カムバック、竹皮草履職人

2019年11月14日

  国産竹皮草履編み


80歳を過ぎた職人が又仕事がしたいと竹皮草履の現場に帰ってきました。以前のように手早く編むことはでませんが自分のペースでゆっくりと身体と相談しながらコツコツと丁寧に仕上げる手さばきは相変わらずです。


国産の竹皮はほとんどが有効活用される事なく竹林で朽ちていることを思えば本当に貴重な竹皮草履の製造。稲刈りの後に干した藁を縄にない竹皮を編み込むいつもの光景、竹は何を隠そうイネ科の植物なので相性の良いのは間違いないのです。





竹虎の竹皮草履は下駄やスリッパに加工する場合にも型にはめて形を整えるような製法ではありません、竹皮の履き心地を優先させて裏面の毛羽立ちを抑える程度にしています。


国産竹皮草履


だから特に下駄のように台の形が決まっているものに竹皮編みをあわせる場合には手編みの正確さが要求されるので竹皮職人の中でも熟練のごく一部の編み手しか作ることができないのです。


国産竹皮草履ならではの編み込み


竹皮の均等な編み込みは長年仕事をしてきた職人の証です。


竹皮下駄


何気なくご愛用いただく竹虎の竹皮下駄は、こうして桐材の台にピッタリの竹皮編みができる熟練職人の技があってこそなのです。














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国産竹皮スリッパ製造、こんな手間な仕事を他に誰かしていますか?

2019年10月18日

国産竹皮スリッパ製造


工場で竹皮スリッパのEVAスポンジ底を削る音がしていると、ついつい引き寄せられるように足が向いてしまいます。竹虎の国産竹皮スリッパは全て手作りですが、何と底に張り付けるEVAスポンジまでも手削りなのです。こんな仕事をしている履物業者さんがいたら教えていただきたいです(笑)しかし、これも宿命、型押しに頼らず竹皮本来の履き心地にこだわり続けるために竹皮底も全て職人の手技で形を整えています。


一度でも竹皮に触れた事のある方なら既にここまでて凄い神技だと感じるはずです。それくらい竹皮草履を真っ直ぐに編み込んでいくことは難しい。型押しして竹皮の形を全て均一化すればEVA底の形も同じで良いので機械で型抜きして大量に安価に製造できるのです。しかし、手編み竹皮はそれができない、それをしない、だから履き心地が違うのです。


竹皮は海外からの輸入ばかりになってしまい地元の竹林で竹皮を集め、昔ながらの職人が編み込む竹皮草履など他には全く見当たりません。最近は海外の人件費も高くなって製品になった時に価格が反対に高額だったりするので、昔からの竹虎のお客様はそうでもありませんが初めての方の中には国産か中国製か分からない方も多いようです。そこで、わざわざ「国産」とつけるようにしています。


国産竹皮スリッパ製造


手削りの竹皮スリッパを知らない履物業者さんがご覧になって「打ち抜きだね」と言った時は嬉しかったです。それだけ綺麗な仕事をしている証だからです。あれから何年になるでしょうか?この竹皮スリッパを製作できるようになるには色々な試行錯誤がありました。


グラインダーで削る際には細かいホコリが出るので当時の工場内で加工作業できず屋外でやっているうちに暗くなり店舗横にあったコカコーラの自動販売の灯りで仕事していた事を懐かしく思い起こします。道行く人が怪訝な表情で首をかしげなら通り過ぎて行く、竹を何とか残したい、形にしたいともがいていた頃の事です。

















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竹虎の国産竹皮草履ご愛用の皆様へ

2019年5月21日

竹皮草履


梅雨前になってくると数十年来のお客様から初めての方まで竹皮草履へのお問い合わせが増えてきます。自分や社竹虎の社員は一年中愛用している者ものが多いので冬場の自然な温もりの履き心地も知っていますが、やはりジメジメした季節の足の爽快感は何とも言えません。


特に風呂上りなどフローリング履きに一度でも足を入れたなら最後、手放せなくなるのでまだ使ったことのない方はご用心くださいと申し上げています。何故なら、せっかく購入されている今までのスリッパは二度と履けなくなります(笑)。


国産竹皮草履


日本中いたる所にある竹の利用が少なくなり問題にもなる中、竹を伐採している竹林であっても竹皮はほとんど使われていません。食品包材としての竹皮は、抗菌性があり耐水性も高い本当に優れた自然素材です。しかし昨年のような水害があれば、防災目的も兼ねた竹林で集めていた竹皮の生産は極端に落ちてしまうので竹虎でも昨年からずっと竹皮弁当は品切れ状態が続いています。もともと安定供給という意味では国産ではとてもまかないきれませんし、現在流通しているほとんどは輸入品となっているのは仕方ないことです。


