竹屋の絨毯?

2014年12月 1日

竹編み


土曜日は休みですので広々とした竹ばっかりの工場が静まりかえって、これは、これで実はなかなか好きながです。金曜日の夕方から、あちこちに広げて乾燥させているのは、梅干し用のエビラ籠に使う竹の網代編みながぜよ。


新しい竹を使うて編み上げられちょりますので、まだまだ生しく、竹表皮を使うた部分は青々として気持ちがエイもんです。けんど、ご存じない方が見られたら一体何と思いますろうか、風通しのよいようにの下に枕木を敷いちょりますけんど、さすが竹専門の工場じゃ、竹の絨毯を一面に敷いちゅうにゃあ!そう思われる方もおられるかも知れんぜよ。


土用干し


こうやって編まれた竹が木枠をつけて仕上げをされてから、また、来年のシーズンにはこうやって縁側や、いえいえ都会のマンションやったらベランダですにゃあ、吊られたり、置かれたりして、美味しい梅干し作りにお役にたてるがですちや。


おっと土用干しだけではないですぞね。料理で余った野菜などを干し野菜にされる方も増えているようです。野菜を無駄なく捨てる事なく利用できますし、なんと干した方が旨味や香り、栄養価が高くなるそうぜよ。高知県などでは、大根やニンジンを干しているのは、まっこと、いつもの当たり前の光景ですぞね。通りがかりに良く目にしますけんど、都会のベランダでも、洗濯物の横に普通に並ぶようになったらエイですにゃあ。













| コメント(0) | トラックバック(0)


竹虎カレンダーの季節

2014年10月30日

竹虎卓上カレンダー


いよいよ今年もこんな季節になりましたぜよ。こんな季節とは来年の卓上カレンダーを制作せねばならない時期いう事ですぞね。毎年、その年に新しく登場させて頂いた竹製品を選んで作りよりますが、今年は少し趣向を凝らしてみましたちや。


どんな風に趣向を凝らしたかと言うと、いつもは担当社員一人が14種類のニューフェイスを選んでカレンダーにしますが、今年は数名の社員にそれぞれ自分の選ぶ14枚を出してもらう事にしたがです。カレンダーに選び出す商品という事は、それなりに思い入れがあったり今年を象徴するというと大袈裟ですが、代表選手のようなもの。ある意味、それぞれの商品にしたら年末の新人賞のようなものぜよ。それぞれの社員の見方の違いや考え方があって面白かったがですが、一つの同じ商品であっても数十枚の写真があって、どのカットに決めるのかと言うたら、かなり悩むところやと思うがです。なので全く違う写真の場合もありますし、選び出してみたら結構同じような写真を選んでいたりもしちょります。


そうやって出揃うたカレンダー候補の一枚一枚を並べて、最終的にどれしようか?と決めていくのですが、それぞれの竹たちに愛着があり、製作いただく職人さんの顔も浮かんできますぞね。ズラリと並んだ写真の中に、ここには候補としては出ていない商品まで思ったりして、実はなかなか決めかねてしもうたがですぜよ。


こんな事をしながら今年も制作する事になった卓上カレンダーです。2015年分は今まで以上に素晴らしい出来映えになるがではないろうか。そう期待して、こじゃんと楽しみにしちょりますぞね。













| コメント(0) | トラックバック(0)


竹虎段ボール

2014年8月28日

竹虎段ボール


ちっくと前に竹虎の段ボールをリニューアルしたがです。どうしても入れたいと思いよりました。竹虎ロゴマークを印字してもろうちょります。竹虎で使いゆう段ボールの種類は竹製品の大きさが様々ですので、実は思うちゅうよりも多く、サイズが色々です。その段ボール一つ、一つに竹虎ロゴマークが入っちょりますので、複数個の段ボールが重なると、なかなか壮観。祖父が作り、ずっと使ってきた愛着のあるマークなので、そのマークが沢山並んでいるのを見るだけで何やら心から嬉しゅうになってくるがです。


