宮岡聖天斎作の極小鳥籠

聖天斎作御殿籠


現在ではメジロや鶯を飼育することは禁止されているものの、自分の小さい頃には虎竹の里の農家さんなどては当たり前のように鳥籠があって小鳥たちが美しい鳴き声を聞かせてくれていました。高知では「コバン」と鳥籠の事を呼ぶのですが、従ってこのコバン作りをしている人も近隣だけでも数名いたのです。そんな環境だから小学校低学年の頃には友人のたちとオトリと鳥モチを持って山でメジロを捕ったり、鳴き声を競わせたりしたのは楽しい思い出です。


宮岡聖天斎作鳥籠


おっとオトリと言ってもご存知ない方は何の事かサッパリかも知れません。鳥籠に入れたメジロを山で鳴かせていると他のメジロたちが沢山近寄ってきます、鶯も縄張り意識が強いのか同じように近寄ってきていました。メジロなどは野鳥の中では人をあまり怖がらず手を伸ばせは届くような距離にまで飛んできましたので鳥モチ等で捕まえずとも自然の生き物を間近で見られる感動もありました。


宮岡聖天斎作鳥籠


今となっては遠い昔話です(笑)。しかし、この宮岡聖天斎作の鳥籠は昔に作られたとは言え現在でもその技の素晴らしさは健在です。極細にとった竹ヒゴの扉が本物と同じようにスムーズに開閉するのには、さすがとしか言いようがありません。





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