誰にも知られず、ひっそりと竹材内装の京急電車

京急電車の竹内装材


高知から都内に行こうと思えば飛行機しかなくて、必然的に羽田空港から電車に乗り換える事になる。羽田からはモノレールもあるけれど、ボクの場合は京急線を使う事が多い。そう言えば久しぶりにモノレールに乗って羽田に向かおうとしたら降りる駅を間違えた、京急は羽田空港第1・第2ターミナル駅なのでANAもJALどちらとも考えずに降りられるのだが、モノレールは第1ターミナルと第2ターミナルで駅が分かれているので一瞬どっちだったか分からなくなったのだ。結局、降りて、乗って、また降りて乗って元々降りた駅に戻って来たという事がある(笑)。まあ、それはどうでも良いのだが、とにかく京急電車はさすがに素晴らしい、何が凄いかと言うと何と車内の内装材に竹が使われているのだ。


電車の竹内装


皆さんもご存知のように、今電車に乗れば多くの方がスマホを見ている、見慣れた車内を見る人などはいない。ましてや電車内の内装に気をとられる方は、よほどの鉄道マニア以外には皆無だろう。しかし、そんな鉄道通であったとしても、この壁面を見てだと気づく事は、ほとんど無いのではないだろうか。


京急電車の竹内装材


ボクのように田舎からたまに上京して吊り広告を見まわしたり、時には乗り間違えてないか路線図を確認したりしているので電車の壁面にも目がゆく。そして、アッ!と思わず声が上がる(笑)、おっと!竹の集成材が使われている、竹は節目が模様として現われて特有のデザインになるのですぐに分かる。


京急電車の竹内装材


しかし、せっかく竹を使っているのに誰にも知られていないのではないかと思って近づいてみると「sustina」と書かれていた。サスティナブルに関連しているのだろうか?だから成長が早く環境にもやさしい竹材を使ってるのか?調べると「sustina」とはステンレス鋼材を示す「SUS」、それからサスティナブル(sustainable)それに、地球を救う女神を示す語尾「ina」がついた造語のようだ。京急電車というより車両メーカーのブランドみたいだから、しもかしたら他社電鉄でも竹壁の電車が走っているのだろうか?地球を救う竹電車に他の路線でも出会ってみたい。


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