久しぶりに見た鶏籠(ニワトリカゴ)

大きな玉入れ籠


真竹で編まれた大きな籠がある、近年このような六ツ目編みの籠は運動会で使う玉入れ籠の他にはあまり見かける事もないが、これは玉入れ籠にしては少し大きすぎるようだ。本当に稀にだけれども、背負い籠用としても、このようなサイズの六ツ目籠を作る事もあった、落ち葉籠として使われているのだ。


鶏籠


久しぶりの籠は玉入れ籠でも、背負い籠でもなく鶏籠と呼ばれるものだ。メジロやウグイスなど小鳥を飼っていた頃の鳥籠は、地元では「コバン」とも呼ばれて細い丸竹ヒゴで四角い形に製作されていた。これは同じ鳥でも、地鶏など大型の鶏用に丈夫に作られている。


ニワトリカゴ


都会に暮らす皆様でも、テレビなどで農家の庭先で鶏を遊ばせる光景をご覧になられた事があるかと思う。田舎でも今では放し飼いは少なくなりはしたものの、鶏が自由に歩き回りアチコチつついて何やら食べている様は見ていて楽しいし、鶏自身の健康にも良いのだ。


玉入れ籠、竹虎四代目(山岸義浩)


昔と違い、そもそも小さな籠ばかりなので、人でも十分に入る事のできるくらいの大きな籠は、それだけでテンションが上がる。



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