最高級竹炭を入れた虎竹編みのヘチマ籠

 
虎竹ヘチマ籠竹炭入り


思えば虎竹で編んだ竹炭ヘチマかごは蛇篭に似ている。蛇篭とは現在ではほとんど丈夫な鉄線に代わってしまったけれど竹編みの細長い籠に石を詰め込んで河川の補強や斜面の土砂崩れ対策に使われてきた。石を入れた籠なので石籠(せきろう)と呼ばれる事もある。


虎竹花籠蛇篭


しかし竹虎で蛇篭と言えば、やはり花籠。ステイホームが続く日本中の皆様に、虎竹の花籠を見直してもらおうと久しぶりに手に取ったけれど花籠全盛の時には本当に人気があった、初めての方でも花が活けやすいのだ。


ハンガー代わりに使っている竹抱き枕


形だけを言えば、夏場に作務衣掛けとしても使っている竹抱き枕にも似ている。雨ばかりで梅雨のようにムシムシとする暑い日が続いたので今年は大変世話になった(笑)。


虎竹蛇篭箸置き


そして、まさにこの箸置きがサイズが物凄く小さいけれど昔からの蛇籠そのものだ。普段からこのような竹に触れているので元々は花籠として編まれていたヘチマ籠に竹炭を入れて消臭や調湿に使おうという発想は自然と浮かんできた。柱や壁面に掛けられるのが置き場所の広くない都会の皆様にも好評で、最近はもっぱら1000度の高温土窯で焼き上げたシックハウス対策用の竹炭を入れている。


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