虎竹の里の「虎の子」たち


  虎竹の里の筍


虎竹は淡竹(ハチク)の仲間ですので、孟宗竹のように大きく太い筍ではありませんが、少し時期を遅らせて今年もドンドンと生えてきちょります。筍が、わずか3ヶ月で親竹と同じ大きさに成長する事は、いつも自分がお話しよりますので、このブログをご購読の皆様には、耳にタコが出来ちゅうことかも知れません。けんど、意外と知られていない事なので、いつでも、その都度、その都度お話させてもらいたいと思っている事ながです。神秘的な成長力の秘密は節にあって、それぞれの節が一斉に成長するので、全体としての竹の成長スピードが加速するのです。この筍も見る見るうちに大きくなり、枝葉がでて、アッという間に姿形は親竹と見分けがつかないようになるがぜよ。


虎竹林


虎竹の筍は美味しいとは言われつつ今まで一度も食べた事はないがです。それは虎竹が見た目は親竹と同じように成長して一人前に見えても、その実、3年経たないと竹細工に使う場合には適材ではありませんし、何より虎竹独特の虎模様が出でこないのです。虎竹は全ての竹に不思議な色づきがあるワケではありません。素晴らしい色づきの虎竹になるのか、製品にならない虎竹なのかは、筍の時には全く分からない事ながです。


虎竹の竹林に入ると沢山のある竹の中に、キラリ、キラリと光る竹が見えてきます。その数が多い竹林もあれば、そうでない竹林もあります。温暖化などが原因とも言われますが年々虎竹の品質が落ちつつあり、生産量も減りつつある虎竹の里で次の世代を担っていく筍たちは未来の大スターぜよ。いやいや、虎竹だけに「虎の子」ぜよ。













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