2024年6月18日の投稿

虎竹で作られる角物細工たち

虎竹角物細工


直線的なデザインが特徴で、四角形や長方形の角ばった箱型の竹細工を角物と呼ぶ。通気性の良さや、見栄えの格好良さもあり弁当箱、ランチボックスやピクニックバスケットなどが人気だ。竹虎のお客様の中には、キャンプなど屋外の行楽やイベントに持って行かれる方も多い。


虎竹三段ピクニックバスケット


元々、このような角型の籠は豆腐籠とも言われて、近所に来たお豆腐屋さんから買った豆腐を自宅に持ち帰るために使われていた。現在では、パックで売られている食品が当たり前だが、昭和の時代には近所の魚屋さんにも平ザルを手にして行ったり、野菜なら少し深さのある手提げ籠などが普通に愛用されていた。


虎竹弁当箱


古くからある伝統の技法の角物細工、興味のある方でも真竹を晒した白竹で作られたものを見る機会が多いと思う。虎竹で製作すると、同じ角物もグッと渋さを増すのです。





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竹虎四代目

竹虎四代目
YOSHIHIRO YAMAGISHI

創業明治27年の老舗竹虎の四代目。100年守り続けた日本唯一の竹林を次の100年に繋ぐ。

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