白虎竹で編んだ巾着籠

 
白虎巾着籠、竹虎四代目(山岸義浩)


巾着籠には舞妓籠やお座敷籠と言う呼び名もあって、普通は手提げに使う方も少ないけれど着物や夏の浴衣、和服などに合わせて持たれる籠だ。この籠を虎竹を使って網代編みの試作をしてみる事にした、日頃同じ編み方で籠も製作している職人なので難なく出来あがるのだけれど何とも色合いが薄い。試作だとの事で色付きの良い虎竹を使っていないのだ。



そこで、一点限りでYouTube動画特別販売としてご紹介させてもらう事にした。


虎竹林


虎竹の里の竹林は当然虎竹ばかりなのだが、すべての竹が同じように色づいている訳ではない。何か所にも分かれた山々の竹林でもそれぞれ違うし、同じ竹林であってもまさに千差万別である。


白虎巾着籠、竹虎四代目(山岸義浩)


山から伐り出されて来る竹は、色付きの一定した竹ばかりではないので虎模様の少ない竹材を使う場合、このように編み上げてから染める事も多い。


虎竹伐採


今回の虎竹は色合いが芳しくないので「白虎竹」と呼んでいる、ただ一点限りでなので染めずにそのまま自然の色合いで特別販売する事にした。




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