竹曲げの秘密兵器

竹曲げ


これっ!これっ!これぞね!これで竹を一定の角度に曲げていくがやき。自然の竹は真っ直ぐのように思われるかも知れませんが、実は、かなり曲がりくねりがあるのが普通です。この竹を真っ直ぐに矯正していく作業を"竹の矯め直し"と言うのですが、真っ直ぐに矯め直す時にもガスバーナーの火で熱を加える。そしてまた、曲げたい時にも熱を加えるがです。


熱をもった竹は、びっくと大げさに言うたらまるで飴細工のようやちや。職人の思うようにグニャり、グニャリと曲がっていくがです。ただ、ひとつ注意するのはその火加減。虎竹の油抜き加工をはじめたら、ガスバーナーの方で時折「パンッ!!!......パンッ!!!」と威勢のエイ音が聞こえてくるのですが。これは炙りすぎて竹が破裂する音。竹を動かしながら火に当てないと焦げてしまう事もあります。まあ、そんな大切な火力の微妙な調節が簡単にできるように、秘密兵器が出来上がってきたがです。さて、このバーナーで出来上がった竹ひごでどんな商品が生まれてくるろうか?楽しみが、又ひとつふえたちや。


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