飯塚琅玕斎生誕125周年記念の花籃展


竹虎四代目(山岸義浩),作務衣,さむえ,SAMUE,竹虎四代目


幸いな事に、小さい頃から様々な竹に囲まれて育ったのです。何が自分にとって素晴らしかったかと言うと、今、持っている竹製品が何からできているのか?その素材は、すぐそこの竹林にあった事。山林に遊ぶとき、弓矢を作ろうと手にした刃物で伐った竹が、そんな単純なものだけでなく、信じられないような精巧な形にも姿をかえる事を、店頭にならぶ6000点もの竹細工から知ることができた事。竹林でサラサラと風に揺れる竹と過ごす時間は心地良いものですけんど、それが山から運ばれ、選別され、製竹され、竹細工と変わる。虎竹の里では当たり前に思っていた事は、実は全く普通の事ではなかったと、後になって知るがです。


竹材商だった祖父が、全国の竹製品をあつめた展示場を作った理由は、地元で竹に携わる職人や、虎竹を守り続けてきた地域の方に、竹が様々な形に変わって多くの人の生活に役だったり楽しませたりしている事を、実際の竹細工を通して知ってもらいたかったからと聞きましたけんど、実は、その恩恵を一番受けたのは自分ではなかったか?今になって、そう思うようになっちょります。知らず知らずのうちに沢山の竹と触れ合うことが出来て、竹には色々な顔があることを知るのです。面白いものだなあ、最初は正直全く関心がなかったものの、見ているうちに、魅入られてしもうたのかも知れません。


先日、飯塚琅玕斎生誕125年記念の花籃展が、新潟市の敦井美術館という所で開催されちゅうのを知りました。この方は日本の竹工芸を美術工芸にまで高めた方として、こじゃんと有名です。自分は田舎者ですきに美術かどうかなどは分かりませんけんど、飯塚琅玕斎さんが竹を愛されちょったという事が大好きなのです。そういえば竹虎は、今年で創業121年を迎えさせていただきました。思えばこの偉大な作家と同じ頃に誕生しちょりますにゃあ。頂いたチケットを手に会社を出た時から、心は一足先に新潟に行っちょります。













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