美しい定番の山ぶどう手提げ籠バッグ

山葡萄棚編み手提げ籠バッグ


山葡萄の手提げ籠バッグは、東北の山々で採取された葡萄のツルを使って編まれています。温暖化の影響もあって竹の北限はどんどんと北に上がっていますが、孟宗竹や真竹、淡竹といった日本三大有用竹と呼ばれる加工性が高く細工に適した竹材は東北にはあまりありませんでしたので生活や仕事の中で使われる道具類にはスズ竹や根曲竹といった笹類の仲間が多用されてきました。そして、それと同時に驚く程の耐久性がある山葡萄などのツルや、アケビ、山桜や胡桃の樹皮で作る細工が発達してきたのです。


古い山葡萄籠


今でこそ海外からの輸入品含めて多種多様な製品があふれている山葡萄ですが、35~40年くらい前までは、大きな箱に入れられて一山いくらというような取引をされていた時代もありました。当時は知る人も少なく、母なども自分で使ってはじめて山葡萄の良さを知ったといいます。


山ぶどうセカンドバッグ


そんな母から譲られたセカンドバッグは使い込んで黒光りしていて、まるで上等な革細工のような風合いになっています。しかし実際手にしてみますと、その辺の革などとは比べ物にならないほどの強さと山育ちの無骨な風合いが何とも言えない魅力を醸し出しているのが分かります。


山葡萄棚編み手提げ籠バッグ


いつだったか東北の農家さんで腰籠として使っていたという古い山葡萄の籠と出会いました。畑や山仕事に使うための籠ですので棚編みされたヒゴは粗々しく決して整っていると言う訳ではありませんでしたが魅かれるものがあって山葡萄の職人さんに持ち手を付けてもらって手提げ籠として愛用さてせもらっています。やはり好きな物を持つて歩くと訳もなくウキウキしてきます。


山葡萄手提げ籠バッグ


実は近年、素朴さや味わいのある籠が少なくなり山葡萄にはあまり魅力を感じなくなっています。技巧に走りすぎるものではなく昔ながらの自分の好きな定番の編み方と形、大きさの山葡萄の手提げ籠バッグが久しぶりにありました。端正な形はさすがに熟練職人の技です。




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