別注の特大黒竹玄関すのこ

別注の特大黒竹玄関すのこ


前に大学の先生と虎竹についてお話しさせていただきよりましたら、虎竹の色づきの理由のひとつとして、もしかしたら潮風があるのではないか?と言われよりました。植物にとって塩分というのは決して良いものではなく、塩害で農作物が出来なかったりする話しを聞く事もありますが、この塩分で植物は黒い色合いに変化するそうなのです。


虎竹の里もすぐ目の前に海があります。台風の接近したきた波の荒い日などは、波の音が聞こえてきますが、たとえ音が聞こえずとも建物や車のドアを開けた瞬間に、強い潮の香りして波の高さを知る事ができる程なのです。それほど海に近く、また潮風も場合によっては白く見えるくらい山の方に向かって吹き付けている事もありますので、そんな潮風が竹林に何らかの作用をしていることは、十分に考えられるかも知れません。


潮風で色合いが黒く変わるという事は自分達の経験からでも頷ける所があって、それは、黒竹の竹林が温かな陽当たりの良い海沿いの地域に多いからながぜよ。陽当たりが良い場所というのは、目の前の海から遮ぎられるものが何も無いという事でもあって、潮風も十分に吹き付ける場所だということです。


いずれにせよ、自然界のものなので、そう単純ではなくて、様々な要因が絡み合い、絶妙なバランスで生み出されるものが日本唯一の虎竹であり、黒竹ではないかと思うちょります。黒竹玄関すのこは、そんな黒竹の色合いと細さを活かし、足裏に何とも心地のよい感触が楽しめるスグレモノぜよ。通常のサイズより何倍も多くなった別注黒竹玄関すのこが、お客様のお手元に届いたら、その自然の竹の迫力に、さぞビックリされますろうにゃあ。例えば広い玄関に置かれるとしたら雰囲気が一変しますので、それも又、圧巻に違いないがです。


けんど、このような別誂えの製品は職人も手慣れたもの。問題は、今月6日にクラウドファンディングの終了する、日本唯一の虎竹自動車プロジェクトですぞね。なんとか目標金額を達成して、それで終わりではないがです。実は、製作にゴーサインが出てからが本当のスタート。今まで創った事もないもの、それも車という竹虎始まって以来のもの。期待と期待と期待が入り交じっています。


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