らしい景色のウォーキングです。


山出しされた虎竹


途中には今シーズンの山出し途中の虎竹が積まれているのを見ることができます。こうして毎年のように竹が色づき、伐りだされ、竹虎にやって来る、ずっと当たり前のことのように思っていましたが本当に有り難い事です。竹がこうして出されている時期が一番大好きで嬉しく、まさに一足はやい春が虎竹の里にやってきた気分になるのです。


虎竹搬出用機械


虎竹の伐採は今月末日までですが、伐採後にも竹林の仕事は続き沢山竹が運び出されて来ます。山出し用の機械も、短いお正月休みながらシートかけて暫しの休息。


焼坂峠


虎竹の里ウォーキングは虎竹の古里である焼坂の山道を標高228メートルの焼坂峠目指して登って行き、焼坂の山越えをしてJR久礼駅を目指します。不思議な事に虎竹はこの地域一帯にしか成育しませんが、峠から向こう側には竹がまったく成育していません。年初には、いつもこの神秘さを感じ一歩づつ2017年の歩みを思いながら歩きます。













| コメント(0) | トラックバック(0)


2017年、明けまして、おめでとうございます!

2017年1月 4日

  2017年の元日、竹虎四代目


明けまして、おめでとうこざいます!2017年の元日も天気に恵まれて本当に穏やかなお正月でした。酉年です、大きく羽ばたける一年になるようにと願いを込めまして年賀状は昨年横浜までの1000キロの道のりを走破いたしました日本唯一の虎竹で製作した竹トラッカーで大空目指しています。


竹トラッカーと言えば今年のお正月は、ずっと箱根駅伝を楽しみにしてきました。電気自動車であるこの車で天下の険と言われる箱根をヒヤヒヤしながら越えて小田原に到着したのが、つい先月の事のように思い返されます。あの急峻な山道を体験しますと、大学生ランナーの皆様の箱根の走りを見る目がまったく違うのです。


本当に長くコツコツと積み上げられた結果を繋いだ駅伝でした。あんな感動を自分達もそれぞれの毎日の中で手渡ししていければ素晴らしいと思っています。
















| コメント(0) | トラックバック(0)


名も無き竹林の逸品道具

2016年12月31日

  名も無き竹林の逸品道具


虎竹の里は伐採の季節です、今年は天候が不順だったりしましたがお陰様で年末は好天が続いて仕事もはかどったようです。そんな竹林で使われているなくてはならない道具があるのです。必ず必要であると言われますが、木製のL字型に組まれたこの道具は一体どう使うのでしょうか?


同じ竹林でも山里の平地に生えているものもありますが、虎竹の里の山々はどこも急峻で足場の良くない所ばかりです。そんな場所を歩き回り広い竹林の中で伐り倒した竹を一カ所に集めて山出しせねばなりませんが、急斜面では一本づつバラバラの竹をまとめて結束するのが大変です。


日本唯一の竹林での伐採作業


そこで、活躍するのがこの道具なのです。L字型に組まれた木枠の内側に竹の切り株を突っかけるのです。滑りやすい竹を斜面や急な山道で束にするのは熟練の職人さんでも苦労しますがこうして、この道具を使うと元が揃って一束、一束に結束しやすくなるのです。


日本唯一の竹林にて山の職人


代々受け継がれてきた誰が考案したのかも知れない道具、実は名前がありません。この道50年の山の職人さんに聞いても「知らんにゃあ~」と笑うだけ。まさに、名も無き竹林の逸品道具です。













| コメント(0) | トラックバック(0)


虎竹の里、伐採の季節と山の竹職人の山道

2016年12月23日

虎竹の伐採


虎竹の里では竹の伐採シーズン真っ盛りです、いつもは静かな竹林も竹を伐る音や運び出す機会のエンジンの音が谷間に響いています。一般の方は、ほとんど立ち入る事のない山道ですが道路の上の方の竹林を伐る場合には、竹が滑り落ちてくることへの注意書きが立てられていたりするのも、この地域だけの事ではないかと思います。


虎竹の里の山道


この竹林は細い山道を徒歩で登っていった先にありますが途中にツルハシと手箕が置かれていました。虎竹の里なら手箕は竹製では?と思われるかも知れませんが農作業用のすら全国的に見てもほとんど職人さんがおられなくなっています。


土や石を運ぶ用の作りの粗い竹細工は、自分の中学頃まででしょうか。野球部のグランド整備には竹製の箕を使っていましたが、今では作る職人さんはさすがにいません。自分は色々と好きで持っている竹籠コレクションの中に一つだけありましたが残念ながら虫が喰ってしまい今と手元にもありません。それくらい箕というのは無くなっていますのでプラスチック製のものを使われるのは仕方ないことなのです。


虎竹の里の山道


さて、このような山の竹職人さんとは少しかけ離れたように思える道具で何をしているかと言いますと、実は道作りでした。今年は竹を出す場所を少し違えたため、いつもの道の下にもうひとつ竹を出す山道を整備したと言います。ちょうど、この道の先には急カーブがあり長い虎竹は運びづらかったので運搬はスムーズになるかと思います。


出来あがった山道を見てもビックリしましすが、先日まで何もなかった斜面にこのような道ができるとは凄いです。完成までに2~3日かかったようですが、山出しの機械が通れるだけの道を造るとは、ちょっとやそっとの苦労ではありません。


ところが、虎竹の里から山頂に向かい細い血管のように何本も伸びる山道を登っていくと谷のくぼみに石を積み上げて道を通した場所などもあります。この道ひとつ思っても先人の血のにじむような努力の上に自分達は立たせてもらっているのが分かります。
















| コメント(0) | トラックバック(0)


<<< 4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14


このページのトップに戻る
お客様の大切な個人情報(ご住所・電話番号・メールアドレス等)を業務以外に流用しません。
個人情報の取り扱いについて
虎斑竹専門店竹虎トップに戻る

Copyright (C) 1997-2018 taketora. ALL rights reserved.