命名筆と名付けた虎竹筆

虎竹筆


「竹虎さん、お店のメニューを筆文字で書いてもらえませんか?」


たまに、ビックリするようなご依頼をいただく事があるがです。いえいえ、もちろん丁寧にお断りさせていただきますけんど、筆文字など習ったこともない自分にこんな、お問い合わせが来るのも竹虎通信をずっと筆で書かせてもらいゆうきですろう。思うたら、竹虎通信も虎竹の里の事を毎月、月替わりで少しでもお伝えできたらと始めましたが、2002年から書きよりますので今年で、ちょうど10年目。毎月、毎月、よく続いたものですちや。


けんど、こうやって続けているお陰で、全くの自己流で、本当に下手な字なのに、こうやってお客様の目にとまるがやにゃあ。継続は力なり、まっこと(本当に)良く言うたもんながぜよ。この前から、虎竹筆を使うことが多くなりましたぞね。独特のかすれが出るし墨もちがエイですので、竹筆も、まれに使いよりましたが日本唯一の虎竹ではなかったのです。やっぱり自分が愛用するやったら、この虎竹。日頃の手紙やちょっとした書きものなど、筆で書くのはなかなか楽しいものですぞね。ぜひ、皆さんにもオススメしたいがちや。


けんど、どうして虎竹筆に命名筆と名前を付けちゅうがやろうか?


実は、いつも言うことですが竹は、こじゃんと不思議なパワーを持っちょります。スクスク育ち、筍から親竹と同じ大きさになるのに、たったの3ヶ月しかかからない神秘的とも言えるような成長力があるのです。健やかな子供の成長を願うのは、今も昔も同じですきに、昔から子供の命名の時には竹筆が使用されちょったのです。竹は、まだまだ奥が深いものですぞね。さあ、レッツ竹筆じゃあ!


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