段ボールの内側には、これも祖父が石碑に刻んだ言葉。「竹の子のまた竹の子の竹の子の子の子の末も茂るめでたさ」という大田南畝(蜀山人)の歌を書かせて頂いちょります。これもリニューアルにあわせて筆で書き直しましたぞね。


そして、新しく追加したものが日本地図です。日本唯一虎竹の里が四国のココにあるというのを、目で見て分かっていただけるように印刷して頂いちょります。これは東京のデパートに売り出しに行きよった頃に、高知県というても、どこにあるのかご存じない方がおられて、少なからずショックを受けた思い出があるがですが、竹虎をご利用いただく機会に是非自分達の暮らす地域、虎竹のできる山々が日本のどこら辺にあるのかだけでも是非知っていただきたいという思いながです。


何てことのない段ボールですけんど、竹虎マークがひとつ入ると自分にとったら特別な箱となります。この箱で今日も皆様のお手元に竹がお届けできる事を、まっこと幸せに思い、感謝しちゅうがです。ありがとうございます!













| コメント(0) | トラックバック(0)


インターンシップ2014年~職人さん編

2014年8月25日

竹職人


インターンシップを初めて開催させてもらう事になったのは、もう随分前の事で2001年の春の事でした。今でも学生さんを受け入れると言うのは大変な事ですが、一番最初の時が手探りで、やはり一番大変やったと思います。


取り組みの機会をいただいたのも有り難かったですが、その時に言うて頂いたのは意識の高い学生さんは、どんな仕事を見ても、どんな職場であっても自分の学びとする、普段と違う事をしようと思えば2週間はとても長いけれど、いつもと同じ、自分達の会社を見てもらうだけの事だ、そう聞いて、竹虎らしくやるだけなら大丈夫やにゃあ。と第一歩を踏み出すことができたがです。


竹虎の仕事と言うのは虎竹の里山の竹の伐り出しの所から、本店にやって来られるエンドユーザーであるお客様まで、つまり、原材料から最終製品まで、こじゃんとラインが長いがぞね。全てをインターンシップで体験して欲しいと思いよりましたので、その準備だけを済ませて学生さんにお越し頂くことにしたがです。


そしたら、この学生さんたちが素晴らしかったぜよ。単調な長時間の作業にも意味を見いだして、自分達のものにしていく姿勢には驚きましたちや。こんな学生さん達がインターンシップではやって来るのか?それなら続けてやってみたいにゃあ。一番最初の取り組みで、たまたま良い学生さん達に当たったものやき、それ以降も少しブランクがありつつも毎年継続させてもらえゆうのかも知れませんぞね。


けんど実は一番の大きな理由があるがです。それが日頃、あまり人の接する機会がない職人さん達の事ぜよ。自分も、はじめは竹細工の仕事など大学生に見せても、将来、学生さん自身する仕事でもなければ、派手な見栄えがあるわけでもない。関心がなかったり、飽きられたり、面白みがないと言われたり、何のお役にも立つことが出来ないのではないか、そう勝手に思い込んじょったがです。


それが全くの間違いやったと気づいたのは工場に入った瞬間ぜよ。当たり前に沢山の竹があるだけの竹虎の工場に、学生さんの歓声が響いたがです。十数年経った今でも、よう忘れません。頭では自分達にしかない価値を思っているようでも、こうやって実際に自分達以外の方に目の前で、その様子を見せてもらい、実体験として知るのは随分と違うものですちや。


職人さん達にしても、竹の油抜きなど製竹作業ひとつでも、虎竹縁台一つ作る、袖垣の柱を細く割った竹で巻く、エビラ籠を作る。竹皮草履をスリッパに加工していく...。何でもない竹の仕事ひとつひとつを見る学生さんの目がキラキラしちゅう。職人と楽しそうに話しをして質問しゆう。職人は嬉しそうにそれに答えゆう。


