続・新春虎竹の里ウォーキング2019

マタタビ弁当箱


峠を越す前にランチタイム、今日はバケットをトースターで熱々に焼いてきました。このような時に、やはり自然素材で編み込んだ通気性の良い弁当箱は重宝します。取り出したのは竹弁当箱ではなくマタタビ弁当箱。


マタタビ米研ぎざる


マタタビは水にも強く優しい木肌が手触りも良いので米研ぎざるや、蕎麦笊などにも多用されてきました。元々真っ白い色合いが特徴ではありますが自然素材は使い込むほどに色合いが深まってきます。珍しい弁当箱も結構いい風合いに変わってきました。


虎竹の里


近年あまりありませんが、焼坂の山で一番広い虎竹の竹林から伐り出された竹達は置き場所が無くなってこの場所に幾重にも重ねて立てかけられていました。


焼坂の峠


焼坂の峠を越えて歩くと景色はガラリと変わって竹は一本もなくなります。


竹虎四代目


バタバタバタッ...!大きな羽音をさせてキジが飛んでいきます。マツクイムシに食べられて弱った松の枝が道の真ん中に落ちていたりします。




日本唯一の虎竹は不思議な竹で焼坂の峠までは沢山生えていますのでシーズンには必ずトラックが竹を積んで走りますのでそこまでは未舗装の道路とはいえ、しっかりとした道があります。ところが峠を越えた途端に道が悪くなり、車どころかバイクや自転車も走れないような道になってしまうのです。


焼坂の道


高知は大雨も降るし温暖な土地柄ですので植物の生育も早いので、定期的に手入れされ車の走らない未舗装の道路が自然に還るのは仕方のない事です。


焼坂峠を越えて


峠を越えてから下りの山道では何度も何度も立ち止まり、辺りの山々を眺めます。しかし、やはり面白いくらい竹は一本も生えていません。


焼坂の山道


今では歩き遍路の方しか通らないような細い道をくだって来ると高速道路脇に出ます。そろそろ足が痛くなっていた頃なので、ここまで来ると一安心。


久礼駅


最終の久礼駅に到着したのは遅くなって予定していた汽車を逃してしまいました。安和駅は普通列車しか停車いないので、たった一区間なのに数時間待たねばなりません。地元で一両、二両編成の汽車に乗る機会は、この新春虎竹の里ウォーキングの時くらいなので実は楽しみにしています。走っていると、なぜか子供の頃の気持ちに戻れるのです。


ただし、今日は時間がもったいなのでタクシーで本社まで帰ります。4時間かけて歩いて来た道のりも車なら10分足らず...だから大事なウォーキングです。


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