台湾竹の旅2014年


呂錦明先生


土曜日のブログで、アジアは一つの大きな竹文化圏やとお話ししました。今回、常に前向きに前進し続けゆう台湾の竹を見とうて来たがですが、以前から気になっちょりました会社様を調べてみると、竹が台湾でも南投県という地域に集中しちゅうという事が分かります。


ところが場所は分るものの突然行っても右も左も分かりませんので、どうしようかにゃあ...と困って居たところ、日本の竹研究の第一人者で、いつもお世話になっちゅう渡邊政俊先生に、台湾で竹の研究をずっと続けてこられた農学博士であられる呂先生をご紹介いただきましたぞね。


徐暋盛さん、李榮烈さん、陳靖賦さん


呂先生は日本への留学経験もある日本人かと思うほどの語学堪能のお方。けんど、自分の土佐弁が通じるろうか?心配しながら台北の空港まで取りあえず行きましたけんど、先生のご用意いただいたプラカードが不要なほど、お会いした事もないのに、すっと分かっていただき、まっこと、こじゃんと(とても)大助かりしましたぜよ。


どうして自分と分かったろうか?いやいや、この格好やったら分かりますろう。前掛けに「竹虎」と書かれちゅうし...ははは。


徐暋盛さん


昔から思いよった事があるがです。それは台湾の竹家具の事、どうしてこんなに竹ばっかりなのか?美しさがあり、重量感もあり、機能的であり、高名な陶芸作家である河井寛次郎が自宅兼工房におく竹家具を台湾の職人さんに頼んで作ってもろうたものが今も残っちょりますが、時代を経てうっとりするような色合いに変化しています。


日本でこのような作り方をしたら割れや虫害で、ここまで普及する事もないように思うがです。けんど、台湾では竹家具が生活に溶け込み、当たり前に使われちょります。自宅だけでなくて職場などでも多々見かけますので、それだけに人と竹との関係が密接で、それゆえの自由な、新しい、自分からしたら少し羨ましい気もするような竹が生みだされているような気がするがぜよ。


竹×陶器


最初にお伺いさせて頂いた竹作家さんの工房でも、まっこと見るモノ、見るモノが新鮮で楽しいものばかり。これは、やっぱり凄いにゃあ。今まで日本の竹ばかり考えてきましたけんど、日本を考える言うことは、海外を知らんとイカンがやにゃあ。田舎者ですので今頃そんな事を思いゆうがぞね。


竹泥除け


これは何ですろうか?実は自転車の泥除けやそうながです。不思議な模様にみえるのは水が外に弾かれる細工やそうぜよ。


竹の自転車というのが発売されちょります。更に最近では自分で組み立てる竹製自転車まであって、まっことビックリしてしまうがですが、毎年どんどん生えて、わずか3ヶ月で親竹と同じ大きさになる竹は、環境問題を考えても素晴らしい素材ですちや。よくよく考えたら自転車というエコな乗り物には最適素材と思います。けんど、細身の竹をフレームなどに使うと面白いと簡単に発想できても挑戦はできません。自分には伝統の竹がそのまま足かせになっちゅうかも知れません。


巨竹


竹材メーカーから、竹製品製造工場など大小数カ所お伺いしたただけで、それぞれの工場や展示場が広々として製品の種類も多くユニークで、台湾での竹活用が、いかに盛んかという事が分るがですが、ある大きな工場兼店舗で、こじゃんと(とても)太い竹に出会うたぜよ。


竹は元々は南方系の植物ですきに、温かい地方ではやっぱりサイズも大きいがです。こりゃあ、こんな太い竹は日本ではなかなかありませんぞね。巨竹という名前の竹やそうですが名は体を表す通りスケールが大きいぜよ。直径が30センチで高さが何と30メートル言うきに、実際に竹林に生えている姿と言えば見上げるような高さです。日本では大きい竹が有名な九州の孟宗竹も真っ青な大きさながです。


炭化竹


このように豊富にある竹を炭化加工されゆう工場もあるがです。台湾の炭化竹の製品は何かの機会に拝見したことがあって、ものすごく綺麗で印象に残っちょりましたので、実は、ここの炭化工場は、どうしても来たかった所のひとつ。社長さんとは初めてお会いしましたが、一度日本に来られた時に竹虎まで来れた事があるそうぜよ。


「あの時は、四代目は忙しくて話しをせずに帰った...」


笑いながら社長さんは言うがですが、まったく覚えがないがですちや...。そんないくら何があったとしても海外から来られたお客様を話しもせんと、お帰り頂くハズは無いがですきに、そう言うて色々話しをしよりましたら、


「ああ、間違えていました。別の会社さんでした」


そうですろう...まっことホッとしましたちや。


虎竹弁当箱


けんど、どうしてそんな勘違いをされるがやろうか?不思議に思いよりましたが事務所に入って、なるほどそれでかも知れないなあと思うたがです。研究熱心な社長さんは日本に来られてから竹を見たくて色々な所を廻られたと言いよりましたが、日本唯一の虎竹製品をお買い上げいただいちょりました。こんな遠くに来ても、これが虎竹の里の竹と分かるのは、まっこと何と言う幸せな事やろうかと感謝しましたけんど、社長さんは来日の際に台湾には無い虎竹を購入されちょったので、竹虎の名前を聞いた時に少し勘違いされたようですちや。


しかし、それにしてもまあ自分も初めて来たばっかりやに、オマンらあは随分前から海外旅行しちゅうがやにゃあ。そう言うて話しかけて又笑うがぜよ。













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