2009年5月 9日の投稿

山ぶどうの下駄

山ぶどうの下駄


ご存じの方もおられるかと思いますが、山ぶどう細工は使っているとまるで革のような艶がでて、その深みのある風合いは独特。ボクも母からゆずられたセカンドバックと手提げカゴを持っていますが、本当に宝物だと思っていて大切にしています。こうやって後世に残していける、それくらい丈夫だし長く、長く、つかえる自然素材です。


もともとは昔ながらの背負いかごや生活用具として発達してきたものですが、竹と同じで職人さんが少なくなったり材料の山ぶどうのツルを取るのが大変だったりして国産のいいものは近年高額になっています。店の棚の奥からは出てきたのがそんな山ぶどうで出来た珍しい下駄。ボクも山ぶどう職人さんは別として、普段にあまりこの下駄履いた方をみたことがありません。和装の方がおられたら気をつけて足元見てみてください。本当に、なかなかおられないものです。


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竹虎四代目

竹虎四代目
YOSHIHIRO YAMAGISHI

創業明治27年の老舗竹虎の四代目。100年守り続けた日本唯一の竹林を次の100年に繋ぐ。日本で二人だけの世界竹大使。

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