竹炭カレーパン、竹炭とんかつ、そして竹炭クッキー

竹炭カレーパン


竹炭パウダーを使った食品は珍しくなくなった、「竹炭の入った真っ黒い●●●」という売り文句も見かけなくなり、すっかり定着した感じがする。けれど、元々炭を食する文化というのは田舎には残っていて、炭職人に胃腸の悪い人はいないと言われて、炭窯に行くと働いている年配の方がガシガシ炭をかじっていたりしたものだ。


竹炭カレーパン


そうそう、戦国時代に活躍した忍者が解毒のために炭を携帯していた話もする事がある。炭は知れば知るほど不思議な効果があり、古来活用されてきたものなのだ。先日は美味しいと評判らしい竹炭カレーパンを頂きながら、部屋に入ると明らかに空気感の変わる竹炭倉庫の事を思い出していた。


竹炭トンカツ


竹炭トンカツなるもの食べた事がある、黒豚を使っているので黒い竹炭の見た目は相性が良いと思った。


博士の虎竹炭クッキー


ところで、牧野富太郎博士生誕160周年記念の竹炭クッキーには、博士銘々の土佐虎斑竹を焼き上げて特別にパウダーにしている。現在、国内には日本製、海外製造含めて色々なものが流通しているが、孟宗竹以外の竹を炭にすることはないので、超レアな炭と言える。


虎竹林


美しい虎竹の竹林にある竹も、多くの竹には虎模様がなく活用方法に苦心する事がある。そんな竹を、身が薄く効率的には良くもないけれど何か皆様のお役に立てるようにしたいと竹炭にした。


虎竹炭


土窯で高温で焼き上げるから黒いと思われがちな竹炭が銀色に輝いている。まさに最高級の証だ。





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