2016年10月15日の投稿

大好きな茶碗籠、色づいてきた

茶碗籠


実りの秋は山の色づきが楽しみな季節でもありますが、淡竹(はちく)で編まれた茶碗籠も知らないうちに良い色合いに変わりつつあります。籠本体は竹表皮を残して編み込まれていて、口巻き部分は表皮を薄く剥いだ磨き加工の竹で仕上げられています。それぞれの竹表皮より磨き部分の竹の色合いが飴色に早く変わっていきますので、この色合いの違いが竹籠を使う一つの楽しみでもあるのです。


茶碗篭に入った食器


少し浅めの淡竹茶碗籠ですがカップ、ソーサーが3客、湯飲み茶碗を6個入れてみましたが、まだまだゆとりの収納力、足付きで底中央部分に向かってゆるやかなアーチ状の構造で通気性抜群、懐かしい時代の日本の台所にタイムスリップしてホッと心和みそうなのです。


茶碗かご


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竹虎四代目

竹虎四代目
YOSHIHIRO YAMAGISHI

創業明治27年の老舗竹虎の四代目。100年守り続けた日本唯一の竹林を次の100年に繋ぐ。日本で二人だけの世界竹大使。

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