別注サイズのわらいずみ(飯つぐら)と虎竹タガのおひつ

 
わらいずみ(飯つぐら)


現代の一般家庭で、このわらいずみを見る事は恐らくないのではないでしょうか。保温ジャーの無い時代にお櫃(ひつ)に入れたご飯が少しでも温かく冷めないようにとの工夫で使われていたものです。別誂えの少しサイズの違うものが出来上がりましたが、もしかしたら若い世代にはお櫃自体が未知の道具かも知れません。


虎竹タガおひつ3.5合用


こんな事をお話しますと自分がやけに年齢が高いように思えますが、実は自分も遠い記憶の中で母の実家カ何処かで使っていたのをかすかに覚えている程度です。しかし、虎竹タガのお櫃も今だにご用命がありますから昔からの伝統が全く無くなってしまった訳ではないのです。


達人作真竹手付き高足飯篭


高知は温かいせいでしょうか、自分には飯籠の方がずっと馴染みがありました。残ったご飯が傷まないように日陰で風通しのよい軒下に吊り提げて保管されていました。お米は日本の食文化の基本中の基本です、だから、飯つぐら、お櫃、飯籠など実は大事で特別な道具たちなのです。




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