竹作業場


それは、内職さんの所に行けば尚更ながです。若い方々などは、あまりやって来ることはない作業場に、まるで華やかな花が咲いたように明るい笑い声が響きます。沢山の孫に囲まれたように満面の笑みで、この道50年の技を披露する職人さんを見て、インターンシップで自分達が学生さんから頂くものの大きさを思います。


インターンシップでやって来られる学生さん達は鏡ぜよ。自分達を映す鏡、自分達の仕事がどんな仕事なのか教えてくれる鏡ながです。


学生の皆さんにも、きっと長い一生の中でもかけがえのない、虎竹の里だけの竹の風景、竹の暮らし、竹の技、竹の思いそんな出来るだけの事をお伝えする2週間となっちょります。けんど、ここで働く職人達こそ毎年楽しみに心待ちにしているのが竹虎のインターンシップながぜよ。













| コメント(0) | トラックバック(0)


インターンシップ2014年~工場編

2014年8月22日

竹虎本店前


竹虎本店を背にして山側をみたら、すぐそこには虎竹の古里である焼坂の山が迫っちょります。右手の山々から左手の山々は少しだけ深い。虎竹の里の谷間の奧に尾根が伸び、そこで繋がっちゅうがですが、不思議な事に、この谷にだけ虎竹は成育するがです。


この谷間の間口は1.5キロ程度。頂上までは虎竹が成育するのに、峠を越した向こうには、竹が全くと言うてエイくらい無くなっているのです。いつも、ここで皆様にご説明させていただく度。自分の頭に思い浮かぶのは高知県の産んだ世界的植物学者、牧野富太郎博士の事ながですぜよ。土佐虎斑竹という命名の父でもあられる牧野博士の研究資料を、高知市五台山にある牧野植物園で見る事ができますけんど、ここ虎竹の里の谷間だけ他の地域と土質が全く異なるのを見て、鳥肌が立ってそのまま動けなくなったがです。この土質の違いが原因やろうか?自分の事を「植物の精」と呼ばれよった博士が、この地に来られて虎竹をご覧いただいた、研究してくれた。そう思うだけで嬉しい事やと、いつも思うがです。


そうそう、ついでですけんど、その後、牧野博士も虎竹をご自分の庭園に移して観察されたようですが、やはり虎の模様は付かなかったと記録に残っちょります。世界の牧野富太郎博士でも虎竹の謎は解けんかった言う事ですろうか。


竹虎工場インターンシップ生見学


竹には孟宗竹、真竹、淡竹(はちく)と、この3種類くらいが、一般的に竹と言われて皆様が真っ先に思い浮かべるものですろう。その中で、虎竹は淡竹の仲間で表皮に白く粉をふいたように見えます。つまり、この不思議な虎模様は自然のままやと隠れちゅうがぞね。それをガスバーナーの高熱を加えると竹の油分と共に、美しい虎模様が浮き上がるかのようにクッキリと見えてくるがぜよ。


ここでお話させていただく時にも思い出す事がありますぞね。それは初めて入った東京のホテルにある喫茶店での事。ウェイトレスさんが持って来られたレシート入れが、何と、まぎれもなく虎竹の筒やったがですぜよ!こじゃんとビックリ仰天して一緒におった人に話ましたけんど、こんな大都会のど真ん中にある虎竹も、必ずこの場所で化粧...おっと化粧言うのは、たとえで油抜きの加工の事ですちや。まさに、必ずここを通り加工され運ばれて行ったもの日本中の虎竹が虎竹として、生まれ変わる重要な作業場であり、虎竹の「聖地」と呼んでもエイ場所ながぜよ。


竹虎職人


インターンシップの学生さん達には、エビラを製造している工程も見学いただきましたぞね。毎年女性の方も多いので土用干しの事なども聞いてみますが、やっぱり最近の若い方は梅干しを漬けるような事はないようで、知っている方は、ほとんどいないのです。


