5500年前の編組細工

三内丸山遺跡


今まで行くことのなかった縄文遺跡に引き寄せられるように尋ねることになった。有名な青森県の三内丸山遺跡に建てられた巨木の造形物、物見やぐらに違いないと思っていたが実は日時計だそうだ。


それにしても不思議な空気感である、一人...二人...冷たい時雨れがポツリポツリと落ちてくる中、彷徨うように歩く人にすれ違ったが心は何処か遠くを見ているようだった。


三内丸山遺跡


聞く所によると、かってここは聖地として遠く沖縄辺りからも人の往来があったそうだ。いやいや、それどころか東南アジアから南アジアに生息する孔雀の羽も見つかっているので自分が思うよりも縄文時代は海上を使った交通が発達していた事になる。


三内丸山遺跡、縄文ポシェット


ここにはヒノキ科の樹皮で編まれた約5500年前の袋が展示されている、今の竹編みと全く同じでドキリとした。編組細工はありとあらゆる編み方がされていて今までにない新しい編み方など無いと言われるがそんな遥か昔から先人が試してこられたなら当然だと納得する。


網代文庫


この網代文庫もずっとずっと前に確立された技法が今まで繋がっているのだと思うと不思議な気分だ。


縄文時代の暮らし


さすがに世界遺産登録を目指しているだけあって三内丸山遺跡は展示物も素晴らしい。特に石を削って作った矢じりや動物の骨の釣り針など生活道具を見ていると時間を忘れてしまう。そもそも城郭ファンなのに、縄文まて好きになってはアチコチ寄り道ばかりしたくなる。


読谷山焼北窯、與那原正守さん


そういえば今年の10月10日の30年ブログにも書いた沖縄は読谷山焼北窯には初めてお伺いした時の事、縄文時代を思わせる與那原正守さんの波紋模様の小物入れに魅入られた。偶然だろうか...?細かい編み目がカチリと合わさるように全てが繋がっているように思えてくる。


トラックバック(0)

コメントする