2021年6月 1日の投稿

一生使える竹籠を編む職人

竹細工職人


一生使える竹籠などと言いますと少し大袈裟に聞こえるかも知れませんが本当です。ずっと農家さんの仕事場で使われてきて鍛え上げられています。畑で使う人から直接声を聞いて少しでも良いものを編もうと続けているうちに完成した籠なので「苺籠」と可愛い名前とは裏腹に物凄い丈夫さと強さを秘めた竹籠なのです。


苺籠


見た目は何処にでもありそうな普通の手付き籠です、ところが実際には何処にもありません。


手付き籠を編む


竹籠を編む職人


昔ながらの職人の多くがそうであるように自分で竹林に入り、気に入った竹を伐採しその竹だけを使って仕事をします。真竹もあれば淡竹も伐るし孟宗竹さえ使いこなします。


竹手付き籠


手に持った瞬間に感じる重さはしっかり編まれた証です。苺籠より数段サイズの大きい手付き籠も編まれてきました。梅雨の晴れ間に竹の青さは良いものです。




コメントする

竹虎四代目

竹虎四代目
YOSHIHIRO YAMAGISHI

創業明治27年の老舗竹虎の四代目。100年守り続けた日本唯一の竹林を次の100年に繋ぐ。日本で二人だけの世界竹大使。

TAG

おすすめタグ

関連タグの記事一覧

記事一覧