竹皮草履は、昔ながらの国産を何とかこの規模で守り続けて来られました。ご愛顧いただく皆様のお陰といつも感謝しており、最後の日本製としてやれる所までとことんこだわり抜くつもりでいます。


鼻緒を足の指ではさむ部分を前ツボと言います。この前ツボ部分までの草履先端部分とそれから後ろまでの竹皮の色合いにお気づきでしょうか?これは竹皮の種類を変えているのです、色の薄い部分は淡竹(ハチク)、色の濃い竹皮は真竹もしくは孟宗竹です。虎竹が淡竹の仲間という事もありますし、素材の都合や職人にもよるのですが出来るだけこの伝統の編み方を続けてきました。どうして前ツボ部分まで淡竹を使うのか?編みはじめがしやすいから等諸説あるものの確かなことは分かりません。一体いつからか?誰が考案したのか?代々先人達がやってきた事を受け継ぎ続く伝統の技には、こういう事も少なくないのです。


竹皮草履子供用


子供用の竹皮草履にも多くの皆様からお声をいただいておりましてありがとうございます。小さい草履はより熟練した手技が必要で以前あったようなレベルのものを編むことができていませんが今年こそは、たとえ少量であっても作れないかと検討しています。


いつも竹皮草履へのご感想で皆様に力を頂戴しています。もっと沢山の笑顔が作れる夏にしたいと思っています。

















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続々・竹皮草履の秋

2018年10月25日

竹皮スリッパ


竹皮鼻緒の草履とは鼻緒部分を裏返した竹皮で巻いて作ったものですが木綿生地の草履と違い独特の渋い雰囲気が好きでよく履いていました。今ではあまり製造していないものの、やはり好きで持っているのはEVAスポンジ底を貼り付けて外履き用にした竹皮スリッパ。


竹皮底編み


元々室内履きとして製造していた竹皮草履を外でも履けるようにスポンジ底を付けるようになったのですが、お客様の要望で靴下を履いたまま使えるベルト式のタイプが出来ました。これにはダイガクと呼ぶ桐下駄の台に貼りつけていた竹皮編みを転用しましたが他の竹皮編みと違って機械で型押ししていないのが最大の特徴です。


型押ししない事によって足裏に心地よい刺激と竹皮編み本来の履き心地が味わえる反面、手編みだけで形を整えなればならず製造が難しく熟練職人の中でも一握りの職人しか編めないのです。


竹皮下駄鼻緒スリッパ


下駄鼻緒を付けたスリッパも腕の良い職人だけの仕事です、底を張って一足づつグラインダーで削り出していきますので歪みがあると美しい仕上がりになりません。


竹皮草履


しかし、竹皮草履の真骨頂はやはり室内履きです。海外からの類似品も沢山あるようですが本物の竹皮草履を守り続けたいと思うのは、自分自身が昔からの一番ファンだからです。世界一の室内履きとずっと思っています。


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続・竹皮草履の秋

2018年10月24日

竹皮草履職人


竹皮草履は一枚の竹皮を細く短冊状に裂きながら編み込んでいきます。数年間にわたって硬くカラカラに乾燥させた竹皮は水気を含ませて戻していくと、まるで薄い革のような柔軟性が出てきます。


竹皮草履製造


編み込みの最終段階になった竹皮草履をご覧いただいても、しっかりと藁縄が入っているのがご確認いただけるかと思います。製造途中にはナイロンロープに藁縄を継いで使いますので、この部分を見たお客様から「自然素材だけで出来ていないのではないですか?」


竹皮草履職人


そんなご質問いただいた事もありましたが、ご安心ください。竹皮草履は、もちろん地元の竹皮と、近くの田んぼの稲藁だけで製造されています、ナイロンロープは藁縄のリード線の役割をしているたけで最終的には全て引き抜かれます。


竹皮草履製造


今回は秋の稲刈りの収穫と竹皮草履にスポットを当ててお話しさせてもらっています。こうして職人の使うゴミ箱を見ても竹皮の端材の他に藁材が意外と多く、沢山使われていることが良く分かるのです。


稲わら束


藁といえば昔から竹と同じように日本人には身近で衣食住いろいろな所で活用されてきた素晴らしい素材です。雨合羽の役割をした蓑や、帽子などもありましたし藁ぶき屋根、畳など挙げていると色々ありそうです。竹皮草履と同じ作り方で藁だけで編まれた藁草履もありました、竹皮草履との大きな違いは藁クズが多くでてしまうので室内履きとしては使いづらい事、そして耐久性では竹皮に劣ってしまいます。


昔の小学校


父の時代には小学校への通学は鼻緒の履物が一般的でした。上履きも草履ばかりだったそうですが、竹皮と藁の草履では丈夫さが全く違うので値段も高く、竹皮草履は裕福な家庭の子供しか履いていなかったと言います。


