黄門様の杖、入荷

遍路杖


水戸黄門でお馴染みの竹の杖といえば黄門様の持っちゃある亀甲竹の杖ですちや。持ち手部分に亀の甲羅のようなデコボコがあって杖として使い勝手がエイがです。この竹はこの亀甲竹に似ちょりますが、びっくと違う布袋竹と言うて、布袋様のお腹のようなふっくらとした膨らみができるのが特徴の竹ぜよ。


四国はお遍路さんが来られますきに歩き遍路の方に持ち歩いて頂く遍路杖としても店に置いちょります。出来上がった製品は、白っぽくなっちょりますが山から伐りだしたばっかりは、こんなに青々としちゅうがです。これをガスバーナーで油抜きをして拭き上げ加工して、熱を利用して曲がりを矯正する矯め直しの加工をして、ようやく一本の竹杖が出来上がるがです。


竹というたら真っ直ぐで、そろうた丸い形と思うちゅう方はおられませんか?実は、全然真っ直ぐでは無いし形も楕円形やら、様々ながです。杖でも、山から伐ってきたらエイという事ではなく、こんな加工して、こじゃんと手間がかけよりますぞね。


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