2011年6月21日の投稿

日本唯一の虎竹を求めて

竹選別のお客様


竹虎の工場に、日本唯一の虎竹を求めて来られるのは何も全国の竹屋さんだけやないがです。実は竹は昔から日本人には、こじゃんと(とても)身近な素材やし、びっくと山に近いところやったらいくらでも手に入ります。加工や細工もしやすいので結構、竹を使うた手作りを楽しみでされゆう方が多いのです。


竹虎工場


この方は、黒竹を熱心に選別されよりますが竹笛を製作されゆう方です。そうそう、黒竹で笛というたら毎年仕入れの時期になったらアメリカからはるばる虎竹の里にやって来られるレベンソンがおるぜよ。レベンソンさんは尺八作家としてアメリカ、ヨーロッパで有名な方ながちや。


竹バック


女性らしい感性でお出かけに使える竹バックを編まれゆう。この方も余暇の時間を利用されて竹細工を楽しまれゆうお一人です。製作した竹バックを見せてもらいましたけんど、こりゃあ本職の職人さんもビックリするばあな腕前ぞね、いやいや恐れ入りましたちや。


竹虎工場


ご自分の車に入る長さに竹を伐るのにわざわざ日頃お使いの鋸までご持参いただいて、遠く県外からお越しいただくお客様、まっこと心から感謝しちょります。お一人で完成度の高い作品作りをされゆう方もおればグループで仲間づくりをされながら楽しく竹とふれあう方もおって、色々ではありますけんど、こうやって虎竹を知ってもろうて親しんでいただける事はこじゃんと嬉しい事やにゃあ。



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竹虎四代目

竹虎四代目
YOSHIHIRO YAMAGISHI

創業明治27年の老舗竹虎の四代目。100年守り続けた日本唯一の竹林を次の100年に繋ぐ。

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