竹皮ぞうり


竹皮草履の前ツボ部分の留めに藁が使われています。決して堅牢で何年も耐久性があるという事ではありません、しかし盛り上がって歩きづらそうに見えても人の体重にあわせて沈み込み快適な履き心地となるのは自然素材ならではだといつも感じます。

















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竹皮草履の秋

2018年10月23日

稲わら運搬


収穫の秋、実りの秋、暑さもゆるんで心地よい風の吹いてくる季節は多くの楽しみもあり、何かと忙しい時期でもあるのです。竹皮草履がいかに大自然からの贈り物であるかと言うことを改めて感じるのも稲刈りの頃の事。


竹皮


筍が竹になる初夏、竹林に毎日のように通って集めてきたのは竹皮。しっかり乾燥させて綺麗に束ねられて今は倉庫で一眠り、だいたい3年くらいこのままに保管された竹皮が草履に編むのに最適な素材となっているのです。


淡竹、真竹の竹皮


ちなみに、むかって右側の竹皮は淡竹(はちく)の竹皮、斑点模様がないのが特徴です。左は真竹の竹皮、あと男性用の草履などは孟宗竹の厚みのある竹皮を使うなど3種類の竹皮をそれぞれ上手く活用して編んでゆくのが伝統の技。


竹皮草履職人


竹皮草履の材料として竹皮が必要なのは当然分かるけど、稲刈りと何の関係があるの?そんな疑問を感じるかと思いますが実は竹皮草履には竹皮と同じくらい稲わらが必要なのです。草履の芯の部分入っているのが全てワラ縄です、鼻緒の芯として内側に入っているのもそうですし、鼻緒を留めている前ツボ部分にも藁が使われます。


竹皮草履三俣


竹皮はその時にしか手に入れられない天然素材ですが、稲わらも秋の刈り入れ時にしかない逸品素材。田んぼ仕事を手伝って分けてもらった稲わらを手際よく藁縄にして編んでゆきます。ただし、稲わらがそのまま使えるかと言うとそうではなく、こうして天日で干して乾かしたものを一束づつ丁寧に選別せねばなりません。


稲わら選別


一年でも本当にこの時期だけの天気に恵まれた日の風物詩です。秋空の下一年分の稲わらを1週間から2週間も毎日毎日選り分けます。


竹皮草履用稲わら保管


竹皮は3年くらい寝かしたものが編みやすいのですが、稲わらも今年刈り入れた藁は使いづらく、やはり3年程度置いておいたものが扱いやすいのです。

















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竹皮草履に使う竹皮とは?

2018年8月 1日

竹皮草履


竹皮は竹の皮だから竹林に行けばあるのだと思うけれど一体竹のどこの部分だろうか?身近に竹林があり、竹の暮らしがある自分達は当然と思っていても、都市部のお客様の中には「竹皮とは一体何なのか?」正確にご存じ無い方もおられます。


筍


実は竹皮は竹というよりも筍の皮なのです。筍の成長は驚異的で「雨後の筍」という言葉などもありますが、水分など条件が整えば1日に120センチ伸びるという記録もあるほどです。その成長過程で竹皮を次々に脱ぎながら伸びていく筍の皮こそ竹皮です。


竹皮ぞうり


まだ竹に付いている間は採ってはいけません、竹皮が剥がれ落ちたものだけを拾い集めて竹皮草履の材料とするのです。水気のある間はしなやかな竹皮は、天日干しして乾燥されると硬くなりますがそのまま2~3年倉庫で保管しておきます。竹皮草履を製造するときに水に戻せば元の柔らかな素材になるので、これも素晴らしい自然素材だと思いますが数年寝かした素材の方が編みやすいのです。


竹皮草履


鼻緒の履物が足の健康によいという事で藁や布草履などもありますが履いて感動するほどの気持ちよさは竹皮草履でないと感じることはできません。自宅で、仕事場で、何十足と履きつぶしながら一年通してずっと30年愛用続けていますが、つくづく凄い室内履きです。














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国産竹皮草履の稲藁

2017年11月 1日

竹皮草履製造


竹皮草履は夏場の履物のように思われていますが長年愛用される皆様ならご存知のように寒い季節になると自然な温もりがあって一年通してお使いいただける室内スリッパなのです。


竹皮草履鼻緒製造


国内では竹林の活用もほとんどされなくなっていますので当然の事ながら竹皮についても使われる事無くこれだけ素晴らしい素材であるにも関わらず竹林で朽ちているのが現状です。そんな中にあって、自分が竹虎に入社以来地元の竹皮を使った国産竹皮草履として少しづつ認知を高め、こうして沢山の方にお使いただけるようになってきたのは大きな喜びでもあります。


