続・120年に一度のスズ竹開花


  竹虎四代目(山岸義浩)、スズ竹開花


本当に驚いて声になりません。見渡す限り茶色になったスズ竹の竹林が、まるで枯れすすきのように続いているのです。


孟宗竹の開花


昨年、地元の孟宗竹の竹林での開花を見つけて新聞社の方にお越しいただき取り上げてもらいました。古老の職人でさえ、どうして枯れるのか原因を知らなかったので一般の方は誰もご存じ無いことだと思ったからです。研究されていてる大学の先生の調査によれば日本最大級の開花と分かりましたけれど、それでもこのように青々とした竹林は残っており、一部だけの開花でした。


スズ竹開花


ところが今回のスズ竹開花は、まさに一斉開花と呼ぶにふさわしい状態です。


スズ竹の花


イネ科らしくまるで籾殻のような花がそれぞれの竹に一杯ついていました。


鈴竹g


本来でしたらこのように元気な葉を風にゆらせているスズ竹です。


スズ竹


竹と笹を分類する場合の一つの方法に稈に竹皮が付いたままの物を笹とします。スズ竹も青々とした稈を見せている竹林ではないものの、その竹皮を除くと美しい竹肌が顔を出していました。


スズ竹開花


しかし開花した竹林のスズ竹は、しなるどころかポキポキと簡単に折れてしまい完全に死んでしまっているのです。


スズ竹開花


林道を奥へ奥へと進んで行っても茶色のスズ竹林が続きます。


竹虎四代目(山岸義浩)、スズ竹開花


それでも、もう少し行けば...もう少し行けば...。どこまで車を走らせても、毎年伐採してきたスズ竹職人さんでも見つけられない竹林があるはずもありません。このような寂しい光景を初めてみて足がすくみます。


スズ竹開花


竹は開花して種子が地面に落ちて真竹の場合ですと10年で元の竹林に再生されたと聞きます。竹細工に使える同じ品質の竹材になるには更に5年かかると話す職人もいますが、スズ竹の場合はどうでしょうか?


小型の笹類だけにもう少し早く元の竹林に再生されるのではないかと希望的な予想をしています。だた間違いなく数年は今のような山の状態です、立ちすくんでいる自分にポツリポツリと時雨が落ちてきました。寒さが一段としみました。
















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