2014年7月18日の投稿

毎日の青竹踏みの色々

竹踏み


毎日、青竹踏みを使うのが習慣になっちょりますが、こんな自分のような方は結構おられるのではないかと思うちゅうがです。なので、つい先日も学生の方とお話させてもらう機会があって、青竹踏みを知らない方と出会うと、軽いショックを受けるがぜよ。


ずっと昔から一家にひとつくらいはあって、普通の暮らしの中で使い続けてきた健康グッズであり、これは、もはや日本の伝統文化の一つやと思うがです。身近にあった竹を半分に割っただけの作りは簡単そのものやし、狭いと言われる日本の住宅にあって場所も取らず、手軽、簡単と良いことづくめなので、この誰からも愛されつづけてきた青竹踏みをお教えしないといけない義務感にかられてしまうがぞね。


いろいろお話させていただく中で、やはり一番驚かれるのは、キャビンアテンダントさんのお話ちや。竹虎のお客様のお声をそのままお話させてもらいゆうがですが、機内で立ちっぱなしでのお仕事をされて休憩時間に青竹踏みをすると、まるで自分の靴が誰か他の方の靴のようにブカブカになるそうぜよ。つまり、それくらい足のむくみが取れるという事ながです。特に女性の方は、同じような履物を履かれちょります。そして若い方と言えども足のむくみや疲れの経験がある方もおられて、こじゃんと関心をもって聞いていただけるがです。


さて、そんな青竹踏みながですけんど長くお使いになられる方の中には、普通の角度のゆるい竹踏みでは足に刺激がなくなり、もっと角度のキツイもの、言うなれば上級者向けの青竹踏みをご所望される方もおられるのです。そこで、いつもの太さの竹ではなく、より細めの竹を選んで、しかも、半割ではなく6対4の割合に切り割して、足に当たる角度を急にした強力青竹踏みを登場させたがぜよ。


青竹踏みの中の最強という意味で踏み王(ふみおう)くんと、名付けちょりますけんど今日のお話はこれでは終わりませんぞね。実は、竹は生きちょりますので、加工した後の竹も、竹の伐採時期や乾燥具合などによって、こじゃんと縮んでしまうもモノがあるがですちや。加工した時には半分に切ったものであっても、極端な場合やったら、なんと時間が経つと、一本の細い竹のように丸くなるものもあるくらいながです。


これは、お客様にはお分け出来るものではありません。ところが、自分などは昔から青竹踏みをフミフミしてきたせいか、これがエイがです、好きながです。足裏のツボにピンポイントでグイグイッと来て、まっこと、気持ちがエイですちや。慣れない方には絶対にオススメはできませんけんど、足の疲れた時のみならず、気分転換やリフレッシュしたい時など、会社でも机の横にいつも置いちゅうがです。


書類に目を通しながら、電話をかけながらフミフミ。この「ながら踏み」できるところも、長く続けられる大きな理由のひとつですろう。もともとは、青竹を半割したものがあっただけやったがですが、この強力版ができたり、出張用の半分サイズを作ったり、カビや虫に強い炭化加工したものやったり、思うたら皆様のお声もいただきながら、いつくかバージョンが増えてきちゅうがですぞね。

コメント(2)

chom 返信

久しぶりにブログを拝見しましたー。
四代目、相変わらず精力的に活動されてらっしゃいますね。
心なしか、竹文化の行く末を案ずるような文章がなくなった気がします。

さて。青竹踏みは当然知っている世代ですが
何の健康法なのかはよくわかってませんでした。ツボ押しかな?くらいで。
足のサイズが変わるくらい、むくみが取れるなんて
立ち仕事をしている私には朗報です。
早速、押し入れの奥から出してきます。

あれ、捨ててしまってないよな…?
(なければ竹虎さんちで注文するのでかえってヨシ(笑))

竹虎四代目 返信

chom様

コメントありがとうございます!
いつも自分のブログをご購読いただいて、まっこと嬉しいです
ありがとうございます!

青竹踏みは昔からある健康法のひとつです
最近いろいろな効果、効能がテレビや雑誌で言われちょりまして
そのたびに自分たちも驚くばかりながですが
基本的には足の疲れやむくみを取ってくれるものとして
毎日愛用することが習慣となっちょります。

最近の若い方は、そもそも青竹踏みをご存じない方も多いので
シンプルながら手軽でいつでもできる健康法を
お伝えしていきたいと思っています。

ありがとうございます!

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竹虎四代目

竹虎四代目
YOSHIHIRO YAMAGISHI

創業明治27年の老舗竹虎の四代目。100年守り続けた日本唯一の竹林を次の100年に繋ぐ。

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