2010年6月22日の投稿

国産竹割箸の思い

国産竹割箸


けんど、まっこと竹ばあ使いがいのあるもんはないぞね。なんせ、この前まで、タケノコやった思いよったら、しばらくぶりに竹林にいったら、早から十数メートルも伸びてから立派な竹になっちゃある。これっぱあ、成長が早うて、地下茎でドンドン新しく生えてくるもんは他にはないぜよ。人が植えることもなく、もちろん、肥料らあも必要ないきに手間も何ちゃあいらんがです。


四国、九州、中国地方...。西日本には太い良質の孟宗竹がいっぱいあるけんど、実は十分に有効活用されちゅう訳やないがです。ほやき、こんな竹を何とか使いたい。国産竹割箸の復活になった思いを聞いたら、まっこと(本当に)共感できますちや。


ワシも前に竹割箸を作りよったいう所を、何カ所か訪ねたことがあるけんど、もう機械も錆びてしもうて使えんようになっちょったがです。せっかく再開した割箸工場です。お客様からしたら、この竹箸を使うことで日本の竹林の保全に、びっと(少し)でも関われることになるがですきに。国産割箸を知っともろうて、利用が広がったらエイにゃと思うちょります。


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竹虎四代目

竹虎四代目
YOSHIHIRO YAMAGISHI

創業明治27年の老舗竹虎の四代目。100年守り続けた日本唯一の竹林を次の100年に繋ぐ。日本で二人だけの世界竹大使。

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