しかし、竹皮草履の材料集めも楽ではありません。下に剥がれ落ちた竹皮だけを使いますので連日竹林に入り竹皮を集めて干していく作業も実は大変な重労働です。


竹皮草履製造用の藁


さらに、竹皮だけでなく最近では藁の確保も大変になってきました。稲にも品種によって茎の長さに違いがあるのですが近年は大型台風が上陸するようになっていますので茎の短い品種である「短稈(たんかん)」に改良されています。稲作には良いことであろうかと思いますが竹皮草履づくりには出来るだけ長い稲藁が必要で、このあたりも思いがけず製造量に影響を与えているのです。


台風が大型になってきているのは地球の温暖化が原因ですし、虎竹の里の竹の色づきが良くないのも温暖化が大きな要因と考えられます。テレビや新聞で見聞きしても自分の事のように思えない地球規模の異変が、自然に近い仕事をしていると身近に感じられる事があります。





トントントン...竹皮草履用の稲藁を叩いてしなやかにしていく機械音が、急いだ時計の針の音のように自分を急かしているように聞こえてきました。













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国産竹皮草履の職人、卓越した技

2017年9月11日

国産竹皮草履


竹虎の竹皮草履、スリッパには大きく別けて二つのタイプがあります。一つは竹皮編みの段階から鼻緒を付けたタイプ、もうひとつが竹皮ベルトスリッパや竹皮下駄の桐台の表となる鼻緒の付いていないタイプです。この鼻緒無しのタイプを「ダイガク」と呼びます。


元々、竹皮草履の製造は熟練の技を必要としており形の良い綺麗な草履ができるようになるには長い年月を必要とします。しかし、このダイガクを作れるようになるには更に技を極める必要があり、職人の中でもごく一部の限られた者しか製作する事ができません。


その理由は竹虎の竹皮草履は型押ししないという事が挙げられます。型押しすると多少の歪みなどは矯正できるので作りやすくはあるのですが、型押しする中で竹虎の竹皮草履特有の足入れした時の忘れられない心地良さが失われてしまうのです。


国産竹皮草履


だから、どうしてもプレスが必要な竹皮スリッパ、竹皮下駄の表についても軽く圧力をかけて竹編みの裏側の毛羽立ちを押さえ加工しやすくする程度に留めます。若干は竹編みの形の修正もできなくはないのですが、それが目的ではありませんし型抜きしたような竹皮編みは出来ませんし、又するつもりもないのです。


下駄の表にピッタリ合うように竹皮編みの長さ、幅、曲線部分を職人の手技だけで編込みしていきます。これが、まっこと真似のできない竹皮職人の技術なのです。













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奇跡の復刻、天の恵み?最強の黒革雪駄

2017年7月31日

最強の黒革雪駄


黒革張りの雪駄は小さい頃には普通に店頭に並んでいた商品でしたが今では作る職人もいなくなり、それと同時に各部材を製造できる会社も無くなり残念ながら廃盤となってしまっていたものなのです。いちど出来なくなってしまった技の復活は、ほとんど不可能に近いものがありますが、そのパーツや道具なども同じです。何とか再販売したいと思いつつも黒革雪駄は、新しくリニューアルした形で製造できるようになるまでに数年の月日を費やすことになりました。


しかし、その廃盤のさらにずっと前の事。材料も手に入りづらくなって来て今後は製造できなくなるだろうからと最後の商品だと職人から一足の雪駄をいただきました。日頃から鼻緒の履き物を履く事も多く、黒革雪駄も自宅や仕事場、車内にも置いてますので個人的にも常に数足使っています。いつも愛用している事を知ってくれていたこの職人が最後の記念にと手渡してくれたのが今まで見た事もなかった迫力満点の雪駄だったのです。


最強の黒革雪駄


あれからずっと大事に保管し続けてあった雪駄は今では手に入らないタイヤ底。通常はつま先だけにしか縫いつけていない補強の黒革が雪駄の両サイドと更にカカト部分にも縫い込まれているまさに、最強の黒革雪駄とも言うべき一足ぜよ。


「最後の一足」と聞けば足を入れることもままならずいたのですが、今回黒革雪駄の復刻を契機にどうにかあの幻の雪駄を復刻させて履くことができないものか?たとえ数足でも世にだすことはできないものか?底材は新しく製造してもらったゴム底に変わりましたが、それ以外は合皮の鼻緒も当時そのまま、まったく同じに復刻したいと思ったのです。


出来あがって手にするまで信じられないような気持ちでしたが、本当にあの時の雪駄と同じ形で復活したのです。黒革雪駄でさえ復刻できたのが数年待った自分からしたら奇跡です。最強となると、まさに天の恵みのような心持ちぜよ。













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