けんど、そんな若い方も素晴らしい心を持っちょります。ただ、今の日本の生活の中で、竹のある暮らしを忘れているだけ、そんな風に思うのは、たとえば竹虎に来るようになって、国産の竹ざるを知り、梅干しの土用干しの事を知ると、その年から梅干しを漬けたくなって、はじめる方もおられるがです。


自分の家では小さい頃から、このような干しざるは、普通に何枚もあって、梅干しでなくとも干し大根やニンジン、そして椎茸など色々な野菜干しに常的に使いよりました。最近では雑誌などでも、野菜の活用方法として紹介されちょったりして、少しは古き良き時代の伝統が見直されゆうに思い嬉しゅうなるがです。


竹虎職人


職人が、ちょうど大きな袖垣を作りよりました。淡々と進む作業を見学した後、せっかくの機会です。学生の皆さんに色々と質問をしてもらいます。会社では朝礼や全社会議など人前で報告しなければならない事もあります。実は、手を動かす事は得意でも、口の方はそれほどでもない職人が多いのです。しかし、若い学生さんを前にすると、日頃された事のないような新鮮な質問があるせいか、結構色々深い話しまでしてくれてまっこと有り難いがです。


袖垣製造


袖垣という日頃目にすることのない竹製品作りですが、単純に見えて思いの他手のかかる仕事なのです。竹素材も、もちろんそうですが、それぞれに使われるパーツも内職の方や山の職人さんの力をお借りして、竹虎の工場で最後の完成品にしていくのです。一つの竹細工を例にとってお話させていただき、出来上がるまでをイメージしてもらえるたら今まで何気に見ていた多くの物達が、ちっくと違う顔に見えてきたりするのではないろうか。そんな事を期待して工場見学を終えたがです。













| コメント(0) | トラックバック(0)


竹の針

2014年7月17日

竹の針


その竹工場では竹串を作りよりますぞね。竹串と一口に言うても数十センチの長いものから、楊枝くらいの短いものまで色々とあるがです。輸入のものが沢山ある中でも、やはり国産でしっかりした作りのものをお求めいただく方は沢山おられますので、昔からやって来たように自然の竹をそのままに、竹の一番強い表皮部分を活かしながら製造されよります。


その工程の中で竹の細かい屑が出るがぜよ、まるで針のような細い繊維が出て山を作っちょります。縦に繊維が走る竹ならではの屑であり、同じような工場でも木工所などでは見ることのできないものですろう。これを見るだけで小さい頃の思い出が蘇るほど見慣れたものの一つ、竹工場で働くと、手袋やら、前掛けやら衣類にささって、なかなか取れませんので、昼休みに帰ってくる職人さんには竹屑がいっぱいやったにゃあ。


竹を家畜の飼料として使われる所もあるがです。主に孟宗竹を原料に細かい竹粉に加工して与えよりますが、一見すると丸く細かい粒のように見える小さな竹粉は、顕微鏡で確認したら、やはり針のように細い繊維やそうです。この状態では飼料として適さないので、機械メーカーさんが研究の末に竹繊維を薄いスライス状にできる特殊な加工歯を開発されたと聞いたのですが、目で見えないほどの小さいパウダー状になっても、やはり、竹は竹の特徴を持っちゅうものやと感心するがです。













| コメント(0) | トラックバック(0)


台風の思い出

2014年7月11日

竹虎工場


今度の大型台風もお陰様で、これという被害もなく通り過ぎてくれましたぜよ。昨日の早朝には風雨が強まってきちょりましたので、どうなる事かと思いよりましたが、まっこと、ありがたい事やと感謝しちゅうがです。けんど、台風のニュースを見る度に思い出す事があるがぜよ。


「嵐の前の静けさ」そんな言葉がありますけんど、まっことその通り、まっくろい雲が垂れ込めて、ムッとするような湿度の高さを感じます。雨もふらず、風も吹かず、異様な静けさの中、だんだんと近づいてくる台風の前は社員も、家族も、皆がそろうて工場の片付けをして台風の準備をしよりましたぜよ。


