虎竹袖垣に関わる職人たち


虎竹袖垣製造職人


竹の袖垣は注意して見ていたら玄関脇などに取り付けられていたり、都会の真ん中でもビルの谷間の飲食店にあったりする昔ながらの庭園用の竹製品の一つなのです。けんど、一般の方でご存じの方はほとんどいないですにゃあ、そしてご存じの方が稀におられたとしても、遠くから眺めるだけですので両脇の竹柱に実は細かい細工が施されちゅうとは思ってもない事のようぜよ。


袖垣の骨組みは実は孟宗竹が使われていて、その柱を細く割った虎竹や白竹で巻き付けて化粧すると共に強度的に強くもするのです。細く割っていますので竹節を微妙にズラして模様にも出来るし、外で雨ざらしで使う竹製品は傷みも早く丸竹の場合など割れる事が多いですが、一度細く割った竹を孟宗竹の芯に巻き付けてあるので割れる心配もなく耐久性は一本の竹と比べて格段に高くなっちょります。


あまり注目される事もない袖垣ですが、骨組みに使う孟宗竹、芯部分を巻く細く割った巻き竹、ヒゲのように見える飾りの黒穂、竹を平らに割のばしたヒシギ、すかしの格子部分を縛っている四万十カズラまで、それぞれの職人さんや内職さんの仕事が一つにまとまって、ようやく一枚の虎竹袖垣が仕上がります。


四万十カズラ


巻き竹は両方の柱が真っ直ぐな角垣(つのがき)だと割幅も比較的広く簡単ですが、玉袖垣のように曲がりがある袖垣は割幅も細く、長い竹を割っていくので熟練した技術が必要となるがぞね。これが幅の広い、大きな光悦寺垣などになると更に大変です。


四万十川流域から集めて来てもらうカズラは、乾燥させ沢山こうやってストックしちょります。出番の多い、少ないはありますものの、どれひとつ欠けても昔ながらの製品作りができなくなる、袖垣は思う以上に多くの人の手を借りながら作り出される竹製品なのです。













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