梅雨が明けたら

竹帽子


降ったり止んだりの梅雨空も、そろそろ終わりそうな虎竹の里ながです。雨が好きという方はあまり多くはないかも知れません。けんど、「恵みの雨」などとも言われて農作物などにとって、この時期の雨量は必要不可欠なものやと思うのです。竹も、もともとは高温多湿の熱帯を成育地域とする植物であり、北限の国、日本の竹にとってもこの時期の水分はもしかしたら大切ながやろうか?そんな風に思える事があるがですぞね。


晴れて優しい陽の差し込む竹林には清々しい風が吹き抜けて、竹もサラサラと乾いた葉音を立てて、こじゃんと機嫌良さそうぜよ。その一方で雨のしたたる竹林は、ポツリポツリ雨音だけ、霧のかかるずっと向こうまで静寂に包み込まれちゅう。そして、それはそれで竹達は気持ち良さそうで、濡れた竹肌は入浴でもしているかのようで、ホッと一息ついてリラックスしているように感じるがです。竹には大敵の湿気が多く、せっかくの商品にカビが生えたりして、まっこと油断のできない時期でもある梅雨時、それさえなければ、降っても、降らなくとも、どちらでも虎竹の里の竹林は素晴らしいという事やちや。


さて、この長雨が明けたらいよいよぜよ。南国土佐の眩しいような熱い太陽が戻ってきますぞね。そしたら、今年も竹帽子の出番やにゃあ。昨年の秋からずっと一年間、壁にかかって目を楽しませてくれちょりました。けんど、いよいよじゃ
そう思うて改めて、一つ一つ見てみたら、やっぱり昨年よりも色合いが濃く渋い風合いになっちゅう気がするがです。


竹は年期が入れば入っただけ、それぞれの個性が際立ってくるのがエイところぜよ。去年使うた白竹の手提げ籠も、久しぶりに持って外に出て見たら、ややっ!?確かに違うちょりますちや。こうやって竹が一年一年と歳を重ねて魅力的になるように、自分も見習いたいと思いますけんど、これが、なかなか、竹ほどには成長できんがです。


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