自分が小さい頃の竹虎の工場は、払い下げられた電柱の柱にトタンを打ち付けて建て増し、また建て増しで作っていったツギハギだらけのボロボロの工場やったがです。雨が降ったら驚くくらい勢いよく滝のように雨漏りする所もある。風が吹いたら剥がれかけたトタンがバタバタ音をたてる所もある。そんな薄暗い、古い竹工場やったぞね。


けんど、長い竹を沢山置いちゅうので敷地だけはこじゃんと広い。その広い工場を、60名もの社員全員で回って台風の準備をするがです。一番強い風の入ってくる海側には束ねた竹をズラリと並べて、太いロープでしっかりと縛り上げよりました。工場の中を片付けて、奧からトラックを詰めて停めていきます。飛んでしまいそうな板や小物はまとめて倉庫の中に入れる。外に山積みされちゅう竹にはブルーシートをかけて、何回もロープで巻いて重たい枕木を何本ものせる。カッパに長靴姿の職人さんが、雨に打たれながら作業しゆうのを遠くから眺めよりました。


小さかった自分は何の手伝いもできなかったけんど、ただならぬ大人達の雰囲気に何かしないと思うて、日頃あまり使っていなかった壊れかけた階段を上ったがです。そして、片隅が割れたガラス窓に、当時よくあったコンクリート製の瓦を立てかけたがぜよ。


台風は怖かったけんど皆が一丸となっちょった。壊れかけたような竹工場ではありましたけんど、ここを全員で守っていく、そんな気概を感じて武者震いがした。「来るなら、来い。」何の力もない小さな自分がそう思うた。作業が終わって大人達が一人もまた一人と帰って行く。白いランニング姿から太い腕をだしたあのおんちゃんも、いつもお菓子をくれる優しいあのおばちゃんも、濡れながら急いで車に乗り合わせて、おらんなった。


波の音が、こじゃんと大きくなってきた。だんだんと風の強くなる海の方をじっと睨む。父親の後ろ姿は何と大きいがやろうと思うた。あれから何十年経ったろうか?ずっと忘れちょったがぜよ。自分はあの時から竹虎四代目やったに違いない。













| コメント(0) | トラックバック(0)


美しい竹踏み(炭化竹)への、こだわり

2014年6月30日

炭化竹


先週は強力青竹踏み踏王(ふみお)くんのお話をさせていただきました。今日は引き続いて炭化竹を使うた竹踏みの事をお話させてもらいたいがです。炭化竹と言うのは炭化窯という専用の窯で、高温と圧力で蒸し焼き状にする加工方法のことながです。炭化加工すると一種焼きを入れる訳ですきに、青竹本来の清々しい色合いがなくなり、濃い茶色に変色します。これは、これでなかなか渋い風合いで自分は好きながですが、何もこれは色合いの問題で炭化加工するという事ではもちろん無いがです。


青竹踏みは自然の竹をそのまま加工して使います。山から伐りだし自然乾燥、そして機械を使うた乾燥もさせますが、やはり梅雨時など湿気の多い季節にはカビが生える事もあります。また、薬剤処理などしちょりませんので竹を食う虫の問題も発生します。


炭化竹磨き加工


そこで炭化加工なのです、この加工をしますとカビは生えにくくなりますし、防虫効果もかなり高まります。しかも、炭化加工は熱処理であり薬剤を使うちゅうワケではないので、室内で素足で使う竹踏みには安心な加工方法と言えますちや。


