一閑張に新しい仲間が登場予定、お楽しみに!


一閑張買い物籠素地


最近でもたまに建築中の住宅を注意して見てみますと柱と柱の間に格子状にした割竹を組んでいる事があります。高知のような田舎でも珍しいので都会の住宅では、あまり見かける事は無いかも知れませんが、この割竹に練った赤土などを塗り固めて土壁にしていくのです。


思えば一閑張は、この土壁の技法に似ていて四ツ目編みされた素地に和紙を貼り重ねた後、漆や柿渋で仕上げていきます。大きな違いと言えば土壁は、組まれた壁竹が全く見えなくなりますので土壁の中に竹材が入れられている事をご存じない方もおられる程ですが、一閑張は薄い和紙で加工されますから下地の竹編みが行李や手提げ籠バッグ等、作られる製品の雰囲気に大きく影響するのです。


一閑張行李竹骨


一閑張に使われる竹材は旬の良い時期に伐採された竹を使います。しかし、だからといって虫が喰わないと言う事ではありません。貼り付けた和紙にも穴を開けてしまうので竹材の管理はキッチリせねばならないのです。従って、下地の竹編みも良質の材料が無くなれば次のシーズンまでは作りたくても作れません。


一閑張手提げ籠バッグ竹編み


一閑張の技法は元々は昔から日本各地にあったものの、段々と職人さんも少なくなって四国では香川県などに少し残っているだけでした。漆や柿渋など最後に塗布する材質により仕上がりが全く異なります、竹虎では自然で経年変色も楽しめる柿渋仕上げを中心に製作してきましたが、新しい竹編みに挑戦するにあたって漆の製品も出来ないかと模索しています。


まだまだ試作段階ですから、どうなるのかは正直変分かりませんが、和紙の下に隠れてしまう脇役の竹編みから国産にこだわった一閑張の手提げ籠バッグができそうで楽しみにしています。














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