2015世界竹博覧会(World Bamboo Fair)


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竹に国境は無いがぜよ。人の役に立ち、笑顔を作っていくことは万国共通の事ですきに。韓国の潭陽(タミャン)は、わずか5万人程度しかいない小さな街ですが、辺りの山々には美しい竹林が広がり、昔から竹文化の根付いた土地。30年前までには竹籠や竹ざるを初めとする様々な竹製品が立ち並ぶ国内随一の竹の市場が開かれちょった竹どころなのです。


全日本竹産業連合会、竹文化振興協会から参加者


今回、全日本竹産業連合会と竹文化振興協会から参加させてもらった2015世界竹博覧会、そして世界竹会議は「世界」と名前がつくように、様々な国や地域から、それぞれの形で竹と関わる多くの皆様が集い、まっこと気持ちの良い、そこにいるだけで何やら元気が沸き上がり、ワクワクしてくるような、大きな大きな一大イベントながぜよ。


世界竹博覧会(World Bamboo Fair)


実は、潭陽では毎年、竹祭りというイベントが盛大に開かれています。昨年は今回の世界竹博覧会、世界竹会議を控えた大事なイベントという事で、主催者側からの呼びかけに応じる形で一人お伺いさせてもらっていました。その時に感じたのは、ここに暮らす市民の方、ひとりひとりの竹への愛情であったり、竹への親しみ、あるいは竹への誇りやったがです。


世界竹博覧会(WBF)崔亨植郡長様


かっては竹と人とが親密な関係にあったものの、今では竹が忘れられかけている日本からしたら、ちっくと羨ましくもあり、竹と人の距離感に懐かしさを覚えることもあり、本当に素晴らしい街だと思うたのですが、今年の世界竹博覧会は、さらにその竹への思いを一つにして、世界からの竹人をお迎えし、竹の未来を考えたいという潭陽の人達の意気込みが伝わるようなのです。


2015世界竹博覧会、崔亨植郡長様


これだけの博覧会を用意し、実現されるのは、トップであられる崔亨植郡長様の強力なリーダーシップが当然ありますろう。昨年もそうやった、今年もそうでした。言葉は分りませんが、熱い思いがヒシヒシとうかがえるがです。数十年前まではあった竹の市場が今では無くなっている事を考えたら、韓国でも竹は人から遠くなりつつあるのかも知れませんぞね。けんど、そんな昔の竹を知り、竹の良さを見直してもらいたいという竹への深い愛情が、このこの方をも突き動かしている、そんな風に思えて仕方ないがぜよ。


2015世界竹博覧会へ台湾からの訪問団


だから、これだけの人が動き、こんな盛大な竹博覧会になってちゅうなど、それほど単純な事ではないと言われるかも知れませんちや。けんど、


「一人では何もできない」

「一人でないと何も始まらない」


2015World Bamboo Fair


会場近くには信じられないような広大な駐車スペースが何カ所も用意されちょりました。たった一人の思いから、こんな竹の世界が広がり、遠くから、海外から、地域で生活される何倍、何十倍もの人が集い、竹と親しむ機会が創れちゅうとしたら、これは、潭陽だけの奇跡や成功ではないですろう。


2015世界竹博覧会


竹は東南アジア一帯にあって、日本でもそうであったように、人の生活と密着し、大いに活用されちょります。台湾もそんな竹の国のひとつであり、今回の竹博覧会にも沢山の方がお越しになられています。昨年、台湾の竹産地である南投県にお伺いした際には、竹林での竹生態から、地元で製造されている竹細工、竹工芸家、そして、大学、研究機関まで見学させて頂いて、まだまだ竹の事は何も知らないという事を感じたのですが、台湾の竹造形の面白さにも感じ入りましたぜよ。


2015世界竹博覧会


そんな竹作家のお一人、林美如さんからお土産にと竹のイヤリングを頂戴しましたぞね。訪問した時にはお会いした事はなかったと思いますが、手の平にのせてみた作品の中央部分には何かの木の実が付いています。この小さな実から交流の大樹が育つと良いなあ。そんな事も思ったりしたがです。


2015世界竹博覧会


「ヤマギシさん」片言の日本語で話しかけていただいたのは、フィリピンからの訪問団の方でした。竹はアジアに広く分布しちょますが、やはり日本の竹文化というのは各国から注目を頂いているように感じます。いつもお話しするように竹はイネ科の植物ですぞね。美味しいお米の穫れる国、日本の竹の品質は素晴らしいのです。そして、その品質の良さを日本の細やかな感性で育んできた竹文化。これは世界の中でも誇れるものだと確信しちゅうのです。このような海外の方が又必ず日本に来られるという話し等を聞くにつれ、疲弊する一方の日本の竹とは言われてはいますが、世界という広がりの中で考えても竹は重要で、これから、ますます、しっかりやっていかねばと思うのです。


2015World Bamboo Fair


やはり、インターネットを通じてですろうか?インドからの来られた方にも竹虎の事を知って頂いている方がおられました。あまり縁がなく、遠いとばかり思っているインドも、考えてみれば竹が資源的にも非常に多く、これからの活用を大いに期待できる国ぜよ。デザイナーさんと共に開発を進められている竹製品は、さすがに洗練された雰囲気で、これからが楽しみなのです。こうして世界の舞台でも、いえいえ、世界だからこそ、自分達のできること、自分たちのやりたいこと、交流を重ねるちに更に明確に鮮明になるのを覚えるがぜよ。













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