そうこう言いうゆう間に、くすんだ色合いの炭化竹はグラインダーで磨かれて竹肌に艶が出てきましたぜよ。


竹工場でのベルト交換


さて、この炭化竹の竹踏みですけんど、炭化窯から出した後はグラインダーでの加工という事で、実はあまり職人の手業とは関係無いのではないろうか?もしかしたら、そんな風に思われる方もおられるかも知れませんちや。けんど、それは、ちっくと早とちりと言うもんぜよ。もちろん、この機械で加工していく工程にも、竹職人ならではの、こだわりやノウハウがあるがですぞね。それが三段階に変えるベルトながです。まず、炭化加工されたばかりの竹には粗めのグラインダーを当て、それからベルトを交換して中粗で磨き、最後に一番細かい目のベルトにして仕上げ磨きをしよりますちや。


炭化竹仕上げ


最後に磨き上がった炭化竹はピカピカに光りよりますぜよ。まっこと(本当に)ニスか何か塗料でも塗ったかのように見えますが、これが磨きだけでツヤをだした竹ならではの光沢ながです。竹踏み(炭化竹)は防虫効果やカビに強いだけではなくて、炭化竹ならではの美しさも表現されちゅう、実は、ひと手間もふた手間もかかった逸品ながです。













| コメント(0) | トラックバック(0)


ジャパンクリエイティブとは? Japan Creative

2014年6月26日

日本唯一の竹林


「ジャパンクリエイティブ(Japan Creative)?」最初お話をチラリと聞いた時には、学生時代から英語は出来んかったし横文字は妙に苦手という事もあってから、実はあまり自分達とはそぐわないのではないかにゃあ、そう思いよったのが正直なところながです。


もちろん日本の竹ほど素晴らしい素材は他にはちょっとありません。だから、モノ創りをするなら絶対に注目される素材ですし、しかも、竹は日本人と長い長い付き合いで生活の隅々に入り込み、まさに豊かな自然と、美しい四季のある日本のイメージそのものぞね。けんど、クリエイティブが創造であるとか、新しいモノや今までになかった事を生み出すという意味であれば、東京のデザインの方が、わざわざお越しになられなくとも、自分が誰よりも竹の事を知り、竹の特性を思い、竹を愛しちゅう新しいモノは愛からしか生まれんものではないろうか?そんな事も思いよったがです。


竹虎工場 Japan Creative


しかし、話しを聞くと県の関係の方も来社されて何か力が入っちゅう。そりゃあそうぞね、高知県下で3社が選ばれて今回のお話となったがきに...そう勝手に思いよったら、


「オールジャパンで3社ですぜよ、竹虎さん」と県の担当の方。


「なにっ!?自分達だけながですか?」


わざわざ竹虎のためだけに何度も高知に足を運び、県の方も来られちゅうのかと思うてまっこと恐縮してお話を聞かせてもろうたがです。自分は田舎者ですし、頭も悪い小さい竹屋やきに、それでもやっぱりアレコレお話を聞いても、こじゃんと洗練されちょりますし、デザイナーはドイツの方や言われるし、あまり話しが大きすぎてやっぱりあんまりピンと来なかったがです。それで改めて考えたのですが竹虎のモノ作りの基本は「自分」ながです。自分が好きか、自分が楽しいか、使いたいか、心地良いか。


日本一の竹屋と人から言われよった祖父に見せて、「ああ、これなあ...」目を細めて大阪弁で褒めてもらいたい。ただ、それだけの事でやってきましたきに、誰かと竹で協働するという事は初めての経験と言うてもエイ。だから、取っ付きが悪かったのかも知れませんちや。


袖垣説明 ジャパンクリエイティブ


ちっくと東京の方にも面白い人がおるがやにゃあ。そんな風に前向きに思えだしたのは竹林に行ったり、工場で竹を見て頂いたりする中で、二人のデザイナーの方の志と人柄が「ワシらに似いちゅうぜよ」そう竹たちが言うてくるきながです。海外からのデザイナーさんも数日滞在されて、しっかりと竹と向きおうてくれると言われます。それなら、竹虎の竹を少しはお伝えできる時間もあるろうか。


