2009年3月30日の投稿

小さい頃の台所

竹の飯かご


縁側のひさしには、ご飯をいれた竹の飯かごが吊られていました。風通しのよいところでご飯をおしいく置いておくための知恵だと思います。小さい頃は自宅といわず、近所の家といわず、台所だの裏庭だの縁側だの周りは全部遊び場です。


台所が遊び場?そうなんです、今考えると少し不思議かもしれませんが、ちょっと前の田舎の家は台所は土間つづきだったのでワンパクが出入りするのに簡単で、とくにご飯の準備などしているところに侵入すると(笑)


「はい、これ」


などと、どこの子供であろうと揚げ立てのオカズをつまませてくれたするものですからとても大好きな場所のひとつでした。(ああ、懐かしい)そんな昔の記憶のなかに台所まわりで使われていた生活道具のとして「竹」がクッキリと刻まれています。飯かごを膝において、あっちをなで、こっちをなで。いいなあ...。ちょっと小さい頃のこと思い出していました。

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竹虎四代目

竹虎四代目
YOSHIHIRO YAMAGISHI

創業明治27年の老舗竹虎の四代目。100年守り続けた日本唯一の竹林を次の100年に繋ぐ。日本で二人だけの世界竹大使。

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