竹虎工場見学


日本の竹は、まず日本の若者に知ってもらわんとイカン。青竹踏みも知らない若者こそ「外国人」だから...。ヨーロッパなどは行った事もないし井の中の蛙ですきに、そうずっと言うてきましたけんど、海外で認められた日本の伝統文化や商品が、逆輸入のような形で国内に受け入れられた事も多いようながです。そう考えたら、海外の方に唯一の虎竹を見てもろうて、何か新しい発想を形にできるのなら面白そうな試みやと思うちゅうがです。













| コメント(0) | トラックバック(0)


青竹踏みの竹節

2014年6月24日

原材料の竹


昔から日本人に愛用されてきた健康法の一つに青竹踏みがありますぞね。自分の感覚から言うたら日本のご家庭に少なくとも一つはあるものが、青竹踏みやと思いよりましたけんど最近の学生さんに聞くと竹の青竹踏みなど見た事も、聞いた事もないと言われますので、自分の感覚が随分とズレてきちゅうがやろうか?と心配になりますぜよ。


けんど、もしご存じない方がおられましたら一回お試ししてみとうせや、こんなにお手軽で、場所もとらず、何処でもできる健康法は他にはちょっと無いと断言しますぞね、だからこそずっと古来から日本で愛用されてき続けちゅうと思うがです。


そんな青竹踏みの材料は実は山から伐り出された後、こうやって出来るだけ竹の青さを保ちたいと直射日光を避けるため、天井に竹をズラリ並べた土場で保管されちゅうがですぞね。この画像に写っちゅう竹は真竹ですので、青竹踏みでも踏み王くんの材料となる竹ですちや。


孟宗竹は、ちっくと違うて、こんなに青くはないですけんど、それでも同じように大切に材料は保管されよります。まっこと、ここだけ見ても職人さんの竹に対する思い入れを感じますろう。おっと、そうそう、けんどもちろんこの青さはいつまでもそのままでは無くて、時間の経過とともに青さは薄れ最後には白竹のような色合いになってきます。しかし、お客様の所に届けるまで少しでも清々しさを感じてもらいたいと、こうやって工夫しながら製造されていくがぜよ。


竹湯抜き作業


青竹踏みは全て「湯抜き」と言われる竹の余分な油を取り除く作業をするがぜよ。ちょうど湯抜きする前の孟宗竹と湯抜きした後の孟宗竹がありますちや。奧の竹と手前の竹と全く色合いが違うと思いますが、これが湯抜き加工した効果ながです。虎竹などはガスバーナーの火で油抜きしますので「火抜き」と言うて、湯抜きは文字通り熱湯で油抜きされていきますぜよ。まあ、言うなれば竹のお風呂みたいなもんかにゃあ。竹表皮の汚れも何もかも綺麗さっぱり落とすと、こんなに美しいがぞね。


青竹踏み仕上げ工程


さて、青竹踏みをご購入いただいた皆様はご存じかも知れませんが、竹には節があって半割した竹表皮部分に節が高く残ります。足踏みする時には当たって痛いのでこの部分を削るのですが、ここにも職人さんの工夫がキラリと光よりますちや。それがこのグラインダーぜよ。本当やったら幅広いベルトが取り付けられて回転しよりますが、この作業の機械には幅が極狭の特別ベルトが取り付けられちょります。そうです、これやったら青竹踏みの表皮部分から竹節の所だけをピンポイントで削る事ができるがです。


青竹踏み


さっそく削り上がって青竹踏みの仕上げ加工完了ぜよ。こうやって一本一本丁寧な仕事を重ねて出来上がりよります。竹を半分に割っちゅうだけでは、ないですぞね。まっこと、これも匠の技の結晶と言えるがです。














| コメント(0) | トラックバック(0)


<<< 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11


このページのトップに戻る
お客様の大切な個人情報(ご住所・電話番号・メールアドレス等)を業務以外に流用しません。
個人情報の取り扱いについて
虎斑竹専門店竹虎トップに戻る

Copyright (C) 1997-2018 taketora. ALL rights reserved.